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2013年06月27日 09時26分(最終更新 06月27日 14時13分
関西電力高浜原発3号機(福井県高浜町)で使用するウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を積んだ英国籍の輸送船「パシフィック・イーグレット」が27日午前7時ごろ、製造元のフランスから同原発の専用岸壁に到着した。国内原発へのMOX燃料搬入は、福島第1原発事故後初めて。通常の原発でMOX燃料を使うプルサーマル発電の再開時期は、原子力規制委員会の審査もあり、不明だ。
関電の八木誠社長は26日、株主総会後の記者会見で、来月にも再稼働申請する高浜3、4号機でプルサーマル発電の実施を前提にする方針を示している。
高浜3号機のプルサーマル発電は、2010年末に燃料集合体8体が取り付けられ、11年1月から関電の原発で初めて本格発電を実施。フランスで3号機用燃料20体が製造されており、11年春に輸送する予定だったが、東日本大震災の影響で「十分な警備体制が取れない」などとして延期されていた。
フランス側から、長期保存されている状況を解消するよう要請があり、今回の輸送が決まった。輸送船は今年4月18日(日本時間)、護衛用の輸送船とともにフランス・シェルブール港を出発。アフリカ南端の喜望峰を経て南西太平洋ルートを通り、日本に向かっていた。
【松野和生、柳楽未来】
- MOX搬入:高浜原発周辺で150人が抗議行動 (毎日新聞) ナルト大橋 2013/6/27 16:34:49
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