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被曝後の日本に、いま、水俣学が示唆すること。バンダジェフスキー博士・セミナーテキストの充実度。
2013-06-29 09:35:00 |
福島第一原発 東京講演受付中!
【7/20(土)バンダジェフスキー博士東京講演 with 木下黄太】
開場13:40 開演14:30 場所:新宿文化センター 大ホール
e+お申込み⇒PC用購入ページ
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002103383P0050001P006001P0030001
携帯用購入ページ
http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002103383P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO
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岩波の『科学』2012年1月号に、亡くなられた原田正純先生が、「いま、水俣学が示唆すること」という内容を書かれています。この話は、福島第一原発事故、被曝した日本の現在にとって示唆する内容が多いと僕は思います。僕が読んでのポイントのみ列挙しますので、バックナンバーを購入されるか、図書館でお読みください。
〇1956年に3歳と5歳の女児が相次いで脳症状を起こしたと水俣保健所に届け出から水俣病事件は始まったが、以前からネコ、ブタ、イヌ、イタチまで狂死、水鳥や烏の落下事象が存在。
〇「原因」=水俣湾魚介類にもかかわらず、「原因」と「病因物質」をすり替え。「原因不明」として行政が有効手段取らない構図。病因物質確定まで被害が拡大する構図。
〇熊本大学の有機水銀説をチッソの要請をうけた日本化学協会が日本医学会会長を委員長とする委員会を設立させ、東京の学者による原因曖昧化、はっきり言うと潰しにかかった。
〇これほどの社会的事件を医学の枠に閉じ込めたことの問題点。少なくとも学際的研究の必要性。
〇病因物質確定によって、水俣病終焉という認識の誤認。被害の広がりなどを確認する"下りの研究"の必要性あるも、当初は"終わった"とされる。
〇世間の風潮、マスコミなども、高度経済成長を背景に、解決モードに。
〇胎盤を通過して中毒が胎児に起こることは人類歴史上初めての経験。
〇患者を典型的重症者に限定、発生地区、時期も、極めて狭く限定的にした問題点。
〇他分野研究者が非協力、メチル水銀説否定、被害実態の解明を怠る。
〇未来への教訓は初期の無策、失策という皮肉。被害者救済、安全対策、地域経済対策、差別対策は未解決のまま。
〇足尾鉱毒事件との類似。複合汚染指摘専門家外し、東京帝国大学の学者が鉱毒影響否定報告書。
〇企業と行政の一体化で、被害の縮小化を図る構図。「医学と裁判は異なる」と開き直る構図。
〇現場に学ぶこと。被害者(当事者)に学ぶこと。弱者の立場にたつこと。専門領域を取り払ったバリアフリーの学問的立場をとること。
〇"学問の中立"は権力と被害者の力が同等でない現状では、"学問の中立"は権力側に立つことにしばしばなる。
〇「水俣学研究センター」は、患者はもちろん誰にでも開かれた研究拠点であることを目指している。
故原田正純先生が、熊本学園大学水俣学研究センターのセンター長を務められていたのは、良く知られています。なお、この『科学』2012年1月号は、「リスクの語られ方」という特集で、読むべき記事が多いと、個人的には思います。『科学』は、専門誌の筈なのですが、僕にとっては、福島原発事故後は、総合雑誌の役割のように思えます(総合雑誌に読むべき話が皆無という状況が、3.11.後に加速している現実と関係するのかもしれません)。
さて、こうした水俣でもおきているよりも、さらにさらに厳しい状態の中で、チェルノブイリ事故後、ベラルーシ政府に逮捕拘束されてまで、体内における放射性物質の危険を、指摘しようとしたのが、バンダジェフスキー博士です。彼は、こうした熊本の医学者と同じような立場でしたが、さらに苦しかったのは、下手をすると、政府に殺される間際まで追い詰められたということです。こういう医学者が、まずどのような思いで、福島第一原発事故後の日本に関わろうとしているのか、皆さん確認して下さい。根底には同じような思いがあると僕は推察します。
バンダジェフスキー博士のセミナーテキストは、二段組でなく、普通の組み方にして、略語と参考文献のページを入れて、ほぼ52ページ程度の状態になっています(編集を工夫しました)。これに英文で書かれている血液関連の情報を追加翻訳しているので、60ページ程度の冊子になると思います。実はこの量は、公刊されている彼の書籍と、ほとんど分量が変わりません。公刊されている本はロシア文や英文でページが膨らんでいますから。監訳者の有名教授なるものを存在させる余裕は時間的にもありせんが、翻訳の方と、ある医師との間で、医療用語の相互チェックは行っています。こうしたテキストを、突貫ですが作業して、提供できるのは、多分かなり意味があると思います。僕が読んでいる限り、テキストの中身の充実度は高いです。
英語文献の訳者は、原発関連の仕事も多く、一般人よりもこの領域の書籍を数多く読んでいる方ですが、「今回のテキストが意味が大きいのは、他に日本語で公刊されているデータの中で、こうしたデータはやはり存在しないものだから、そのオリジナル性が高いし、一つ一つのデータが参考になるものが多い。これは、貴重な情報だと思う。」そう僕に話しています。
英語文献は、バンダジェフスキー博士が90年代に書いた著作物を、そのまま画像撮影して、メールで送ってきたものを、翻訳しています。多分、こうした情報は、今回の日本講演開催がなければ、日の目を見なかったものだと思います。
オリジナルテキストばかりでなく、こうしたデータもあわせて、それなりのボリュームで仕上がってくると思います。これもバンダジェフスキー博士自身が、一年四ヶ月を経て、日本でどのような情報提供を行いたいかによるものだと認識しています。
また、今回の来日が前回と異なるのは、前回は初来日で、日本側との関係も、はじめてですから、お互いが手探り状態で行っていたことです。日本という国に来たこともありませんから、そうした観点からも、自分がどれだけ必要とされているのかを、彼も探りながらの来日だったと思います。今回は、二度目ということで、日本でどのようなことを望まれていて、それにどのように答えるべきなのかを、かなり考えて、本人は来日されるということです。こうした異国の被曝問題に関して、関わることは、トライアルとして難しい話です。チェルノブイリと日本では、経済水準も医療水準も食べ物も違います。この点も踏まえて、セミナーや講演は続くことになります。
今回は、招聘に関しては、博士と僕とが直接やりとりもしていますので、現在のところ、齟齬はなく、順調に推移しています。
次回があるのかどうかということは、博士の健康面も含めて、何とも言えません。内容に相当なボリューム感がありますし、今回の来日で、医療関係者などを中心に、彼のエッセンスが伝わればよいと僕らは考えています。また、一般の方、特に汚染地にいる方々には、自分たちの防御の根幹を確認するためにも、足を運ばれることをお勧めいたします。
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「実際上、若年者の生体の外部被ばくと内部被ばくの影響の問題は、まだ十分には分かっていない。特に、汚染地域に住む子供の内部被ばくの蓄積線量に対応した免疫系と造血系の変異に関しては、比較データが不足している。したがって、チェルノブイリの放射性降下物による放射能汚染レベルの異なる各地域における子供の免疫および血液学的状態のスクリーニング調査は、実践的重要性が非常に高い。」 バンダジェフスキー博士2013専門家セミナー(京都&東京)テキストより(仮訳・鋭意翻訳中)
*セミナー両会場とも、一般の方で関心のある方の参加も可能。大会場の講演会場と異なり、セミナーは、直接、バンダジェフスキー博士と話す機会があります(人数限定の為)。
【7/14(日)京都 専門家&医師向けセミナー】
9:00開場。9:30〜16:30終了。 17時半迄延長可能性。逐次通訳。開催場所は京都駅至近、キャンパスプラザ京都。
詳細・参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/96723/
【7/21(日)東京 専門家&医師向けセミナー】
9:10開場。9:30〜16:30。逐次通訳。恵比寿駅5分の会場。
詳細・参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/97131/
*両会場とも、電話申込も可能です。 080-8051-3045 (11時〜19時 木村)
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僕が、随時更新作業を続けています。
バンダジェフスキー博士2013日本講演公式HP⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/
専門家セミナーチラシ⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7/
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福島避難者と福島県民は無料です。
【7/11(木)バンダジェフスキー博士新潟講演 with 木下黄太】
開場:13:30〜/講演:14:00〜16:30頃迄に終了予定
会場:東区プラザ/ホール(定員300名) 新潟市東区下木戸1-4-1(東区役所2階)
参加費:1,200円 中学生以上。
福島の方は無料(新潟講演のみ。当日、何かわかるものをご提示ください)
託児:下記までお問い合わせください。
お申込み・お問合せ先: E-MAIL:hepati@msn.com 電話: 080-6607-6940(阿部)
(参加者のお名前、人数、ご連絡先、お子様などがいる場合はそれも明記して、できる限りメールでお願いいたします。福島の方は、その旨もお伝えください。電話は常識的な時間で対応可能)
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福岡講演、「こくちーず」予約=前売り扱い、人数限定。
【7/12(金)バンダジェフスキー博士福岡講演 with 木下黄太】
場所:福岡市立早良市民センター大ホール 福岡市早良区百道2-2-1 地下鉄藤崎駅前至近
時間:開場18時 開演19時 21時15分終了予定
前売:1200円 当日:1500円
こくちーず経由の申込みも、前売り料金扱いで会場対応致します。必ず確認メールの画面をプリントアウトか携帯画面でお示し下さい。人数限定の対応です。お急ぎください。
こくちーず申込⇒http://kokucheese.com/event/index/98019/
e+PC用購入ページ
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002102855P0050001P006001P0030001
e+携帯用購入ページ
http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002102855P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO
問合せ先 infohukuoka@gmail.com
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岡山講演も「こくちーず」予約=前売り扱い、150人限定。
【7/13(土)バンダジェフスキー博士岡山講演 with 木下黄太】
開場13時半 開演14時
◎会場 岡山県総合福祉会館 大ホール 岡山市北区石関町2−1
◎料金 前売1,200円 当日1,500円
※前売券が事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。
※座席が必要なお子様は、大人と同一料金が必要です。
※託児やキッズスペースの用意はございません。
◎こくちーずでネット予約(150人限定)
http://kokucheese.com/event/index/97677/
上記サイトで予約して頂いた方は、当日会場で前売り料金で入場できます。
※申込完了メールが予約票の代わりとなります。
プリントアウトか携帯電話のメール画面を当日ご提示下さい。
◎電話予約
フリーダイヤル0120−240−540 カンフェティチケットセンター 平日10時〜18時
※予約時に払込票番号をお伝えしますのでメモをご用意下さい。※予約有効期間内に、払込票番号を持ち、セブンイレブンのレジでお支払い。※お客様の都合によるお支払い後の変更・取り消しは出来ません。※手数料210円が別途必要です。
◎お問合せ先 bandazhevskyokayama@gmail.com
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京都講演・午後(昼)は満員です。夜の部にお申込み下さい。
京都講演、夜の部は受付中。
【7/15(月・祝) 夜 バンダジェフスキー博士京都講演 with 木下黄太】
17:30受付開始。18:00スタート。 途中10分休憩。20:15頃終了予定。
場所:ひと・まち交流館 京都 大会議室 参加費1500円当日支払いのみ
詳細&参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/98253/
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徳島講演、四国唯一の開催!
【7/17(水)バンダジェフスキー博士徳島講演 with 木下黄太】
18:00開場 18:30スタート 20:30終了予定
場所 あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室
・メール申込:info@panda.eek.jp
「申込者のお名前、参加人数、参加者全員の名前、電話番号が必要事項」
・ネット申込
http://kokucheese.com/event/index/96047/
・前売りチケット販売。小山助学館、平惣各店、徳島大学生協など。
日時 7月17日(水) 18:00開場 18:30スタート 20:30終了予定
場所 あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室
料金 前売り&予約1200円 当日1500円 定員300名 座席のいらない幼児は無料
保育無しですが、一時待避用として和室を借ります。(音声だけでも流せないか検討中)
電話問い合わせ 070-6434-6318 (柏木)
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