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吉田元所長の死について疑問を抱く。
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/518.html
投稿者 福助 日時 2013 年 7 月 15 日 00:01:11: Bec2vmwBuKH7M
 

福助です。

私は今回の彼の死についての報道について幾つかの疑問を抱いておりますが、参院選真っ最中において、原発利権と再稼動を守るために反原発勢力の得票が拡大する事を恐れて、国民から原発の危険性と放射能の恐怖から眼を逸らせる為に、彼の死を利用しようとする思惑が利権勢力と権力側のマスコミを使っての必死の謀略が窺われるのです。

彼吉田氏の死因は食道癌とか言われていますが、事実はそうなのでしょうか?

私は昨年7月下旬の「脳出血のため倒れ緊急入院、緊急手術」に注目していました。

この時点で口封じのために事件が起こされた可能性を考えたのです。

この時に生命は途絶える事はなかったのですが外に向かって語ることは出来なくなったのではないでしょうか。

そして、この度の死、または政治的に利用すべく、参院選のこの時期を狙って”死に至らしめた”可能性は考えられるのです。

何しろ「原発を守った英雄?」→「再稼動の為の英雄」として仕立て上げたのですから。

「死人に口なし」ですよ。

更に深読みすれば、昨年の入院の時点で既になくなっていて、今の時期に死亡を発表したとの疑いも考えられはします。

まるで武田信玄の事例の様な話になりますが。

何でもやりますよ。彼らは。隠す為に。間違った方向に国民を誘導する為に。

何しろ戦後システムの崩壊過程ですから不思議はありません。

安倍自民党はポスターで奇妙な事を書いていますね。

「日本が動き始めた」だって?

そうですね。

「日本が壊滅に向かって動き始めた」と言えますね。

安屁、あんたが黒堕と一緒に日本を崖に突き落としたんだ。

それを公明党のポスターが、

「安定は希望です」とか「実感できる景気回復」とかいって麻酔をかけてる訳ですね。

お粗末過ぎるね。

「原発戦士を祀る神社」でも建てて「名誉の戦死」を国民に奨励するかも知れませんよこいつ等は。


http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-458.html
吉田所長緊急入院は口封じのため? (陽光堂主人の読書日記)

 福島第一原発事故発生当時から現場を指揮していた吉田昌郎所長が、体調不良で入院のため、所長を退任することになりました。東京新聞は、本日付でこう報じています。(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011112902000032.html)

   福島第一 吉田所長退任へ 体調不良で入院

 東京電力は二十八日、福島第一原発の事故発生から現場を指揮してきた執行役員の吉田昌郎同原発所長が十二月一日付で所長職を退任し、原子力・立地本部付になると発表した。病気が見つかったためで、十一月十五日に原発を離れ、二十四日から入院している。

 東電によると、吉田氏は同月中旬に健康診断を受け、病気が見つかった。二十一日に吉田氏が西沢俊夫社長に伝えた。東電は二十八日、国に報告した。

 東電は、吉田氏の病名や被ばく線量を「個人のプライバシー」として明らかにしていない。被ばくとの因果関係は「主治医は無関係と判断しているが、確定していない」と説明している。

 吉田氏が作業員にあてたメッセージは公表した。「残念ながら重要な時期に(現場拠点の)免震棟を去らざるを得ない。皆さんと別れるのは断腸の思い。迷惑をかけ、おわびする。発電所を安定化させるべく健闘することを祈る」と書かれていた。

 吉田氏不在の間は、上司に当たる小森明生常務らが現場を指揮している。後任の所長は高橋毅原子力・立地本部運営管理部長で、十二月一日付で発令。同原発での勤務経験があるといい、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「収束作業や現場作業員の士気には影響しない」との見通しを示した。

    ◇

 細野豪志原発事故担当相は二十八日夜、東電福島第一原発の吉田昌郎所長が病気療養のため退任したことについて、都内で記者団に「放射線の影響ではないことは確認できている」と述べ、被ばくによる症状ではないと説明した。

 気になるのは、被曝が原因で執務できない状態になっているのではないかという点です。細野担当大臣は「そうではない」と断言していますが、それなら病名を明かして欲しいものです。国民的関心が高いので、この場合はプライバシーを優先させるべきではないと思います。

 吉田所長は、作業員思いの親分肌の所長として知られています。本社の無理な指示に抗議するため、テレビ会議の場にサングラス姿で現れたこともあります。関係者の間では、「福島第一原発に吉田がいなかったら、こんな程度では収まっていなかっただろう」と言われています。

 幾ら免震重要棟にいたとは言え、あの事故以来ずっと現場で指揮していたのですから、吉田氏は相当被曝しているはずです。しかし、今月12日に行われた記者会見では元気な姿を見せていたので、大したことはなさそうな感じでした。体調が悪いのに、無理を押して会見に臨んだのでしょうか?

 吉田氏は、12日の記者会見で、事故対応について率直に語っています。同日付の毎日新聞から、一部を引用します。( http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111113k0000m040050000c.html)

   福島第1原発:報道陣に公開 吉田所長「作業なお危険」

 報道陣はバスで1〜6号機の周辺を回った後、緊急時対策本部のある免震重要棟に到着。そこで吉田所長が初めて取材に応じた。吉田所長は冒頭、福島県をはじめとする事故の被害者に対し「発電所で事故を起こし、いろんなご迷惑、ご不便をおかけしたことを心よりおわび申し上げたい」と謝罪。「日本全国、世界から支援いただいたことが本当に励みになっている」と感謝の気持ちも強調した。

 同原発では東日本大震災の発生直後、すべての電源を喪失し、原子炉が冷却できない状況になった。吉田所長は「想定が甘かった部分がある。これからほかの発電所もそこを踏まえて訓練、設備を充実させていく必要がある」と事前の想定の不備を認めた。

 3月12日の1号機の水素爆発時は免震重要棟にいたが、「まずボンという音を聞き、1号機が爆発しているみたいだという情報が入ってきた」だけで原子炉の状況は分からず、14、15日には3、4号機でも爆発が発生。原子炉格納容器の損傷した2号機への注水も進まず「一寸先が見えない。最悪、メルトダウン(炉心溶融)も進んでコントロール不能になる、これで終わりかなと感じた」という。

 その後も高濃度の汚染水漏れなどがあり、危機的な状況を脱したと感じたのは「7、8月」。今後は「(年内に原子炉を冷温停止状態にする)ステップ2を確実に終了させるのが一つの目標。中長期のステップを考え、いろいろな提言をし、作業をこなしていくことが福島県民のニーズに応えることになる」と中長期の取り組みになる覚悟を語った。

 同時に「作業員の被ばくの問題は頭の痛い課題」と指摘し、作業・生活環境の改善を政府などに要望。自身の被ばく線量を問われると「個人情報なので差し控えるが、それなり(の数値)には、いっている」と述べた。

 3日後に入院する人の発言とは、とても思えません。今後の仕事に対する意気込みが感じられます。吉田氏の記者会見は15分でしたが、本来はもっと短い予定で、途中で何度も細野大臣から発言を制止されています。政府にとって具合の悪い発言をするのではないかと、細野氏は危惧していたようです。

 国民は、現場で指揮を採った吉田氏の言葉をもっと聞きたかったのですが、僅かしか報じられていません。更に重要な発言がなされたにも拘らず、報道協定で各社横並びになってしまった可能性もあります。

 今回の入院騒ぎは、何を喋るか判らない吉田所長の口封じの疑いもあります。急に発病して入院するということもよくありますから、本当に具合が悪いのかも知れませんが、衝撃の記者会見から僅か3日後という点に引っ掛かります。喋り過ぎたということもあるでしょう。

 事故原因を解明するに当って、吉田氏の存在は欠かせません。細野大臣は、吉田氏が回復後、職場に復帰することを望んでいると語っていますが、このまま消息が不明になったら、口封じの公算が高くなります。嘘ばかり流す東電と政府を信用するわけには行かないのです。

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2011-11-29 時事評論・雑感 コメント : 1 トラックバック : 0

http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-4393.html
[東電]吉田所長の深刻な病状 原発作業員はすべて死ぬの恐怖
(日刊ゲンダイ2011/12/1)
「日々担々」資料ブログ


事実は発表されないが被曝問題を追い続ける専門家はこう言い切った

「かわいそうだな、東電に捨てられたんだな。ニュースを聞いた瞬間、そう思いました。吉田所長の病気入院について、病名も被(ひ)曝(ばく)線量も公表されていない。なぜ隠すのか。吉田所長は、すさまじい放射能漏れの原発事故の最前線で8カ月も陣頭指揮を執っていた。常識的に考えて、恐ろしいくらいの被曝をしている。
集積された放射能による深刻な病状をだれもが疑うのは当然です。東電や政府は“病気と被曝の因果関係はない”と否定しますが、それが本当なら、吉田所長の被曝線量を発表すればいいじゃないですか。野田政権は反省もなく原発を海外に輸出しようとしている。それなのに日本の原発事故の中心にいた人の被曝線量を隠すなんて通用しないことです。“プライバシーの問題”でフタをして済む話ではないのです。被曝線量を公表しないということは、言えないくらい吉田所長の病状は深刻なのです。それでかわいそうだなと思ったのです」

こう語るのは報道写真家の樋口健二氏である。38年間、原発作業員の被曝問題を追い続け、記録写真に残してきた。「闇に消される原発被曝者」「原発被曝列島」など著書も多数だ。
会った原発作業員は1000人を超え、150人以上から生の証言をとってきた。その人たちは、被曝が原因で次々と死んでいる。

「原発内の作業で、暑くて暑くてマスクを外してしまう。すぐにアラームが鳴るから線量計のスイッチを切って長時間働く。被曝手帳すら持たず自分がどのくらいの放射能を浴びたのか分からない。それで病気になり、亡くなった下請け労働者をずっと見てきました。補償を求めて裁判になったケースもあります。しかし、いつも“因果関係が認められない”“持病でしょ”で片付けられてしまう。真相は闇に隠され、下請け労働者はボロ雑巾のように捨てられてきた。それが原発被曝者の歴史です。今回、大事故を起こし、東電の社員、それも福島原発所長という幹部が問題になっている。初めて被曝線量を公表し、因果関係を認めるのかと少しの期待があった。しかし、やっぱり隠す。吉田所長も東電に見捨てられたんだなと思ったのです。これはもう犯罪ですよ」(樋口健二氏=前出)

原発作業員は被曝で死んでいく。世界的大事故という教訓があっても、「闇に葬る」歴史が繰り返されようとしている。恐ろしい残酷な国だ。

※この貴重な媒体を応援しよう!
http://e.gendai.net/

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2011.12.01 ( Thu ) 20:40:43 | コメント ( 0 ) | トラックバック(0)
 

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コメント
 
01. 2013年7月15日 00:31:42 : fkOdl1f2Y2
東電で、食っている奴ら たくさんいると思うけど
そろそろ自浄作用を望む事は かなわないのかな.
 ま、東電 消え失せてくれても いんだけどね。

02. 2013年7月15日 03:09:11 : yy7D5jhcis
入院したら最後だ。パットン将軍もそれでやられた。

03. 2013年7月15日 05:30:39 : maxkpWHZCo
日本人はみんな死んでOK

04. 2013年7月16日 10:34:45 : 27rlyKHdms
脳出血ということは陰性体質が原因でしょうから
放射能との関係は明白だと思います。

病気は複合的な原因でなるものですが、
その中の一つではあるでしょうね。


05. 2013年7月16日 22:35:39 : vVX7meIswA
吉田所長、即ちフクイチメルトダウンの生き証人が死んだので菅は息を吹き返す。

カイワレ大根同様にプルトニウムをかじって欲しい。


06. 2013年7月18日 00:53:31 : DjRSHqZcvQ
福助様、貴重な投稿ありがとうございます。  先の「吉田昌郎前所長について、伝えられていないこと」も興味深く読ませていただきました。

福助様見解、吉田氏は口封じされたとのことですが、一連の入退院の経緯を聞き知る者の一人として同感させられるところがあります。というのも病院側の対応に疑問を抱かざるを得ない数々の点があるからなのです。もちろん病院の対応に患者側が不信を持つというのはありふれた話ではあります。しかしこの事は一病院だけのことではなく、続けて入院することになった複数の病院でも似たような印象を家族のものは受けたという事なのです。
家族が不信を持ち始めた出来事というのは次の様な事でした。
記されている通り、氏は社の定期検診でがんが発見され、直ちに緊急入院という事になったのですが、その割に実際の手術が行われたのは年をまたいで翌2月の事だったのです。これがそもそもの疑問の始まりでした。何故3カ月という期間が空けられたのか。癌の進行の度合いからすれば一刻の猶予もならなかったはず。実際手術は朝8時より5時(6時だったか)予定のところ更に1時間かかるほどの大手術だったのです。リンパ節も切除という事でした。
そして次に不信を覚えた事というのは手術後、細胞診に回された組織片の結果をなかなか知らされなかった事です。家族には手術はまずまず成功と伝えられ、あとは細胞診の結果を待って結論を下すという事だったのですが、それが1カ月を待っても2カ月を待っても伝えられず、その間家族の者はやきもきした想いをもち続けたのです。
それからこれは真偽の確かめようのない事で、あくまで疑いとしか言いようのない話なのですが、しかし単なる誤解としては片づけ難い次のような出来事があったので申し述べておきます。実は第一回目の手術を終えて夫人が帰途に就こうと電車に乗り込んだ時の事。その中で病院勤務の医師とおぼしき男性が連れ合いの者との会話に、「今日オペした患者の事だが開腹してみたら、思いのほかがんが進行していて処置なしだった。そのまま閉じてしまった」と言っていたのを近くでたまたま聞いてしまったという事なのです。そして更に続けてその患者の妻がある難病(と具体的にその病名を口に出して)を患っていると言っていたのですが、それが夫人自身の病と同じだったのです。
それを聞いてすっかり動揺してしまった夫人はしかしこの事をたまたまの偶然と思いこみ、心深くに押し込めてしまったのです。これを人から伝え聞いた私も同様、それをあかの他人の事と思い込むようにしましたが、今からこれを振り返ればあの医師らしき人物が口にしたのがまさに吉田氏の事だったと思わざるをえません。その後の病院の対応の数々がそう思わせるのです。
術後氏の病室の出入りは厳重に制限されました。親族であっても家族の者の直接の紹介なしには入室は許されませんでした。(そのために夫人は見舞客のあるたび同室することを要求され、ただでさえ難病を抱え体力のない夫人の大きな負担になりました)
それと引き換え東電関係者は自由に出入りするようでした。しかし何より不可思議に思えたのは病室には常にX氏という東電社員が詰めていた事。聞き伝えるところによると親族の一人はいつ見舞いに行ってもいつもX氏がいるという事で、この人は社員という事だが会社はどうなっているのか疑問に思ったという事でした。明らかに吉田氏の健康状態に関する情報漏れを病院側、さらにいえば東電側は危惧していたと言えます。
確かにこの時期東電にとっても社会にとっても吉田氏は重要人物で、不審な者を不用意に近づける事は出来ないのだから、いわばVIPな対応はやむを得ないとも言えます。しかしそのVIPな対応は情報管理にだけVIPなもので、肝心の治療に関してVIPであったとはどうやら言えないようでした。
家族の者たちがその後の他の病院でも一貫して感じ続けたのはおざなりな感じとあいまいさ、でした。何か治療方針について積極的な提案を聞くでもない、病状についても不得要領な説明しかなく、何かいつでも曖昧に引き延ばされている印象を持ったという事です。そしてどういう訳のものかその後他の病院にかかった時もこの感じは同じだったのです。そして忘れてならないのは、病院を移ってもX氏が病室に詰めている事はいつも同じだったという事です。
それはまるで当たり前のことのようでした。病院からの説明もややもすれば家族をも差し置いても身を乗り出して聞き、病院側もそれをさも当たり前のことのようにしていたのです。病院と東電ではおそらくなにかしら事前の合意はあったのでしょう。しかしその様子を伝え聞いて、家族には言えない事も東電には説明があったのではないかと勘ぐってもいます。それほどに家族にはちゃんとした説明はどの病院にもしてもらえなかった。
病院側の対応で疑問に思う事のひとつをここであげてみます。いくつもの転院先のひとつで脳手術の後、入院したリハビリ病院での事。つらいリハビリも持ち前の意志で懸命に取り組んでいたのだが、普段の夫をよく知る夫人の目にはそれでも大分つらそうに見えたので、どこか体の調子が悪いのではないかと検査を要求したところ、担当の若い女性の療法士に意志の力が不足しているのだと一蹴されたというのです。どう見ても尋常ならざる意志力の持ち主である吉田氏に投げつけられる言葉とは思えない。そしてこれを見過ごしにはできないのは、この時にすでに氏の病状は末期ともいえるステージに進んでいたからです。これに関し、当のリハビリ病院の注意義務とともに、要注意を伝えるべきK,O病院の責任はないのか。(ここまで書いて思い出した事だが、K,O病院は至近にあるT電病院に多くの医師を送り込んでいる、東電とは関係の深い病院のようである)
公表された氏の死因は食道がんという事ではありますが、実際には癌は肝臓、大腿部、肺など至る所に転移し、癌以外でもダメージは脳、心臓に及んでいます。こう書いてわかる方にはピンとくるでしょう、これは典型的な放射能障害の症状です。
いま、門田隆将なる作家がしきりとマスコミにあらわれ、どの局でもほぼ独演会状態で、一方的に喋りまくっています。そして常に強調するのは吉田氏にかかったストレスの大きさ、放射性障害ではないという事、です。これは何やらある勢力の意を呈してメディアに現われているような印象を受けます。
ついでにこの門田隆将氏の著書について一言述べておきます。これが吉田氏の望んだとおりの内幕本であったかすこぶる疑わしいものと言わざるを得ないという事です。吉田氏はかつて自らの手によって暴露本を執筆しようという意欲に燃えていた事を人づてに聞いております。事故当時の東電幹部に対する憤りはそれは激しいものだったということです。かつて福島の現場より東京に戻ってきた時に電話口で相手方(恐らく東電幹部)に対し「ほんとのこと言っちゃっていいんですかねえ」と半ば脅すような口調で話していたということもきいております。そして東電幹部とあまりに激しくやりあうのをはたで見ていた夫人は恐れ、もう少し押さえてほしいと懇願するほどだったそうです。そしていま振り返るとこの夫人の危惧は半ば当たっていたと思えない事もないのです。
話を門田氏の著書に戻します。この本の出版経緯について、門田氏本人は週刊現代でこう述べています。「あるルートが吉田さんに繋がり、病床で私の手紙と著作を吉田さんは読んでくれる事になった。吉田さんは私の戦争関係の著作を読んで、『会う事』を決断してくれた」しかし私が聞いた話ではそもそもこの話はさきのX氏など東電関係者が進めたことで、これを本人にどう説得したかはわかりませんが、一応勧めに従ってインタビューに応じはしたものの、この時点ですでにどれほどのものに仕上がるかおおよそ察しがついたのではないでしょうか。少なくとも本人が思いのたけを尽すようなものでなかった事でないことは確かです。そのことを思わせる次のような話を聞いております。
出来上がった著書をさきのX氏が「よしやん(吉田氏のこと)、いい本が出来たよ」と差し出したところ、それを吉田氏は手に取ってみる事もしなかったそうです。そのときには脳終結の後遺症で半身麻痺の状態になり、すでに自ら執筆することもかなわない。そして自分を取り囲む包囲網が徐々に狭められているのを感じていた氏が、その出来上がった本を見ての思いというのはただ忌々しさだけだったのではないでしょうか。
今まで私が書き連ねた事はあくまでご家族周辺から漏れ伝わった話を受けて自分が思った事をしたためたまでのことでしかありません。しかし同様にこの話を聞いた者たちの多くが抱く感想でもあります。テレビや雑誌などが伝えるイメージに違和感を抱く者が多いという事でもあります。そして事実は隠ぺいされているという印象を、これまで私の書き連ねた事を読んでいただけた方には感じ取っていただけるかと思っています。


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