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「なぜ今だに現場検証をしないのか不思議でなりません」ハッピーさんのメッセージ 5/22上杉隆氏TOKYO FM · TIMELINE(内容書き出し)
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みんな楽しくHappy♡がいい♪
7万人がフォロー!
収束作業の矛盾を訴える、元原発作業員のつぶやき
TOKYO FM · TIMELINE
2013年5月22日(水)
出演:上杉隆さん
アナウンサー・パーソナリティー:今井広海さん
東京電力福島第一原発事故の発生当初から収束作業に従事し、現場の様子をツイッターでつぶやき続け、
その内容を7万超の人が注目している「ハッピー」さん。
ハッピーさんのつぶやきには現場で感じる政府や東電への率直な疑問が目立ちます。
政府や東電が、根拠のない楽観的な見通しを示したり、
きちんと説明しない発表をするたびにいらつき、
事実をありのまま伝えないことで、かえって不安をあおっていると感じたといいます。
元原発作業員が指摘する、収束作業の矛盾とは?
ハッピー @Happy11311さん
--
今井:
福島第一原発の事故からもう2年2カ月経つ訳ですけれども、
こちら収束へ向けた作業が続いていますが、増え続ける汚染水や地下水の海洋放出など、
収束作業のための作業が困難を極めています。
そんな中ツイッター上であるユーザーが注目されています。
名前はハッピーさん。
アイコンは初期設定の卵のまま、プロフィールには何も書かれていません。
しかしフォロワーは7万人を超えているんですね。
このハッピーさんは元原発作業員。
いまは作業現場から離れてしまったそうですが、
福島第一原発事故当時、原子炉建屋内で作業をしていたと言います。
事故直後となる2011年3月20日からツイッターを始め、
収束作業への疑問、国や東電への対応への矛盾を独特な言葉使いで発信し続けています。
一時は「ウソをついている」とか、「東電の工作員」などと叩かれたというハッピーさん。
上杉さんはこのハッピーさんのツイートをご覧になった事はありますでしょうか?
上杉:
はい、モチロンよく知っていますね。
たまごのまんま、初期設定のまんまなんで、フォローに関してはですね、したり外したりしていますが、
リツイートを他の方がリツイートをするのでよくやってきました。
で、あと、このハッピーさんのツイートに関しては情報としても非常に秀逸なんで、
ずっとフォローしているという事は続けていますし、
あとなんて言っても、叩かれていました、確かに。
そういう意味ではこの日本の中では「本当の事を言ってしまうと最初叩かれるんじゃないかな」というような
そういう意味では一般の人にもかかわらず、
そこについてですね、きちんと発信をし続けていたという意味でずっと注目してきました。
そのハッピーさん、本当に独特な表現なんですよね。
で、ずっとこの福島第一原発の、事故そのものというよりも
それが抱える問題点というのをずっと提起してきたというふうに思いますが、
きょうはそのハッピーさんについて考えていきたいと思います。
今夜タイムラインがフォローするのは
7万人がフォロー、収束作業の矛盾を訴える元原発作業員のつぶやき。
今井:
(ハッピー)
わたしがつぶやきを始めた時期は福島第一原発(1F)から避難しているときの3月20日が最初です。
私は避難しましたが、上司や先輩たちは翌日に再招集がかかって、命懸けで頑張っていましたので
テレビにかじりついて情報を見つめていました。
そんなテレビの報道を見ていて、
1F(福一)の発電所にも詳しくない人がさも知っているがごとく話しているのを見て、
腹が立って仕方が無かったんです。
だから、マスコミの情報が間違っている事を一人でも多くの人に
現場のありのままの事実を伝えたいと思ってつぶやきをはじめたんです。
今考えると当時は東電本店をはじめ、
保安院、経産省、政府自体が現場を掌握していなかったので仕方が無かったのかと思いますが、
もうひとつの理由は小さな子どもがいる母子家庭の友達が南相馬にいて、
その人たちに原発の状況を伝えたかったんです。
その友達は、避難もできず南相馬に残っていたし、テレビの報道を見ていてすごく不安でパニックになっていましたから、パニックにならないように冷静に判断し、行動できるようにいろいろなことを伝えました。
お母さんがパニックになると子どもはもっと怖がるし、子どもが将来トラウマにならないようにしなきゃって。
今井:
原発関連の仕事についておよそ20年。
事故当時は福島第一原発の作業員として働いていたハッピーさんが
タイムラインに向けてコメントを寄せて下さいました。
上杉:
ハッピーさんがツイッターを始めたきっかけというものが、「現場のありのままの事実を伝えたい」と。
そして小さな子どもがいる母子家庭の友達。
そこに本当の事を伝えて安心させたいという事だったんだと思うんですね。
これは私も含めてジャーナリストたち皆が当時思っていた事だったし、
先程出ていただいて広河さんも実は3月13日、二日後に私が電話で話した時も、
「とにかく、住民、子どもたち、母子を守れ」という事で同じ思いだったんです。
それをハッピーさんは方法論としてツイッターに行きついたんではないかと思いますね、はい。
今井:
ハッピーさんはタイムラインあてにコメントを寄せて下さいましたが、
そのハッピーさんに事故から2年経った福島第一原発について、今必要な事について伺うと、
このような答えが返ってきました。
(ハッピー)
事故の現場検証を一日でもはやくやることが必要だと思います。
2年が経過しかなり現場も変わりましたが、原子炉建屋内はまだ事故当時のままの場所がかなりあります。
まだまだ線量は確かに高いですが、以前みたいに近づけない場所はかなり減りました。
なぜ今だに現場検証をしないのか不思議でなりません。
これからの作業は原子炉建屋内の片づけ作業が本格化します。
今調査しないと、地震の影響か津波の影響か、または爆発の影響か全て分からず証拠が消えます。
シビアアクシデントの現場検証のデータはある意味において世界的財産の筈だと思うんですけどね。
上杉:
現場検証の事についてハッピーさんもおっしゃっていますが、
私も2年前の3月からこれは繰り返し言ってきたことです。
テレビに出た時にそれを総攻撃で批判をされましたが、
「せめて現場検証が出来ないのならば、東電本店に証拠保全のために捜査に入ってくれ」
というのも、そのデータというのは今後いろんな事が起こってくるうえで非常に重要なんですね。
それもまさに世界的財産という事と言葉は一致するんですが、
日本の政府、そして原発事故を経験した日本人全体、
世界の人類にとっての財産になると思ったからに他ならないんですね。
今井:
そしてですね、原発作業員として収束差魚の現場を見てきたハッピーさんですけれども、
現在の福島第一原発の問題点について伺ってみました。
(ハッピー)
1F(福島第一原発)は東電から切り離し、コスト度外視で新たな組織でやるべきだと感じています。
新たな組織には国や東電をはじめゼネコン、各メーカー、学者、規制委員会のメンバーが
一つにまとまり構成されるような組織をつくるべきだと思っています。
今までのようなやり取りをしている膨大な時間を短縮するために、
設計計画段階から規制委員会の見解も反映するかたちにしないと。
一日でも早く収束しなければならないはずなのに、あまりにも時間がかかり過ぎているんです。
新たに時限立法でもいいから1F(福一)特措法や廃炉法みたいな法律を作り、
現行法も変えるべきだと思っています。
作業員の確保も今後は心配です。
今の流れで順次全国の原発が再稼動し、本来の原発作業員の従事する場所が増えれば、
わざわざ短期間で年間の被ばく量に達するような1F(福一)に作業員は集まらなくなるでしょう。
ゼネコンだって、今年度の国家予算の成立で大幅に公共事業が増えれば、
危険リスクが高い1F(福一)には入札しなくなるかもしれません。
メーカーやゼネコンにとって1Fは今やドル箱ではないし、うま味は無いんです。
メーカーやゼネコンは、国や東電から強力な依頼をされるでしょうが、
作業員を集めるのは全て下請けの会社なんです。
下請けの会社が1F(福一)で仕事をするメリットが無ければ、作業員が集まらなくなるんです。
現在の1F(福一)はコスト削減もさらにひどくなり、
一般の工事と作業員が貰う金額はほとんど変わりません。
いくら国税を投入しても東電の借金がある限り、東電はコスト削減を徹底的に行います。
1F(福一)収束廃炉作業は民間企業の事業ではないと思うんですけど。
今井:
ハッピーさんの心配がすでに現実になっているんではないでしょうか。
長崎県内の派遣業者が、今月原発事故の収束作業にほかの業者から派遣された作業員を派遣。
これが職業安定法で禁止している多重派遣に当たるとして、
長崎労働局が事業改善命令を出しています。
原発作業員については雇用責任の所在や危険な作業の手当てが成されないなど、
様々な問題が指摘されていますけれども、
このハッピーさんの心配、上杉さんはどうご覧になりますでしょうか。
上杉:
まさにハッピーさんのみならず、多くのジャーナリスト、そして関係者が同じような心配をしていたんですが、
それが現実のものとなりました。
やはりですね、従業員を守らない。
労働者を守らないという事については結局自分たちに降りかかってくるんですね。
作業員だけでも一日延べ2000人働く。
その中で被ばく量がある程度の数値に達すればそれ以上働けない。
そういうことを繰り返、廃炉まで30年50年と言われている中、一体働く人達はどうするんだ?と。
そしてその安全はどうなるんだ。という事はもともと3月からきちんと対応されてなかったんです。
そういう意味ではハッピーさんのこの、ま、知的というよりも誰もが思っている現実を、
政府やそして日本社会がこの二年間直視してこなかったと、その表れじゃないかなとおもいますね。
今井:
あのハッピーさんのツイート、独特の言い回しというような事を、
先程上杉さんもおっしゃっていましたけれども、
今ご紹介してハッピーさんのコメントの中で、
他になにか気になった場所、言葉などがあれば振り返って頂きたいんですが。
上杉:
そうですね、やはり優しいいい方で、そして2年間発信し続けているんですが、
このハッピーさんがやはり匿名でいなければいけないという、
この日本の社会、現実が、原発の本当に中心になって作業に当たっている人たちを軽視していますよね。
やはりこれだけ命をかけて、そして国の将来を守ろうとしている人が、
なぜ匿名でこういう事をしなくちゃいけないのか。
そしてそれが当り前のようになるのが普通なのにもかかわらず、
こういう言葉が逆に批判の対象になってしまうと。
ですから、その根本的な原発事故と言うよりも、言論空間。
繰り返し言っていますが、その健全性。
多様な意見を認めるようなメディア環境というのをつくるのが、
少なくても私たちの役割ではないかと思いますね。
今井:
そのハッピーさんの言葉についてですね、タケムラ@ヨコハマさんはこうツイートして下さっています。
「ハッピーさん語尾の“なんとかでし”とか、スイーツ食べた話とか、
シリアスな話をしつつもなんだか癒される。こういう人たちが日本を守ってくれているんだ」
というような声もありますし、
こちら先程のピックアップにも繋がる部分もあるかと思いますけれども、マグロウマイナさんは
「子どもたちの被ばくを減らすために、一般の人や団体がいろいろやってくれていますが、
政府は安全を強調して子どもたちを本気で守ろうとしているとは感じませんね」
というご意見がありますけれどね。
上杉:
はい。
ハッピーさんのツイートでも、この番組への意見、私もあとで聞きますと。
「オイラも後で教えてもらうので」と書いているんで、
是非、ハッピーさんに向けてという意味でも番組に意見を頂きたいと思います。
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