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http://ameblo.jp/shimarny/entry-11526661607.html
2013-05-08 21:06:22NEW ! Shimarnyのブログ
一体、放射能汚染水が貯水槽から流出した事故はどのようになったのであろうか。
東京電力の断片的な情報と既存メディアの断片的な報道からは全く見えてこない。
少なくとも1号貯水槽、2号貯水槽、3号貯水槽からの放射能汚染水が流出した状況から、事故原因が把握できず、垂れ流しの状況が続いていたはずである。
その結果、発覚した時点で約35兆ベクレルの放射性物資が流出したはずである。
参考記事:汚染水漏れで放射性物資が約35兆ベクレル流出か、水位計のデータ無視で危機意識ゼロ
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11507615605.html
4月22日に2号貯水槽から地上タンクへ約1070トンの汚染水の移送を完了したが、当初の約120トンの汚染水以外にどの程度流出したのだろうか。
5月6日に1号貯水槽から地上タンクへ約6200トンの汚染水の移送を完了したが、流出発覚から約1カ月間で汚染水はどの程度流出したのだろうか。
[5月8日 中国新聞]来週にも地下水放出 福島第1原発から海に
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201305080121.html
東京電力福島第1原発の地下貯水槽から放射性物質を含んだ汚染水が漏れた問題で、東電は6日、漏洩が判明した1号貯水槽から地上タンクへ水の移送を終えた。4月23日に移送を開始した時点で1号には約6200トンが入っていた。7カ所ある貯水槽のうち、移送完了は2号に続いて2カ所目。増設中の地上タンクの準備が整い次第、3、6号に残る計約1万5900トンも移送する。増設タンクの準備ができるまでの緊急移送先として、敷地内に小型タンク120基(計4千トン)を設置する
はっきりしていることは、東京電力は貯水槽から放射能汚染水が合計でどの程度流出したのかを公表しておらず、既存メディアも追求していないことである。
この情報がブラックボックスのまま、放射能汚染水の流出事故の影響で、敷地境界の年間被曝線量が最大7.8ミリシーベルトになると発表するのである。
[5月7日 読売新聞]敷地境界の放射線量が8倍に…汚染水移送で
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130507-OYT1T01057.htm
東京電力は7日、福島第一原子力発電所で地下貯水槽から地上タンクへの汚染水の移送が完了すると、原発の敷地境界の放射線量が8倍に高まると発表した。移送先のタンクが敷地境界から約100メートルしか離れていないためで、このまま放置すると、年間の積算線量は従来の0.95ミリ・シーベルトから最大7.8ミリ・シーベルトに上昇。政府が2011年12月に宣言した同原発の「冷温停止状態」の条件である「1ミリ・シーベルト以下」を超えてしまう。東電は、汚染水から放射性物質を除去する新装置「アルプス」を稼働させ、放射線量を下げるという。東電は、敷地内に七つある貯水槽のうち三つで漏水が見つかったため、汚染水すべてを地上タンクに移している。しかし、敷地境界から数百メートル離れた場所のタンクが満杯で、境界近くに新設せざるを得なかった。
この結果により、福島原発は名実共に「冷温停止状態」では無くなったのである。
つまり、東京電力が主導した福島原発事故の収束作業は破綻したことを意味する。
やはり、電力発電事業を行いながら、電力送電業を行いながら、事故賠償補償事業を行いながら、コスト削減を行いながら、会社経営を行いながら、片手間で福島原発事故の収束作業を行うことが無謀なのである。
福島原発事故から2年以上経過してもこれでは何年経っても収束できないだろう。
しかし、驚くべきことは東京電力が数々の事故を起こしながらも国民に情報公開を徹底せず、今度は原子炉建屋に大量に流れ込んでいる地下水を、自治体の了承を得た上で海洋に放出する方針を示したことである。
地下水の放射性物質の濃度で、東京電力の「汚染前の水で安全性に問題はない」や「周辺の河川と変わらないレベル」の見解を誰が信用できるだろうか。
しかも、放射能汚染水の流出事故の影響から、4月26日に貯水槽の周辺にある22カ所の井戸のうち13カ所で放射性物質が検出されているのである。
つまり、東京電力が公表した約120トンの放射能汚染水の流出により、約35兆ベクレルの放射性物資が地下水を汚染することは間違いないのである。
そうではなくても現状において放射能汚染水は海洋に流出し続けているのである。
参考記事:放射能汚染水の流出が止まらない、東京電力の破綻処理なくして福島原発事故の収束なし
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11493226970.html
これ以上の放射能汚染水の海洋流出は最優先で防止しなければならないのである。
参考記事:福島原発で汚染水が約17兆ベクレル流出も、電力9社で原発維持に約1兆2000億円
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11497304063.html
東京電力の実行しようとすることは、放射能汚染まみれの福島原発でデータの計測を放棄して、あたりかまわず放射能汚染を撒き散らしている行為に等しい。
国民に不信感が蔓延している東京電力で唯一説得力を持つのはデータだけである。
東京電力はあらゆる場所で放射線量を計測して、データを全て公表すべきである。
何度失敗を重ねても何も変わらなければ、破綻も止む無しとなるのは当然である。
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