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で「福島県南相馬市原町区日の出町の住んでいる方の長そでのTシャツ(洗濯後)からセシウム合計 422.6 Bq/kgが検出されました。」ということを報じている。
そして、放射線量が「何回も洗濯してもこれ以上下がらない」のだという。
通常の土ぼこりによる汚染であれば、洗濯を重ねれば確実に少しずつではあっても減少していくはずだから、土ぼこりによる汚染ではないのだと思う。正確に言うと、土壌中に存在する有機物や岩石の細かい粒に吸着されたセシウムであれば、洗濯を重ねることで少しずつではあっても減少するはずだ。
だから、この長袖Tシャツへの汚染はエアロゾル状態でのセシウムによるものである可能性がある。もし、2011年の事故時に着ていて、その汚染が残っているのであれば、原子炉の爆発時などの放射線漏れが原因だということになる。
しかし、もし、事故時に着用していず、例えば昨年とか今年になって着用したものであれば、エアロゾル状態での汚染が昨年とか今年になっても起こっていることになる。
エアロゾル状態とは、酸化物や硫酸塩、硝酸塩、または炭酸塩などの状態で空気中に存在するわけであり、これらが繊維に強く吸着することがあり得る。そして、こういった状態のものであれば呼吸で簡単に体内へ取り込んでしまう。また、目がやられてしまうことがあるはずだ。
エアロゾルではなくて、水道水や大気そのもの、または洗濯機が汚染されているのではという指摘もあるが、もしそうなら、この長袖Tシャツ以外にも同様な汚染例が出てこないといけない。だから、水道水や大気そのものの汚染がここまであるということではないと思う。
どちらにしても、この長袖Tシャツ以外の例でかなりの汚染例が確認されている。そして、それは確実に道路やグランドの土ぼこりが主な原因だ。そして、そういったものを吸い込んで肺が内部被ばくすることは確実に起こっている。
だから、少なくとも学童などの子供はこういった環境からの避難が必要だと思う。こういった状況をそのままにしておくことはまさしく日本の未来を壊していくことになり、日本に住んでいる限り誰にでもいい影響を与えない。
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