http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/570.html
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この5月14日で浜岡原発が運転停止をして2年だという。そして、防波堤などの再稼働へ向けての準備が着々と進んでいる。
しかし、そういった準備のほとんどは津波対策だ。おかしくはないだろうか。福島第一原発事故は津波だけで起こったとはっきり分かったわけではないからだ。
そして、浜岡原発は東海地震の震源域の真上にある。311の大地震はマグニチュードは9と東海地震よりも大きいが震源域は福島第一原発から100キロ以上離れていた。
東海地震はプレート境界型の逆断層型地震が珍しく陸域を震源域として起こる地震だ。逆断層型だから上側のプレートが下側のプレートの上にずれ上がる。しかもプレート境界型だからその動きはずれと言うよりも跳ね上がりであり、その規模は普通の逆断層型地震の比ではない。
奇妙なことに中部電力関係者は浜岡原発立地地域は跳ね上がるのではなく緩やかに隆起すると考えているということだ。しかし、普通の内陸型の逆断層型地震であった岩手・宮城内陸地震であっても上下方向の加速度で重力加速度の3倍以上を記録している。岩手・宮城内陸地震でこの加速度を記録した観測点が断層にきわめて近いところにあったからこういった加速度が出た可能性があるとされているが、要は、断層の真上ならこれ以上の加速度が出ていた可能性がまだあるということだ。
アメリカでよく地震が起こっているカルフォルニアでの地震は普通横ずれ断層型だ。だから、上下方向の揺れはもともとあまりない。地震の起き方がそもそも地盤が跳ね上がる形式ではないからだ。
今まで人間の文明の歴史の中で、鉄筋コンクリート式の巨大な現像物がプレート境界型地震の震源域の真上に位置して地震被害を受けたことは一例もない。浜岡原発が人類史の中で最初の事例になるのだ。それなのに、なぜ、緩やかな隆起だと断定できるのだろうか。
自分は、浜岡の場合、もし、マグニチュード8以上の東海地震が浜岡原発の直下を震源域として起こったら、確実に浜岡原発の原子炉建屋などは基礎ごと空中へ跳ね上げられて落下時に大破し、とんでもない事故に至ると考えている。
http://www.asahi.com/special/08006/TKY200806160072.html
岩手・宮城地震の加速度、国内最大4022ガル
2008年6月16日11時9分印刷ソーシャルブックマーク
岩手・宮城内陸地震の震源に近い岩手県一関市で、防災科学技術研究所の観測網が国内最大の4022ガルの加速度を観測していたことがわかった。重力の加速度は980ガルで、上下方向でこの値を超えると地上のものが浮くことになる。これまで04年10月の新潟県中越地震の余震のとき同県川口町で気象庁が観測した2515.4ガルが最高だった。
観測地点では上下方向に3866ガルが記録され、これに東西と南北の水平2方向を合わせ、4022ガルになった。水平方向より上下方向の変動が大きく、観測地点は断層沿いで、地盤がもう一方の地盤に乗り上げた側の直上だった可能性があるという。
今回は、地震を起こした断層に極めて近いところに観測点があったため大きな値が観測された。防災科研は「断層の真上がどのように揺れるかを観測できた基本的な記録で、今後の地震対策のための貴重なデータになる」としている。
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