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2013/6/27 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
株主総会の時間は過去2回の半分
いったいどこが“新生”なのか。東京電力がきのう(26日)都内で開いた、実質国有化後初の株主総会は、完全に拍子抜け。開始1時間も経たずに株主から〈会長が代わったので何か変化があるかと思っていたが、何の変化もない〉といった声が飛ぶなど、中身はまるでゼロだった。
脱原発を求める内容など、過去最高となる15件の株主提案は東電側がすべて事前に反対、もちろん総会でも否決された。
それより許せないのは、東電が総会そのものを形骸化させてしまおうという意図がミエミエなことだ。総会に参加した経済ジャーナリストがこう言う。
「下河辺会長の議事運営は勝俣前会長に比べてものらりくらり。株主の声を真摯に聞くには程遠いやり方です。株主から〈時給1000円で働いてはどうか〉と質問されても、〈役員の報酬額は報酬委員会で相応の金額ということで決定させていただいた。株主様のご意見ということでお伺いさせていただく〉とシレッとしたものでした」
昨年の株主総会では威勢のよかった猪瀬都知事も、今回は参加せず。それにがっかりしたのか、東京都の担当者が質問すると、ある株主はツイッターで〈猪瀬知事もやはり口先だけオリンピックと引き換えに雲隠れ……マスコミも大々的に取扱いナシか〉とつぶやいていた。
総会の開催時間は、福島第1原発事故直後の2011年は6時間9分、実質的な国有化を決めた12年は5時間31分だったが、今回はたったの3時間41分。株主の質問も途中で遮られた。チャッチャッと終わりたいのがあからさまだ。
東電によれば、出席株主数は2090人。昨年の4471人から半数以下に減った。1万人以上収容可能な国立代々木第1体育館はガラガラだった。
「原発事故から3年目。東電は税金で助けてもらっているのだから、もっと謙虚な姿勢があっていいはず。でも、世間の注目が薄れるのをいいことに、“高慢”体質に逆戻りです」(前出のジャーナリスト)
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