01. 2013年5月30日 21:38:11
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福島原発事故 生態系に影響与えていないのか 2013年5月30日放送 そもそも総研(内容書き出し) http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3019.html福島原発事故 生態系に影響与えていないのか 2013年5月30日放送 そもそも総研 福島第一原発事故から2年2ヶ月あまり経ちましたが、、多くの方が避難されています 福島県民15万2199人の方が昨日現在で避難をされていると。
避難をしているというのはどういう事か?と言うと、 そこに居続ければ健康に被害がある影響が大きいという事で、皆さん避難生活を強いられている訳ですよね。 では、 じゃあ、健康に被害があり得るという事は、 たとえば人間だけじゃなくて、動物、植物、そういうものに対してどういう影響があるのかというのは、 これはどうしても気になるところなんですね。 それで今回お二人の方にお話を伺いました。 一人は琉球大学の大瀧先生。 それからもう一人は北海道大学の秋元先生ということで、 お二人とも昆虫に関しての影響を調べました。 まず、大瀧先生はヤマトシジミという蝶々ですけれども、 福島にいる蝶々にどういうふうな影響があったか?というふうな事でお話を伺っています。 VTR チョウに“異常”が…専門家分析「放射能の影響か」
玉川:調査なんですけれども、どんな調査をされたんですか? 大瀧丈二准教授 琉球大学理学部: まずは事故直後、ま、事故は3月11日ですので、 その時点では蝶々はまだ幼虫の状態なんですが、冬を越している、冬越し状態ですね。 ですけど、(2011年)春になって、 5月になって大人になって成虫になって、蝶々となって飛び出してくるんですけど、 その時が一番最初に影響を受けたチョウですので、まずはそれを採取に行くと、サンプリングに行く。 そのあと、また我々は9月に行っていますけれども、 で、その成虫を採ってきてですね、沖縄の研究室に持ってきて飼育をして、 子どもの世代、それから孫の世代にどういう影響があるのかというのをみた訳です。 調査した結果、ヤマトシジミには他には見られない異常が発見されたと言います。
玉川:異常というのは具体的にはどういう異常が出ているんですか?
大瀧:たとえば触角が…、一番ひどかったのは触角が二股に分かれているとかですね。 玉川:1本の筈なのが二つに分かれている? 大瀧: そうです。二つに分かれちゃう。 で、他にも触角の異常は沢山ありますし、足先が形成不全になるとかですね。 で、もちろんはねの模様の異常もそうですし、 はねの形の異常もそうですし、 複眼の異常も見られますね。 あとは、腫瘍みたいなものも見られましたね。
ヤマトシジミは一生が1カ月と大変短いので、5月から4カ月後の9月では4世代群となり、 人間で言うとおよそ100年間の影響を調査したのと同じ事になると言います。
9月の調査では、つくば市で採取したものの異常率は6.7%でしたが、 福島市や本宮市は35%を超える高い異常率となりました。 また、放射線量が高くなるにつれて異常固体の発生率が上がる傾向も明らかになったと言います。 さらに採取してきた個体同士を交配させて生まれてきた子どもへの影響は無いのかを調べると…。 玉川:結果としては、どういう結果が出たんですか?
大瀧: そうですね、一言で申しますと、 異常率や死亡率が子世代では上昇するという結果になっています。 神戸の個体に比べて福島周辺の個体では明らかに異常値が高くなっているのが分かります。 一方で、これらの結果が放射線の影響だとしても、 外部的なものなのか、内部的なものなのかはわかりません。 ここで大瀧準教授らは、内部被曝の影響を調べるため、 福島など汚染レベルの異なる地域での草(カタバミ)を採集して、 沖縄のヤマトシジミに食べさせる実験を行いました。 結果を見てみると、汚染の量に伴って、異常率が上がっている事が分かります。 山口県宇部市のえさを与えた場合6.2%なのに比べ、 飯館村のえさを与えた場合は70%を超えることが明らかになりました。 大瀧: 総合的に考えてやはりこれは原発の影響かなというのが、一番妥当な結論ではないかと思いますね。 これは、まあ、ヤマトシジミの場合ですので、 人間にどのように当てはまるか、あるいはまったく当てはまらないのか、 あるいは昆虫についてだけでもですね、他の昆虫にも当てはまるのか、 やはりその辺は研究を続けていかないとわからない。 ただ、少なくともヤマトシジミに関しては、 それを食べるという事で、かなりの健康被害をもたらすという事が分かったという事ですね。 玉川:なるほど。今後はどういうふうな検証をされていくんですか? 大瀧: そうですね、最終的な証明というのは 遺伝子レベルで傷が付いているということを証明する事なんですね。 遺伝子レベルで傷が付いていることを証明するという事は、やはり、現時点では我々は達成していないので、 これからですね、ヤマトシジミの遺伝子配列を全て、ゲノムといわれるんですけれども、 ゲノムをすべて読んでしまう事で、 それと比較して、汚染地域のゲノムには違いが入っているかどうかという、 そういう比較を行っていけば、この低線量被ばくで遺伝子に傷が入るという事を、 実際に「この傷だ」みたいな感じで特定して証明することができると思います。 ーースタジオ 玉川: 大瀧先生は、ずっとこのヤマトシジミという蝶々を研究してきたんですね。 長い間。 で、この蝶々はですね、北海道以外では本州から沖縄まで 同じ種類の蝶々、ヤマトシジミがずーっといるんだそうです。 で、沖縄にもって帰って調べるという事は、 沖縄には放射線の影響というのはまず無いというふうに考えられますので、 その放射線の影響が無いところでどういうふうに育てるかと。 それから餌も、沖縄のエサ。 それから沖縄で採れたヤマトシジミというのは何の影響も無いものなので、 それに福島のえさを与えたらどうなるのか?というふうな事で、 影響は調べられるというふうな事なんですが、 こういうふうにさまざまな異常が、はね、脚、触角 さまざまな所に現れたというふうな事なんですね。 で、これ、一応ですね、 実はこういうふうにはねに異常が出るのは「コールドショック」っていうこともあるそうです。 大瀧先生はこれ(コールドショック)の専門家なんですけれど、 コールドショックという事で、はねに模様の異常が出ることはある。
寒い所にいるとこういう事が出るという事なんですが、 正常なはねと比べると、やっぱり違いが分かりますよね。 ところが今回見つかった異常というのはコールドショックのものとは全然違うんですって。 やっぱりその規則性が無い、こういうバラバラな出方、 こういうふうなものが出ていると。 で、これ「たかだか模様じゃないか」って思うかもしれないですよね、多くの人は。 ところが蝶々の模様の違いというのは、 たとえば人間で言うと、「あるべきはずの無い所にあるべきものがある」ぐらいの いわゆる、異常らしいんですよね、これが。 なので、大きな異常が出ているというふうな事が、 可能性としては間違いないんじゃないかという事がまず第一点ですね。 “異常”はアブラムシにも…昆虫からの「警告」分析
次にですね、もうひと方お話を伺っています。 他の研究者という事なんですが、 調べた結果はどうですか?という事で北海道大学の秋元先生に伺っています。 これは何を調べたか?というと、アブラムシです。 木について樹液を吸うアブラムシ。 VTR! 秋元信一教授 北海道大学農学研究院: 形態を詳しく調べてみたんですけど、孵化したばかりの、卵から孵化したばかりの幼虫にはですね、 全体で13%ぐらいの個体が異常を持っていまして、 この異常というのは他の地域と比較をしているんですが、 非常に高いものです。 玉川:異常率が高い 秋元:はい。 統計的にも意味がある高い割合で異常が出ているという事が分かりました。 玉川:なるほど。どんな異常が出ていたんですか? 秋元: アブラムシのこの1齢の幼虫なんですけれども、 たとえばこれは一番典型的な例なんですけれども、 お腹が二つに分かれてしまっていると。 こういう例が見られました。 玉川:こういうものっていうのは、その、ま、実はよくあるものだったりはしないんですか? 秋元:これはまだ誰も見た事がないくらい、非常に珍しい、まれな変異です。 玉川:先生はこのアブラムシ、ずーっと何年位研究されているんですか? 秋元:30年以上ですね。 玉川: 30年以上。 で、30年でこういうのは何処でも見た事が無いという事? 秋元: はい。全くありません。 それから、アブラムシの発生の研究をしている日本の研究者、アメリカの研究者に聞いてもですね、 「こういった異常は見た事が無い」という事なので、 非常に…、「まず起こらないような変化」という事が言えると思います。 福島での異常率は13%という結果が出ましたが、他の地域はおよそ5%と、 この差は統計的にも有意な数字だと秋元教授は語ります。 さらに異常の度合いが高い個体が、 30年間研究してきた1500匹の中でたった1匹しかいなかったものが、 福島だけで4個体も見つかったというのです。 果たしてこの原因は何なのでしょうか? 秋元: もちろん突然変異を引き起こす原因というのはさまざまなものが知られています。 化学物質もそうですし、それから放射性物質ですね。 で、福島のこの地域はですね、計画的避難区域になっていまして、 農業も2年間行われていませんし、 何かそこで化学物質が撒かれたっていう事は非常に考えにくいですね。 玉川:いわゆる農薬とか除草剤とか、そういう事ですか? 秋元: はい。 逆にこの地域は非常に放射線の汚染度は高い地域ですので、 そういうふうに考えますと、 やはり「放射線、放射性物質の影響で形態異常が生じてしまった」というふうに考えるのが、 一番自然だろうというふうに考えています。 玉川: 一般的に、昆虫は放射線の影響を受けにくいと、 つまり「放射線に強い生き物であるというふうに言われている」と聞いたんですが、 (福島では)それほど強い放射線ではないですよね? 秋元:はい、そうです。 玉川:ここはどうなんですか? 秋元:福島では、その線量自体はそれほど高くはないんです。 私が調べたところでは4マイクロシーベルト/時くらいですから、 その線量で何か起こるという事は、ちょっと考えられないと思っていますが、 この、放射線の降下物が土壌の表面ですとか、木の幹ですとかに付着した状態になっていると思います。 そういう粒子状のものがですね、ごく近くにたとえば昆虫がそこにいると、 局所的にその強い線量が当たるんじゃないかと、そんなふうに考えています。 ですから全体的に全身の細胞がどうにかなるという事ではなくて、 「一部だけの細胞がごく局所的にやられている」というふに私は考えています。 形態異常が表れているアブラムシですが、 ヤマトシジミのような「次世代への遺伝性は無い」可能性があると秋元教授は言います
秋元:この個体はですね、非常に奇形度は高いんですけれども、 ちゃんとこれは成虫にまで成長して、そしてちゃんと子どもを無事におなかの中で発育させていました。 子どもをまだ産む前の段階だったんですけれども、 その子どもの形状を見たところですね、これは正常のように見えました。 ですから、こういう変異がですね、 奇形的な変異が次の世代に伝わるか?っていうと、そうではないようです。 玉川:それはどういうことなんですかね? 秋元: ですからこれもですね、放射性物質が本当にピンポイントで、 この個体の発生の時に異常を引き起こしたんですけれども、 それは、生殖腺という、次の世代の子どもたちの卵巣になる部分ですね、 その細胞は傷つけていなかったという事が言えるだろうと思います。 玉川:なるほど。 秋元教授は遺伝子レベルでも 一部の領域で他のものとは大きく違う配列になっているということを突き止めていると言います。
秋元: 実際に福島で非常に形態異常の高かった、この個体をまさに使って、 ミトコンドリアのDNAを調べているんですが、 福島ではこれまでに知られていない位、多様な変異が見つかってきていまして、 これはまだ決定的ではないんですけれども、その原因が何であるのかという事を、 これからもう少し沢山のデータを採って調べていきたいというふうに思っています。 スタジオーー
昆虫の“異常”専門家「人間には影響が無い可能性」 玉川: これですね、昆虫というのは今まで「放射腺に強い」というふに言われてたんですよ。 ところが、それはあくまでガンマ線を、強いガンマ線を当てたという時なんですね。 ちょっとこちらを出していただきたいんですけれども、 アブラムシって1mm以下なんですよ。本当に小さい。 その時に空間放射線じゃなくてですね、こういう放射性物質、チリですよね、福島の原発から出た。 こういうものがたとえば付いたとする。 それは、アブラムシにとってはものすごい大きい大きさな訳ですね。 それがどこに付いたか? どこに付いたかという事で、出てくる異常も違うのかもしれない。 だから先ほどのヤマトシジミも、どこに付いたか? つまり、「生殖腺という所に付いたとすれば、生殖に影響が与えられるだろうし」というふうな事なんです。 で、人間に影響という事を非常にみなさん「どうなのか?」ということなんですけれども、 これ、小さいんで、大きさが。 人間に形態異常を起こすようなそういうものではないでしょう、と 空間線量の強さも含めて。 ただ、細胞に与える影響というのはですね、 さっき言ったガンマ線以外にアルファ線というものもあって、 これは、非常にそれを通す距離は短いんですけれども、 遺伝子に与える、DNAを傷つける力は非常に強いんだそうです。 そういう小さなチリをたとえば吸い込んだとか、 そういうふうな事であればそこの吸い込んだ中で 付着した部分の細胞にピンポイントで影響を与えるっていう事は、 ま、言えるのではないかというふうな話になっていますね。 で、人間への影響はどうなんだ?って言う事なんですけれども、 これ、さらに聞いていますのでVTR! 玉川: テレビを見ている方は、 「虫に影響があって、人間にももしかして影響があるってことですか?」 っていうふうに思われる方が多いと思うんですよね。 これに関してはどうですか?
秋元: この虫はですね、1mm以下の虫なんです。 非常に小さい訳です。 ですから、本の放射線のですね、粒子というか、かけらやチリが傍にあるだけで、 影響を受けやすいだろうと思うんです。 で、人間は非常に巨大な生物ですから、 ちょっと皮膚についても、それは炎症くらいにはなるかもしれませんけれど、 アブラムシみたいな事にはなりません。 ただし、同じ放射性物質がチリとして、風が吹けば埃として舞っていると思いますので、 それを吸い込むとか、そういうことにはやはり注意が必要だとは思いますけれど、 直接形態異常を引き起こすというふうなことは全くないと思います。
スタジオーー
玉川:間違って先に解説しちゃいましたね。 羽鳥:いやいや大丈夫。 玉川: あの、2度繰り返しになりましたけど、 「人間にはあのようなことは多分起きないだろう」というふうなところは、ま、押さえていただいてと。 いうふうなことなんです。 で、これですね、これだけの事があるというふうな中で、 実は、今回取材して、一番僕が大きな問題だと思ったのは、 今までの話じゃないんですよ、実は。 で、それをちょっとお話を聞いていますんで、VTR! 福島原発事故 生態系への影響「研究進んでない」
玉川: これ、いわゆる低線量被ばくですよね。 で、虫に影響が出ているか出ていないかという事だと思うんですが、 こういう研究というのは、どうなんですか? 今まで、これから、今現在、行われているんですか?盛んに。 秋元:えっとですね、肝心の生態学者がそれほど強い関心を示していなくてですね、 玉川:日本の中の? 秋元: そうです。 組織だった調査を生態学者が本当に行うっていうのはまだ無いようです。 専門家が関心を示さない、その訳とは? 生態系への影響研究なぜ進まない 玉川:なぜですか?なぜっていうか、あの絶対にそれ調べて欲しい事だと思うんですけど。 秋元: そうです。必要だと思います。 まだほとんど、研究を行うという動きがですね、まず無いですね。 玉川:それはなんでないんですかね? 秋元: 私が聞きたいところなんですけれども、 皆さん自己規制をしているのか、 玉川:自己規制 秋元: ん…、あのぉ…なにか…、こう、… こういう問題にあまりかかわりたくないっていう人が多いのではないかと思っています。 玉川:自主規制 秋元: 琉球大学の大瀧先生と私だけなんです。 この問題で話を、たとえば生態学会で話をしたのは。 玉川:日本中に相当な数の研究者がいる中で、二人しか関心を持っていないという事ですか? 秋元:そうなんです。 スタジオーー
玉川:どうですか? 羽鳥:なんでなんですか? 玉川: これを調べようと思った時に、沖縄と北海道に私は取材に行っている訳ですよ。 で、福島県ってここですよね。 東北大学とか、東京大学とか、「なにやってるんだろう?」って思ったわけですよ。 昆虫の生態を研究している人はいっぱい居るんですよ。 で、昆虫だけじゃない。 私は植物にも形態異常で関心があるんですけど、 やっぱり取材ではですね、それが放射線と結び付くのかどうか?ということをやっぱり証明できない訳です。 アカデミックには。 だから研究者の方にやってもらうしかないんですけど、 そういうことをやっている人っていうのは、ほぼいない。 で、環境省はですね、 たとえば動植物にどれぐらい放射能が蓄積されているかというデータは取っています。 しかし、それでどういう影響が出ているか?っていうふうなところまでは、 ま、「門外漢だからできません」っていう事なんですよ、環境省は。 たとえば、人間への影響がね、心配だっていうことであれば、 世代交代が短い、たとえばネズミみたいなものを採集して、 それで、腫瘍とかが出来ているとか出来ていないかみたいなものをね、 なんで調べないんだろう?と。 なんで研究しないんだろう? あの、これが非常に私は疑問で、 あの、もしか、「いやそんなこと無いよ私もやってる、私もやってる」っていう方がいたら連絡下さい。 そしたら私は取材に行きますので、こういう昆虫以外でもなんでも。 是非もっと盛んにやってほしい。 じゃないと、だんだん、だんだん放射線も消えてくわけですよね、半減期を過ぎていけば。 で、その半減期の短いものなんかはもう、影響が無くなっているかもしれない。 それから、「直後を調べる」という事がいかに大事な事の筈なのにと、本当に焦る気持ちなんですよね。 で、今日の結びなんですけど、 「昆虫に起きていることは人間には“直ちには”起きないでしょう」と。 これは政府が繰り返し使った言葉をあえて使わせていただきますが、 「しかしもっと盛んに研究がおこなわれないと安心できません」 羽鳥:松尾さんどうですか?この現状は。二人の方しか… 松尾:研究対象というのもやっぱりスポーツと同じでね、人気があるないというのは状況によって、ん…、あるのかもしれないですけれど、ただ、これはすごく重要なものだなという気はするので、ただね…、自分は全く門外漢なので・・・、いない事がおかしいっていう事を声高にも言えないっていう所があるんですけれども。 赤江:この場合、環境省から依頼して研究してもおかしくないような事案だと思いますね。 玉川:そうなんですよ。 それでこのお二人の方は、本来の研究、別の研究の方からお金を持ってきてですね、 手弁当みたいな形でやっている。 で、「ゲノムの調査をやりたい」って、琉球大学の大瀧先生がおっしゃっていましたけれど、 「お金が無くて、なかなかできないんです」というふうな状況で、 これはですね、もう本当に、寄付を募っているらしいので、 心ある方は琉球大学に寄付をしていただきたいなと思うぐらいなんですが、 そういうふうな状況を憂う今日のそもそも総研でした。 羽鳥:た、高木さんはどう思います? 高木: ああ、ごめんなさい。 低線量被ばくのね影響って、人間ではなかなか正しいデータが出せないって、 ストレスがあったり、環境物質の影響があったりというのであるんですけれども、 それと直結して考えることは今はこう、無理があるのかもしれないけれど、 たとえば、 土が本当にきれいだったり、水がきれい、空気がきれいになったの、森林が綺麗になったのかという事を、 国が数値を出してもいま信用されないじゃないですか。 そういう時にこういう方達のこういう実験がね、 もしかしたら証明してくれる光になるかもしれないんですよ。 だから別にあらさがしをするという訳じゃなくて、人々を安心させるための研究に繋がるかもしれないから、 援助するべきだと思うんですよ。 玉川: これはもう、日本で起きている事ですから、 是非日本の研究者の方々は頑張って頂きたいと思うそもそも総研でした。 |