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卵細胞(女の子)と精母細胞(男の子)への放射線の影響
2011-05-17 02:08:02
テーマ:ブログ
結論から先に書きます。お子さんを持つ方がいらっしゃったら、絶対に守ってほしいです。
子どもは絶対に被曝から守らないといけない。
その理由が漠然としていたと思いますが、被曝するその子どもの病気だけではなく、その子どもが将来、子どもを授かれるかどうかが、決定してしまう可能性があるからです。
生物学的に説明しますが、理由は以下の通りです。
【女の子の場合】---------------------------------------
女の子は生まれる前から、卵子のもとになる卵母細胞という細胞をもっており、
母親のお腹の中でまだ胎児でいる時期には600万〜700万個
↓(徐々に減少)
出世時に100万〜200万個
↓(さらに減少)
思春期までに約30万個
とその数を減らしていきます。
女性は、初潮から閉経までに平均で約400個排卵すると言われています。(閉経後は残った卵母細胞は退化していきます。)
さて、卵母細胞は、毎月1個成熟し、卵子となって排卵され、受精を待ちます。
その他の排卵されない待機中の卵母細胞は、卵母細胞のまま細胞分裂を止めた状態で卵胞内に存在し続けています。その待機中には、DNAの修復は行われない為、年齢を重ねるごとに卵子の損傷の可能性が大きくなり、同時に不妊の可能性も高まるわけです。
つまり、ここでみなさんに注意していただきたいことは、女性は生まれたときから卵母細胞を持っていて、出世後に自分で新たに生成することができないということです。
・・・わかりますか?
幼少期に被曝して、卵母細胞にダメージを受けた女の子がどうなるか・・・。
一度被曝してしまったら、取り返しがきかないんです。
被曝をしてしまった卵母細胞がどうなってしまうか、想像できると思います。
ICRPの発表しているしきい値をご紹介します。
------------------------------------------
急性被曝 慢性被曝
一時不妊 0.65-1.5 Gy -----
永久不妊 2.5-6.0 Gy 0.2 Gy/年
------------------------------------------
(Gy=Svでいいと思います)
【男の子の場合】---------------------------------------
男の子の場合、精母細胞は放射線の感受性が高く、低線量でも細胞死が起こり一時不妊になってしまいます。また、0.15Sv以上浴びると精子の元になる精母細胞がダメージを受けて細胞死し、永久不妊となると言われています。
こちらでも具体的にしきい値をご紹介します。
--------------------------------------------
急性被曝 慢性被曝
一時不妊 0.15 Gy 0.4 Gy/年
永久不妊 3.5-6.0 Gy 2.0 Gy/年
--------------------------------------------
(Gy=Svでいいと思います)
※すいません。ICRPの数値のソースを探したのですが、どうしても本文が見つからなかった為、関連するURLを貼らせていただきます。
@人体に対する放射線の確定的影響と確率的影響
http://www.rada.or.jp/database/home4/normal/ht-docs/member/synopsis/030065.html
A日高振興局(放射線を生殖腺に受けると子供はできなくなるの?)
http://www.hidaka.pref.hokkaido.lg.jp/hk/hfc/homepage/q-16.htm
さて、これを読んだ後もあなたは汚染地域で子どもを遊ばせることを許せますか?
福島の子ども達に20mSVを許容する政府が一体何をしているかわかりますか・・・?
実 はこの話、昔、高校の生物の先生が授業で話してくれていました。その時は子どもが被曝するなんて想像していなかったため、なかなか実感できませんでした。 本当ならもっと早くにこの記事をUPすべきだったと思い、とても後悔しています。自分の知識や数値に自信がなかったというのが本音です。でも、自分の持っ ている知識で、少しでも子ども達が助けられるのなら・・・と思い、思い切ってUPしました。
※幾分高校時代の授業をベースにし、ネットで足りない箇所を補ったため、間違っている箇所があるかと思います。ご指摘いただければ訂正しますので、気づかれた方はコメントを入れていただけると助かります。
今まさに、子ども達の未来が奪われようとしています。
どうか、この記事を読んで、思うところがあったのなら、これをお子さんを持つお友達に伝えてください。そして、子ども達を守ってください。
・・・・・お願いします。
一刻も早く、子ども達を避難させてください。お願いします。政府の人・・・。
ほんとにぼちぼちしてられない・・・。
http://blog.livedoor.jp/tokiko1003/archives/2701962.html
※「ぼちぼちいこか…」というブログより
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http://www.hidaka.pref.hokkaido.lg.jp/hk/hgc/x-ray/q-15.htm
放射線を生殖腺に受けると子供はできなくなるの?
答
子供が出来なかったり、出来にくくなることを不妊と言い、大量の放射線を被曝した場合にも不妊になることがあります。
ただし、自然放射線や医療用放射線による被曝線量では不妊になることはありませんので、心配しないで下さい。
生殖腺細胞が細胞死を起こすと現れる現象が不妊です。
放射線による不妊は、ある一定の線量を超えて被曝しない限り影響は現れません。
受けた線量が少ない場合は、一時的に不妊になります。
これは被曝後しばらくの間子供が出来にくくなるということで、何ヵ月か過ぎると再び出来るようになります。
大量の放射線を受けると永久不妊になり、永久に子供が出来なくなってしまいます。
男性では 0.15 Sv(シーベルト)以上の被曝をした場合に、一時的な不妊になる可能性があります。
精原細胞→精母細胞→精子細胞→精子という過程で精子は生成されます。
精母細胞は放射線感受性が高いので、低い線量でも細胞死がおこり、一時的な不妊が発生します。
そして、さらに多くの放射線量を浴びると、精子をつくる大もとの精原細胞が細胞死することになり永久不妊となってしまうのです。
女性の場合は、卵原細胞→卵母細胞→卵子という過程で卵子を生成し、第二次卵母細胞が細胞死を起こすと一時的な不妊になります。
放射線感受性の比較的低い第一次卵母細胞まで影響した場合は永久不妊となってしまいます。
この永久不妊を生じるような被曝は、放射線作業者でもまず受ける可能性はありません。
特殊な事故などにより、生殖腺に大量の放射線を被曝するという異常な事態がない限り、一般の人たちがなることはまずないと考えて良いでしょう。
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