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(回答先: 羊水検査でダウン症を「異常なし」…賠償提訴 についての疑問 投稿者 taked4700 日時 2013 年 5 月 21 日 22:22:43)
羊水検査結果読み間違えで提訴の陰にあるもの
「羊水検査でダウン症を『異常なし』…賠償提訴」という報道が5月20日にされた。しかし、どうもこの事件、相当程度に底意地の悪い仕掛けがされているように思う。
まず、この「異常なし」と言うのは検査が間違ったのではなく、検査報告書を医師が読み間違えたというのだ。しかし、検査報告書には「『染色体異常が認められた』と明記されていた」という。しかも、このことは、「転院先の病院の医師が男児の誕生後に、クリニックの診療記録を確認して判明した」というのだ。つまり、クリニック側のミスであるという証拠は完全にそろっていたことになる。だから、普通なら裁判にせずに示談で終わるところだ。「母親は提訴について『**院長の対応に誠意がみられず疑問を感じた。必死に頑張って生きた子どもの命を否定するつもりはないが、医師のミスで家族が苦しんだことを世の中に伝え、2度と起きないようにしてほしい』としている」となっているが、報告書には「染色体異常が認められた」と明記されていたのを医師が読み間違えたのを裁判にしたからと言って2度と起きないようになるとはあまり思わないのではないだろうか。
自分が危惧するのは次のようなことだ。
1.1千万円の損害賠償が求められている。多分裁判ではより少額の判決だ出されるだろう。ヘタをしたら百万とかという額だ。そして、そうなれば、仮に同じようなケース、つまり、遺伝子診断をしたが異常なしであったのに何らかの異常を持って誕生したというケースの場合にも同じような賠償額にされてしまう可能性がある。
2.放射能汚染の影響でダウン症になることがあり、このことは確認されている。だから、福島第一原発事故でもその影響でダウン症が出てきているはずだ。しかし、それ以外の異常も起こる。そして、そういったものの中には遺伝子検査では分からないものもある。これについて、やはり、検査報告書には異状ありとあったのに医師が読み間違えたで片づけられてしまう可能性がある。つまり、本来なら、放射能の影響で今までの検査技術ではとらえられない疾患が起こっていると説明しなければならないのに、以前からあった遺伝子異常だで片付けられてしまう可能性がある。そして、数百万円の示談金で内々にされてしまうのではないだろうか。
3.裁判で出産をしないという選択が認められれば、そのことを医療側が宣伝し、異常があれば出産をしないように誘導するという動きが多分大規模にされていくはずだ。
4.仮に放射性物質による遺伝子異常であると認められても、このケースの判決の書き方次第で、賠償金が非常に低く抑えられてしまう可能性がある。
この事件の検査報告書を読み間違えたという医師の方は東北大出身で、福島医大の講師もされている。
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