http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/673.html
Tweet |
敦賀原発で考えなければならないこと(1)
http://takedanet.com/2013/05/1_66f2.html
平成25年5月24日 武田邦彦(中部大学)
日本原子力発電の敦賀原発2号機について、原子力規制委員会は活断層が存在するとして運転を認めず、会社の方は不服であるというテレビ会見を行っている。この問題は次のように考えるべきだ。
まず第一に、政府が国民と約束している原発の設置、および運転についてはどうなっているかだが、
1) もともとは原発の重要な建築物の下に活断層が存在する場合は建設が許可されない。地層のどれが活断層であるかは、建設当事者の会社が決定するのではなく、国のしかるべき機関が調査し、決定する。
2)敦賀原発が建設されているので、建設時(1980年台)には活断層は発見されていなかった(発見されていなくても活断層はあった)。どのような判断を誰がしたかをハッキリし、日本原電ではなく判断した当事者が説明する必要がある。
3)その時の建設許可の審査がどのように行われたかを明らかにする必要があり、これは責任問題を超えて、今後の審査に大きな参考になる。従来から、活断層の存在は意見が分かれるので、どのような状態の時に「活断層あり」とするのかが問題になっていた。
4)その上で、今回の判断となにが違うかをハッキリさせる。ここがもっとも大切なことで判断が2つに分かれている(建設されているのだからもともとOKで、今度は何が違うのか?)
5)このような問題が起こったとき、「大臣や社長」が出てくるのではなく、科学的な判断がどのように行われたのか(当時は分からなかった活断層が見つかったのか)についてまずは明らかにするという原則も存在する。
つまり原子力規制庁の発表も、テレビ報道や社長の会見もきわめて曖昧で、過去と違う理由を明確に科学的に国民の前にハッキリさせなければならない。まずここまでがまず第一段階である。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素31掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。