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福島第1原発で、またしても、住民と漁業関係者を不安にさせる事態が明らかになった。
福島・南相馬市の釣り人は「また始まったな。がっかりだな」と話した。
福島第1原発で8日、観測用に、海からおよそ25メートルの場所に掘られた井戸から地下水を採取したところ、放射性セシウムの濃度が、1リットルあたり2万7,000ベクレル(Bq)と、基準値より、これまでにない高い数値が検出された。
この数値は、3日前と比べると、およそ90倍にあたり、事故後に観測を始めてから、最も高い値となった。
5月24日に、海からおよそ25メートルの場所に掘った別の井戸から地下水を採取した際、1リットルあたり50万ベクレルと、高い濃度の放射性トリチウムが検出されていた。
しかし、セシウムが検出されていないことから、東京電力は「事故直後に漏えいした汚染水が地下に残っていた」として、新たな汚染水の漏えいについては、否定的な考えを示していた。
東京電力は、6月19日の会見で「セシウムについては、土壌で吸着されますけれども、トリチウムは、地下水によって移行してきたという経路が考えられるということでございます」と話していた。
しかし今回、地下水のセシウムの濃度が急激に上昇したことから、汚染水が別の場所から漏れている可能性が出てきたことになる。
また、東京電力は6月、海水の放射性物質の濃度に上昇が見られないとして、海へ漏えいした疑いは低いと説明していた。
東京電力は、6月19日の会見で「地下水の移行には、時間がかかるものでございますので、海側への影響ということで見たときに、まだ、過去のばらつきの範囲内ということで、影響は見られない」などと話していた。
ところが、7月3日に原発の港で採取した海水からも、高い濃度のトリチウムが検出されるなど、汚染水が海に漏えいしている可能性が出ている。
福島・相馬市にある松川浦漁港の漁師は、「今さら、いいですね。何が起きても、たぶん、もう状況は大きく変わらないので」、「(東電は)『流さない流さない』と言ってるけど、うそついてるから。完全にセシウムが出なくなり、漁を再開してもらった方が、うち的にはいい」と話した。
今回の事態について、東京電力は「セシウムが3日間で上昇した理由や、海への影響はわからない」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130709-00000566-fnn-soci
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