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2013年06月30日15:11 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
■東海村で独自検査
茨城県東海村は26日、村が独自に行ってきた甲状腺超音波検診の結果を発表した。2012年11月〜2013年4月末までの検査で、約4人に1人に「経過観察」あるいは「要精密検査」とされる異常が見つかったという。
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■24%の子どもに甲状腺異常
福島第一原発事故を受け、茨城県東海村では、中学生化の子どもを対象とする甲状腺の超音波検査を実施してきた。対象となる子ども6000人のうち、今回検査結果が発表されたのは、2012年11月5日〜2013年4月30日までに希望して検査を受けた988人分。
このうち230人が「経過観察」と判定され、7人は「要精密検査」とされた。全体の24.0%、約4人に1人に異常が見つかったことになる。同村では、要精密検査とされた子どもの家庭に対して、保健師が訪問し、専門医療機関の紹介や精神的なケアなどの対応にあたるという。
■やはり出る子どもの甲状腺異常
福島第一原発事故が起きるまで、子どもの甲状腺異常は1%未満とされてきた。チェルノブイリ事故が起きた当時でさえ、放射性物質による汚染がなければ、子どもの甲状腺異常はきわめて少ないというのが、医学的な常識で、甲状腺がんにいたっては100万人に1人程度しか発症しない、とされていた。
福島県で行われている検査では高率で甲状腺異常の子どもが見つかり、甲状腺がんの子ども、甲状腺がんの疑いがある子どもは、すでに27人にのぼる。
2011年度からの2年間で、甲状腺検査を受けた子どもは約17万5000人とされており、甲状腺がんおよび疑い例の発症率は、これまで常識とされてきた率の100倍近い高さだ。
■チェルノブイリだけを根拠に否定
これに対して、必ず出てくる専門家の意見は「チェルノブイリでも事故後4〜5年たってから甲状腺がんの増加が見られているので、現在検査で見つかるものは福島第一原発とは無関係」というものだ。
人種も違えば、食べているものや被爆状況なども異なる。チェルノブイリただ1例を根拠に「だから福島原発事故のせいではない」とするのは、全く科学的な分析とはいまい。
福島第一原発事故後、高率で子どもの甲状腺が発見されている。少なくともこの点については、疑いの余地はない。
外部リンク
◆東海村
甲状腺超音波検診の実施状況について
http://www.vill.tokai.ibaraki.jp/viewer/
(税金と保険の情報サイト)
http://www.tax-hoken.com/news_aJHYOy2wsQ.html
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「チェルノブイリでも事故後4〜5年たってから甲状腺がんの増加が見られているので、現在検査で見つかるものは福島第一原発とは無関係」という言い訳は,もう聞き飽きた感があります。
それを根拠に被曝との因果関係を否定する人は,『日本の放射能のほうがチェルノブイリよりも強烈だった』という可能性と,『チェルノブイリでも4〜5年も経たないうちから同じような変化は生じていたが検査から漏れていた,あるいは検査されていたが隠蔽された』可能性を考えることができないのでしょうか?
言い訳にもなっていないと思います。
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