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http://d.hatena.ne.jp/pinsuke/20110429/1304063362
2011-04-29
大気圏内核実験を禁止したケネディの声名
環境
1963年6月に部分的核実験禁止条約を締結し、実験を停止したケネディ大統領が、
米国議会がすみやかにこの条約を批准するよう要求すると声明しました
その中の言葉です
骨をガンにおかされ、その血液は白血病を病み、肺には毒物を吸い込んでいる
子どもや孫たち、その数は統計的にみれば普通の病を患う者に比べて少ない
かもしれない。しかしこれは普通の病ではないのだ。しかも統計上の問題ではない。
たとえ一人の人間の生命が失われようとも、あるいは、われわれが死んだずっと
後で生まれてくる赤ん坊のうちたとえ一人が奇形になるとしても、それはわれわれ
皆んなの関心事でなければならない。われわれの子や孫を単なる統計上の対象と
みなし、無関心でいることはできない。
甲状腺ガンが増えるだけだ、と失言し謝罪した人もいますが、それだけではありません
大規模な核実験がネバダで行われた年に米国で生まれた子どもたちが
18年後の1975年学習適性検査で過去20年間最大の学力低下を示しました
国語の平均点は1年で10点も下がっていました
可能な限り州ごとデータを取り寄せて調査すると、1974年から1976年にかけて
ミルク中の放射性ヨウ素の濃度が最高だったユタ州で26点下がり、
南に位置して影響が少なかったオハイオ州では2点下がっただけでした
知力の低下を指摘したのはニューヨークタイムズですが、それを被曝と関連付け
統計から裏付けて理解したのがスターングラスです
彼の影響を受けたケネディは大気圏内核実験の禁止に踏み切っていました
その結果、禁止後生まれたユタ州の子どもの18年後の試験成績はかなり回復しました
子どもに与える給食、特に牛乳、野菜には最大の配慮をしてしかるべきです
休暇中だけでも疎開させることは不可能ではないと思います
風評被害の問題として軽視し危機感を持つ人を攻撃する空気があるそうです
国の主導で詳しい調査をし、最大の配慮を図り指導すべきです
記事の資料はこちらです
赤ん坊をおそう放射能―ヒロシマからスリーマイルまで
作者: アーネスト・J・スターングラス,反原発科学者連合
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