【東電からの連絡】福島第一原発、港湾内海水のトリチウム測定結果（おしどりマコ）
http://no-border.asia/archives/9963
2013年6月29日　News Log

今月は漏えいが多すぎて、
何の測定結果が出たんだっけ、地下貯水槽？　淡水化処理装置のＲＯ３？　多核種除去装置のバッジ処理タンク？
あ、タービン建屋東側の観測孔ね、一番海に近くてシビアなやつね！！
という感じ。

先週、６月１９日に観測孔から高濃度の汚染が発見されました。

「２号機タービン建屋観測孔からトリチウムが５０万Ｂｑ／Ｌ検出」
http://no-border.asia/archives/9567

http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/14699.jpg

どこからの汚染が影響しているかわからないので、観測孔��1の周囲に穴を掘って観測し、
どちらから汚染の影響を受けているか、調査することになっていました。

��1の周囲に４方向掘削して、観測孔のための観測孔を作りました。
私がぶら下がりで聞いたお話では、
１号機の影響か、２号機の影響かどちらかだと思うがそのような傾向を見たい、
とのことでした。

こちらを見ると��1の周囲の掘削というのがお分かり頂けるでしょうか？

http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/14700.jpg

で、本日、東京電力から来た緊急メールによりますと。

地下水観測孔��1の傾向を調査するため、新たに堀った観測孔、
地下水観測孔��1-1（地下水観測孔�ｂPの東側（海側）から
全βが3,000 Bq/Lという高濃度で観測されたとのこと。

地下水観測孔�ｂPの全βは1,400 Bq/Lなので（これも高濃度の汚染だけれど）
海側のほうが汚染度が高いってどういうこと？

海の方向から汚染されているということ？

ちなみに、観測孔 ��1は海から２５ｍで、観測孔��1-1は海から６ｍです。

では、観測孔��1の意味なかったな…

＊＊＊＊＊＊＊＊
（東京電力からのメール、１４：２１）
────────────────────────────────────
東京電力からのご連絡
────────────────────────────────────
報道関係各位

本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。

○福島第一原子力発電所１〜４号機タービン建屋東側観測孔においてトリチウム
及びストロンチウムが高い値で検出されたことについて、その後の状況につい
ての続報です。

○本日（６月29日）、地下水観測孔�ｂP、６月27日に新たに設置が完了した地下
水観測孔��1-1（地下水観測孔�ｂPの東側（海側））および港湾内海水について
昨日（６月28日）採取したガンマ核種および全ベータの測定結果、また、６月26
日に採取した地下水観測孔�ｂQおよび�ｂRのトリチウムの測定結果が取りまとま
ったことから、お知らせいたします。

○地下水観測孔�ｂPおよび、港湾内海水のガンマ核種および全ベータの測定結果は、
前回と比較して大きな変動はありませんでした。
地下水観測孔��1-1（地下水観測孔�ｂPの東側（海側））のガンマ核種の測定結果
は地下水観測孔�ｂPとほぼ同等の値でしたが、全ベータは、地下水観測孔�ｂPの
1,400 Bq/Lに対して3,000 Bq/Lと高い値を示しております。

○今後、当該箇所のトリチウムの測定結果につきましても、取りまとまり次第、
お知らせいたします。

○また、６月26日に採取した地下水観測孔�ｂRのトリチウムの測定結果は、前回と比
較して大きな変動はありませんでしたが、地下水観測孔�ｂQのトリチウムの測定結
果は、前回と比較してわずかに上昇が確認されたことから、今後は監視を強化して
まいります。

○引き続き、護岸の地盤改良工事などの汚染拡大防止対策を鋭意進めてまいるととも
に現在掘削中の他の箇所の追加ボーリングの結果や港湾内や放水口などの海水の
分析結果を踏まえて総合的に監視を強化してまいります。

＜地下水観測孔�ｂP＞
・６月28日採取分：セシウム134　ＮＤ（0.40 Bq/L）
セシウム137　ＮＤ（0.43 Bq/L）
全ベータ 1,400 Bq/L
・６月25日採取分（お知らせ済み）：
セシウム134　ＮＤ（0.39 Bq/L）
セシウム137　ＮＤ（0.49 Bq/L）
全ベータ1,400 Bq/L

＜（新規）地下水観測孔�ｂP−１＞
・６月28日採取分：セシウム134　ＮＤ（0.41 Bq/L）
セシウム137　ＮＤ（0.51 Bq/L）
全ベータ 3,000 Bq/L

＜地下水観測孔�ｂQ＞
・６月26日採取分：トリチウム 850 Bq/L
・６月21日採取分（お知らせ済み）：
トリチウム 560 Bq/L

＜地下水観測孔�ｂR＞
・６月26日採取分：トリチウム 1,600 Bq/L
・６月21日採取分（お知らせ済み）：
トリチウム 1,600 Bq/L
＜取水口内北側海水＞
・６月28日採取分：セシウム134　15 Bq/L
セシウム137　33 Bq/L
全ベータ　230 Bq/L
・６月26日採取分（お知らせ済み）：
セシウム134 6.1 Bq/L
セシウム137 13 Bq/L
全ベータ 200 Bq/L

＜１、２号機取水口間海水（表層）＞
・６月28日採取分：セシウム134　8.5 Bq/L
セシウム137　19 Bq/L
全ベータ　180 Bq/L
・６月26日採取分（お知らせ済み）：
セシウム134 6.2 Bq/L
セシウム137 11 Bq/L
全ベータ 260 Bq/L

＜１、２号機取水口間海水（下層）＞
・６月28日採取分：セシウム134　7.5 Bq/L
セシウム137　17 Bq/L
全ベータ 180 Bq/L
・６月26日採取分（お知らせ済み）：
セシウム134 6.2 Bq/L
セシウム137 9.3 Bq/L
全ベータ 210 Bq/L

○本メールには返信できませんのでご了承ください。

以　上

コメント
01. 2013年6月29日 22:13:30 : ra9B6WLv8A 地下水は、海底湧水口から海に流れ出していると考えられる。 海底湧水口が、福島第一原発港湾内にある可能性は低いと思われる。 地下水汲み上げ井戸の深さは３２メートルと聞いているが、観測孔の深さは、どの位であるのだろうか？ 観測孔の地下水からＣｓ−１３４とＣｓ−１３７が検出限界以下にも関わらず、全ベータ核種（ストロンチウム９０？）が検出されているのは、それぞれの核種の環境中における挙動の違いによるものであろう。 放射性セシウムは、土壌の成分と結合し固着する傾向があるのに対して、ストロンチウム９０は、水溶性で水とともに移動する傾向があるのかもしれない。 トリチウムの発生源は、圧力容器内に存在する物（ホウ酸、制御棒、核燃料棒）以外ではあり得ないので、圧力容器、格納容器ばかりか、原子炉建屋そのものが損傷したことを暗示している。 また福島第一原発からは、放射性銀（Ａｇ−１１０ｍ）が異常な割合で検出されている。 これは、臨界が不規則に継続している結果生成された、核分裂生成物である放射性ヨウ素を銀を使って吸収しているために起きている現象かもしれない。 放射性銀は、銀がヨウ素吸収反応で生じた化合物、ヨウ化銀の一部として存在する。
02. 2013年6月30日 10:50:17 : JYSqgoC1Hg トリチウムであれ、ストロンチウムであれ魚では調べられていない。魚食の日本は これを放置すれば滅びるだろう。

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