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※参考画像 コシアブラ
最上のコシアブラから基準値超のセシウム 県検査、県内2品目の検出
http://www.yamagata-np.jp/news/201305/18/kj_2013051800389.php
2013年05月18日 08:38 山形新聞
最上町の自生のコシアブラから基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたことを受け、県は17日、最上地方の8市町村と尾花沢市の自生コシアブラの検査を実施した。その結果、最上町のコシアブラから1キログラム当たり243ベクレルのセシウムが検出された。
県森林課によると、新庄、舟形、真室川、鮭川、尾花沢の各市町村のコシアブラからもセシウムが検出されたが6.7〜14ベクレルと大幅に基準値を下回った。
県は同日、最上町に対しコシアブラの当分の間の出荷自粛と自主回収をあらためて要請した。コシアブラの検査を継続するかなど、今後の対応については国と協議する。
県食品安全衛生課によると、食品衛生法で新基準値が設定された2012年4月以降、県の食品などの放射性物質検査で、基準値を超える放射性物質が検出されたのは、ツキノワグマの肉(12年4月と今月の計3回)に続き2品目目。
住民に採取自粛要請―町が文書を配布
最上町は17日、町が16日に実施した検査結果を踏まえ、町内の産地直売所などに対し、あらためて自生コシアブラの出荷と販売を自粛し、流通している分については自主回収するよう要請した。住民に対しては文書を配布し、コシアブラの採取を控えるよう協力を求めることを決めた。
町が同日、町内2カ所で採取した自生のコシアブラを独自に検査したところ、1つのサンプルから基準値を超える1キログラム当たり243ベクレルの放射性セシウムを検出。別のサンプルからは基準値と同じ値のセシウムが検出された。
町危機管理室によると、町でコシアブラが採れるピークは20日ごろまで。来年は町が自主検査をすることを検討している。町の自生コシアブラから相次いで基準値を超えるセシウムが検出されたことについて、町内の産直施設関係者は「ほかの山菜の販売に影響が出ないだろうか。風評被害が心配だ」と不安を口にする。さらに「ほかの作物に影響が出ないように、県と町はしっかり対策を打ち出してほしい」と強調した。
※参考映像
http://www.youtube.com/watch?v=Oyk5JxOBc3k
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