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2013年5月17日午後7時17分
高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)の点検漏れ問題を受け、文部科学省の丹羽秀樹政務官が17日、福井県庁と同市役所を相次いで訪れ、西川知事、河瀬一治市長と面談した。政務官が日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長が引責辞任したことなどを説明したのに対し、西川知事は「トップが代わるだけで組織全体の体質が変わるものではない」と指摘し、組織体制の刷新を求めた。
県庁での面談で政務官は「もんじゅの安全性への信頼を著しく傷つけ、本当に遺憾。原子力規制委員会の厳しい評価を重く受け止めている」と陳謝し、理事長の後任人事を早急に進めた上で抜本的な体制強化を図ると説明。「地元の理解、信頼なくして、もんじゅを前に進めることは不可能」と述べた。
西川知事は「誠に遺憾。原子力機構は県民の理解と努力に応えるような仕事をしていない。こうしたことが続くと県民の信頼が完全に崩れる」と厳しく批判。原子力機構の体制強化に向け、海外の専門家や民間の研究者らの積極的な登用を提案し、組織の上層部から現場まで「体制を刷新しなければ、もんじゅの将来はない」と断言した。
監督官庁である文科省の姿勢にも苦言を呈した。もっと直接的に原子力機構を指導することや、もんじゅを専門に担当する審議官の配置、敦賀原子力事務所の体制強化などを求めた。面談後、記者団に「この問題を機会に文科省の腰の入れ方を抜本的に直さなければ駄目だろう」と語った。
一方、政務官は鈴木理事長の後任について記者団に「組織をマネジメントできる人を選ぶことが大事。専門職だけではなく、幅広い分野で(選びたい)」と述べ、必ずしも原子力関係者にこだわらない考えを示唆した。
この後、敦賀市役所を訪れた政務官は「トップのすげ替えだけでなく体制強化を図る。文科省としても責任を明確にしていく」と約束した。
河瀬市長は硬い表情で「甚だ残念だ。真摯(しんし)に受け止め、監督官庁である文科省もしっかりした対応を取ってほしい」と注文。「理事長だけの責任でなく、多くの関係者がおり、専門の部署を設けるなど早急に体制を強化してほしい」と出直しを強く求めた。
面談後、政務官は記者団に対し、もんじゅの本年度中の運転再開は「相当厳しい」との認識を示した。河瀬市長も「年度内は体制を立て直し、信頼される組織に生まれ変わることが第一」と述べた。
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