http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/355.html
Tweet |
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013062802000237.html
2013年6月28日 夕刊
再生可能エネルギーによる世界の発電量は、二〇一六年に天然ガス火力発電を超え、石炭火力発電に次ぐ第二の電源になるとの予測を、国際エネルギー機関(IEA)が二十八日までにまとめた。発電量は約六兆一千億キロワット時に達し、原子力発電の二倍になるという。
クリーンなエネルギーを求める声の高まりやコストの低下によって、風力や太陽光発電が世界的に拡大しているため。IEAのファンデルフーフェン事務局長は「多くの再生可能エネルギーは経済的な誘導策がなくても普及するようになったが、さらに拡大し続けるには中長期的に安定した政策が必要だ」と訴えている。
IEAによると、大規模水力発電を含む再生可能エネルギーによる一二年の発電量は四兆八千六百億キロワット時で、一一年に比べて8・2%増加。石油や石炭、ガスなど他の電源と比べて最も成長が著しく、一八年には一二年比で約40%増の六兆八千五百億キロワット時になると予測した。
総発電量に占める割合は一一年の20%から、一八年には25%に上昇するとしている。水力を除いた風力、太陽光、バイオマス、地熱発電の合計で見た場合、一一年の4%から一八年には二倍の8%になるという。
地域別では中国を中心とした新興国や発展途上国で増える見通しで、欧州や米国での伸びの鈍化を補うとしている。
発電コストが高いという問題も克服しつつあり、既にブラジルやトルコ、ニュージーランドの陸上風力は化石燃料に比べて安い電源となった。
また、太陽光発電を自家発電として使った場合、多くの国で電力会社から買う電気よりも安い手段になっているという。
<再生可能エネルギー> 自然の現象を利用して繰り返しつくることができるエネルギーの総称。太陽光や太陽熱、風力、地熱、水力、バイオマスなどを使った発電や熱の供給が含まれる。化石燃料を燃やす火力発電やウランを燃料に使う原発とは異なり、資源に限りがない。核燃料のような危険性がなく、温室効果ガスの排出もごく少ない。建設により環境を損なう大規模なダムの水力は、再生可能エネルギーに分類しないこともある。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。