http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/771.html
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「これからが本当の戦いだ」 安心安全プロジェクトサイトを読んで
正直に言ってここまで放射能汚染がひどい状況だとは知りませんでした。まぜて洗濯をしただけで本来放射能が検出されていないものに靴下とかジャージから放射能が移ってしまうということです。
以下、下記のURLに書かれている情報などを簡単にまとめてみたものです。
https://twitter.com/a_a_project/status/339313783254183936
http://anshinanzen.blogspot.jp/2012/12/blog-post.html
郡山市の中学生のジャージ・ロングパンツの放射線量測定、洗濯したものを測るとほとんどれもが、Cs合算で300Bq/kg以上。
更に、新品の放射線量が一枚当たり検出限界以下や5Bq程度のものでも、今まで着ていた靴下やズボンと一緒に洗うと15Bq程度は線量があがるという。
2011年に着ていた長袖のTシャツは洗濯後線量を測ると1枚あたり約130Bqもあった。これは、1秒間に130発の放射線が出ていることになります。1分では7,800発となり、1時間では468,000発。
これは実を言うと、ガンマ線のみの測定値。セシウムは一つのガンマ線が出ると、最低でも一つのベータ線が出る。ベータ線は空気中を数cm程度しか飛ばないので地面などから出ているベータ線はほぼ無視できるが、肌に密着させている場合はかなり影響があるはず。
南相馬市では50,000Bq/1枚あたりという線量のジャケットがあったという。これもガンマ線だけのはずで、ベータ線を入れるとベクレル量ではほぼ二倍になる。
以下は自分の考察です。
空間線量で0.114マイクロシーベルト毎時 とか、3.8マイクロシーベルト毎時とか、いろいろ規制値を設けている様子ですが、衣服がこれだけ高い線量になっていては空間線量などあまり意味がありません。更に、規制値の空間線量は基本的に地面から発せられている放射性物質のガンマ線を測っています。呼気から内部被ばくする分については考慮していません。衣服がこれだけ高線量になっているということは、相当程度に土ぼこりなどが放射性物質の微粒子を含んでいるという意味です。当然、それは風などで簡単に舞い上がり、呼吸とともに肺へ取り込んでしまいます。幼児の外遊びはかなり制限をしている様子ですが、中学や高校でのグランドでの活動は以前と変わりなく行われている様子ですから、相当程度に日常生活で肺への被曝が起こっているはずです。
福島県とかその近郊だけの問題だとしてこのことを見過ごすわけにはいきません。一つには福島第一原発からの放射性物質の漏れ出しは依然続いていて、汚染地域は拡大し続けているからです。また、特に若い人はこの国の未来を担う人材です。福島県内だけで数十万人いる彼らの健康が事故直後の放射能だけでかなりの危機に瀕していたはずで、それに加えて、今なお日常的な被曝にさらされていることは放置できません。
5月27日に国連科学委員会が甲状腺の被曝線量で言うと福島の事故はチェルノブリの30分の1程度だという報告書案をまとめたということでしたが、これは明らかなウソ出まかせでしょう。世界中の国々が日本の国土を世界の核廃棄物処分場にすることを、ある意味目指していることによるウソと考えるべきです。このことはIAEAが福島第一原発事故時の監視カメラ映像を一切公開しないことを見ればごく当然の判断です。
福島の汚染状況を今のままで放置することは、次の原発事故を招いているようなものです。今この機会に、日本の市民全体が協力して原発廃炉にまで行かなければ、とても原発再稼働を止めることはできず、廃炉に持って行くことなどとてもとても不可能です。そして、地震頻発期に入った日本で停止中や稼働中の原発が数十基もあることは、100%、そう100%、次の原発事故を招き入れていることに違いありません。
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