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記者会見する原子力規制委員会の田中俊一委員長=3日午後、東京都港区で
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013070402000120.html
2013年7月4日 朝刊
原子力規制委員会が三日、九月の定期検査入りまで関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転継続を認めた。ただ、委員からは、関電の安全意識の低さを批判する意見が相次いだ。
この日の実質的な議論は十五分ほどだったが、話の内容はほとんどが関電の姿勢に関するものだった。
「技術的な面では、(運転継続の)結論を支持する。しかし、関電の安全への意識や行動を評価するというのであれば、合格点には達していない」
中村佳代子委員は四月からの作業を振り返り、関電が対策を小出しにし、どの辺まで取り組めば規制委が運転継続を容認しそうか探る姿勢を感じたことを挙げ、関電の姿勢を厳しく批判した。
島崎邦彦委員は、原発の地盤を三次元で詳しく調べ、想定外の揺れに襲われないよう備えるよう新基準で定めたのに、関電が積極的に取り組もうとしないことを問題視。「ほかの場所の地盤構造と同じだろうという安易な把握の仕方に、びっくりしている」と苦言を呈した。
ほかの原発でも安易な考えが横行していることを疑い、「今後の原発の審査では、地盤構造の把握が重要になる」と述べた。
高速増殖原型炉「もんじゅ」の点検漏れをはじめ、このところ原子力の関連組織で安全軽視をうかがわせる問題が相次いでいることを念頭に、田中俊一委員長は「今回も、安全文化を一歩ずつ、つくり上げることが、わが国の最大の課題であることが明確になった」と指摘した。
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