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「あったことがなかった」になる歴史修正主義が蔓延してしまうと、その思考法は多方面に及び、原発震災でも容易に「あったことがなかった」になるのだろう。よって「あったことがなかった」とするヨシリンの馬鹿漫画が書店に大量に平積みされていた効果は原発震災でも犯罪企業に有利に働くのだろう。
放射性物質の被曝では大量に被曝しない限り、「今すぐ死なない」のは確かだが、要するに放射性物質が人間をゆっくり殺してくれるおかげで東電という犯罪企業が野放しにされているわけだ。これはゴロツキ企業のモンサントの遺伝子組み換え食品でも同様であろう。
１万円野郎・福沢諭吉が「最も恐るべきは貧にして智ある者なり」と認識して愚民政策を推奨したことから分かるように、要するに戦後、文春、新潮、小学館、産経という企業が貧乏人を馬鹿にする洗脳を日々行ってきたことで今のネット右翼の隆盛があり、国会議員は右翼政治屋ばかりという惨状なのである。よって民主主義で選ばれた政治屋が民主主義を破壊する憲法に変えることも今では可能なわけだ。
▼安川寿之輔『福沢諭吉のアジア認識』（高文研） ２３５頁――
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「天」に代わって日本「人の上に」天皇制と「帝室の藩屏」としての華族制度をつくりだした福沢諭吉は、その日本「人の下に」被差別部落民の存在する事実になんらこだわることなく、「東洋政略論」で日本「人の下に」アジア諸国民を置き、百篇をこす論稿で男性「の下に」女性をおく家父長制的女性論を体系化し、金持ち「の下に」貧乏人を位置づけた教育論を構築した。たとえば、「今の世」で「最も恐るべきは貧にして智ある者なり」という考えに基づき、“貧智者”の出現阻止のために官立大学を廃止して私学に改変することを主張したり、学問 教育も一種の商品だから金持ちが「子の為に上等の教育を買ひ」中等は中等の教育、貧民は下等の教育を購入するという貧富に応じた複線型学校論を主張し、それを合理化するために、豪農 豪商 旧藩士族の「良家の子弟（男子）は「先天遺伝の能力」をもつという遺伝絶対論も主張した。こうした貧民無視の罪滅ぼしに、「馬鹿と片輪に宗教、丁度よき取合せならん」と言って、貧民を宥め眠らせるために、自らは信じない宗教の振興論を百篇以上書いた。
★愚民政策（スーパー大辞林）
為政者が民衆を無知・無教養の状態におしとどめ、その批判力を奪い、支配体制の維持を図ろうとする政策。
▼鎌田慧 公式ブログ
ギリギリ日誌 6月19日(水) 小雨
露骨な愚民化政治
http://nomorewar77.blog.fc2.com/blog-entry-389.html
自民党高市早苗政調会長の原発死者ゼロ発言、こんな認識で、不認党は原発再稼働と 輸出を決めようとしている。
なにがあっても、認めない。遮二無二、利権に走る。
その手法で政治をおこなうのは、有権者をバカにしているからだ。
福島原発事故は、なにも収束していない。
逃げ遅れた人たちは、被曝の不安に苛まれている。
避難した16万人は、いつ故郷に帰れるか判らない。それも福島県人ばかりではない。宮城、茨城、群馬、東京の避難者もいる。
福島県の発表でさえ、原発関連死1415人、双葉病院の入院患者で避難時に死亡したのは、40人。 事故がなければ死ななくてすんだ犠牲者だ。
政策を進めるために嘘をつくのは、デマゴギーで、犯罪的だ。被災者の生活への想像力が欠如している。
首相といい、政調会長といい、なんと冷血人間の集団なのだ。
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