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福島第1原発で地下水を汚染させないため造られた設備を報道公開
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00247802.html
11日で、東日本大震災から2年3カ月がたった。福島第1原発は、いまだ収束とは、ほど遠い状態が続いているが、特に深刻なのが汚染水の問題。
福島第1原発の地下には、毎日400トンもの地下水が山側から流れ込み、汚染水となっている。
そこで、この地下水を汚染させないための設備が造られ、11日、報道陣に初めて公開された。
11日、報道陣に公開された福島第1原発の敷地内。
4号機では、使用済み燃料棒を取り出すための鉄骨が組み上がり、11月から取り出しが開始される予定となっている。
こうした廃炉へ向けた作業が続く一方で、一向に進まないのが、汚染水の対策。
福島第1原発では、山側から流れてきた大量の地下水が建屋に流れ込み、汚染水へと変化している。
その量は、1日あたり、およそ400トン増え続けている。
敷地内には、汚染水のタンクがずらりと並んでいる。
また、地下貯水槽の汚染水を輸送するために、急きょ、タンクが造られているということで、ところ狭しと汚染水のタンクが並んでいる。
東電は、汚染水を入れるタンクを増設して対応しているが、タンクを設置するスペースには限界がある。
とめどなく流れ出る地下水が、汚染水へ変わる。
東電は、この問題を解決しようと、地下水が建屋に流れ込む前の上流部分で食い止める、地下水バイパス対策を打ち出した。
東電は、1日100トン程度をくみ上げて、海に流す計画を立てているが、地元との調整が難航していて、実施の見通しは立っていない。
建屋の山側に、地下水をくみ上げる井戸を12カ所設置し、くみ上げた地下水を一度、一時タンクにため、放射性物質の検査を行い、基準値以下であることを確認したうえで、海に流すことを計画した。
これにより、建屋内に流れ込む地下水の量を減らすことができると期待された。
しかし、東京電力は当初、地下水からの放射性物質は「検出限界値未満」としていたが、実際は、微量の放射性物質が検出されていた。
東電の測定ミスにより、当初は、放射性物質が検出限界値未満とされていた地下水から、微量のセシウムが検出されていたことが判明した。
地元・福島の人から、強い反発の声が上がった。
福島市では、「(東京電力は)セシウムの量が少ないとか何とか言っているけど、そんなこと信用できない」、「いくら説明しても、なかなか漁業者の皆さんの理解を得るのは、難しいのかなと」などの声が聞かれた。
11日、福島第1原発の高橋 毅所長は「そういった(汚染)水を、今後どんどん増えるがままにしておくことはできない。先日、いろいろ厳しいご意見をいただいたのは承知していますが、いずれにせよ、(東電が)やっていくことをしっかりご説明していくことだと思う」と話した。
(06/11 19:02)
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