★阿修羅♪ > 原発・フッ素31 > 455.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「脱原発テントといのちを守る闘い」へ 記者会見(文字起こし)
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/455.html
投稿者 遠山の金さん 日時 2013 年 5 月 03 日 11:46:17: psj3IN/xK7JbA
 

4月10日(水)に経産省前テントひろばで開催された
「脱原発テントといのちを守る闘い」へ記者会見について会見出席者の発言を
文字起こししました。

日時:4月10日(水)13時〜
場所:経産省前テントひろば
映像:http://iwj.co.jp/wj/open/archives/68939
会見発言順:時間 
@ 司会冒頭挨拶:0:00:44 〜 
A 淵上:0:02:50 〜 
B 正清:0:12:35 〜
D 椎名:0:26:45 〜
E 亀屋:0:34:0 5〜
G 神田:0:49:13 〜

(以下、文字起こし)
--------------------------------------------------------------------------------司会「それでは、今から国のテント撤去の提訴に関する記者会見を開催します。福一は終息していません。被災者は救済されていません。除染作業も廃炉作業も上手くいっていません。汚染水計画は破綻しています。放射能汚染水の水漏れが起こっています。トイレなきマンションが爆発して2年経って、水漏れです。これは、見過ごせません。水に流せません。酷いもんです。配電盤故障で冷却装置が作動せずという事も2回も繰り返しました。福一はどうなっているか私達はとても心配です。福島原発事故の責任はおまけに誰もとっていません。こんな状態です。脱原発は国民多数の願いです。にも関わらず、安部政権は再稼働をもくろみ、原発輸出を促進しようとしています。原子力規制委員会は、規制基準を甘くし、地震、IC破断等、福一事故検証も不十分なまま、バックフィット、5年猶予、大飯原発特別扱い等、事業者の顔色をうかがって、再稼働促進をもくろんでいます。私達はこういう事を許せません。1年半前に私達はここの経産省前テントを建てました。そして、先々週記者会見しましたが、3月14日に仮処分の通知を受け、3月29日付で国が脱原発テントを提訴しました。これらに対して、私達の見解をこれから述べます。まず、代表の淵上さんからお願いします。」
--------------------------------------------------------------------------------淵上「皆さん、こんにちは。テントひろばの淵上と申します。今、司会のものがですね、汚染水の話をしましたけども、ここからやろうかと思っていたんですが。汚染水が毎日400トン溜まっていくんですね、福一では。今27万トンあるんですね。今、装置として許容されいるのは32万トンまでです。やがてこれを敷地内になんとか工夫をして70万トンまで持って行こうという、こういう事なんですけれども。担当者、東電のですね、何を言っているかというと、こないだ120トンこぼれたとか、しみ出たとかっていう話なんですが。それが、海洋に流れた、海洋を汚染したことは確認されていない。こういうことです。つまり、彼らに言わせると、マイナスの要件に関しては、確認されていない、従って安全だと。こういう論理をずーっと使っています。2年間に渡って、そういう形です。特に放射能の問題というのは、ご存知のように「見えない」「臭わない」等の問題がありますので、何となく、やばいという事が確認されない限り安心だとみたいな事になっていますね。私は非常に気に食わないと思います。そう言う状況の中で、このテントが1年半建ってきた。この1年半という時間は、そんなに長くはないのですが、逆に福島で大変な被害を受けた人には、そんなに短い時間ではないんですね。毎日、毎日、深刻な状態が続いている訳です。そしてまた、この2年の間に、国はもとより、もしかすると、ここにおいでの方々も含めてかもしれませんが、あれはもう終わった事だと、忘れてしまおう、こういう感じがありませんか。皆さん、ここにおいでになっている方はそうじゃないとは思いますけれども、今はもう事件性がないよみたいな形でもって、中々報道もしにくくなっているかもしれません。いずれにしても、そういう状況の中でこのテントが建っている。私達は、このテントを建てた時にですね、何をしていいか解らなかった訳です。あの悲惨な事故の中で、しかも放射能という事故ですよね。何をしていいかわからなかった。しかし、とりあえず、声を上げて行動しなければいけない。それがたまたまテントだった、と。ご存知のように、毎週、官邸前で金曜行動が行われています。あの金曜行動もある意味では非常に似た様なところがあると思う。特別の集会届けを出して、デモをやるとかという事ではないのですね。とにかく、内閣総理大臣に抗議の声を叩きつけようという事で、あそこにある意味では非常に自然に集まり始めた。私達が実際に民主主義を実行しようとした時に、たぶん、まず思いつくのは、選挙くらいでしょうか。総選挙、国政選挙、地方選挙、いくつか有りますけれども。後、思いつく民主主義的な行動とかっていうのはあるんでしょうか。例えば、小学生の頃の児童会に40人くらい集まって、賛成、反対という、こういうのをたぶんやった記憶の方はたくさんいらっしゃると思うんですけれども、例えば、これも民主主義かなあと言える訳ですけけれども。その後あんまりそういう事をやった事がない。労働組合に参加している方は、そういう事もあるかもしれませんけれども、今労働組合があんまり活発に動いていないという事もありまして、後は、個人の利害でもって、会社の中でも、外でも、とにかく世の中を見るとか、周辺の様子を見ながら、自分の行動を決めていくみたいな、そんな事もかなり多いんじゃないんですかね。私達は、原発に反対だとか、大問題だとかって言いながら、ここに集まって、そういう問題提起を私達はしているつもりでいるんです。憲法12条に、この民主主義について、国民は不断の努力をしていかなければいけない、という事になっている。私たちはその不断の努力の一部を担っているにすぎないと思っています。従って、経産省や国が、国賠法等に基づいて、この土地は、彼らのものであって、それに対する使用について私達は許可をしていないのだと、だから不法な占拠であるという風に言っておりますけれども、私達は、そんなことはある意味では、始めから解っておった訳ですね。そういう狭い、或いは、そういう小さな問題から、私たちは、ここにいるんではありません。日本の民主主義や、この大きな事故で起きた、事故の起こした、この原発の推進問題、国策として進めて来たこの問題、そしてそれに対する事故後の無責任状態、出鱈目さ、そして依然として事業者を中心とする隠蔽体質、等々を告発しようとして、ここに私は皆さんとともにここにいるというのが第一の問題。そして、またこれが1年半に渡って存在し続けたということのもう一つの根拠は、このテントの存在自身が、多くの、全国ですこれは、皆さんの、脱原発を願う皆さんの一つの心の支えにもなってきた。北海道から九州、沖縄に至るまでの皆さんが、何人もの方がここにお訪ねいただいたり、そして、またここに来れなくてもたくさんのカンパを寄せいただいた。これが建った途端に、おそらく多くの皆さんが、自分達のテントであるという風に思えたと私は思うんですね。そして、具体的に申し上げると、ちょっと経過に入っちゃいますが、そちらに女性がお座りになっていますけれども、建った1カ月後ちょっとくらいで、福島の女性達が、ここに一緒に座り込みをやっていいかという風に連絡が来たわけですね。私冗談半分に、この土地は、私の土地じゃないんで、経産省に聞いて下さいという風に言った覚えもちょっとあるんですけれども、まあ、しかしそれは冗談ですから、一緒にやりましょうという事にすぐなっちゃったんですね。それが、実際においでになったのが、100人規模で福島から三日間ここで座り込みが始まりました。一緒にですね。そして、またその後、三日後に全国の女たちということで、延べ4000人くらいになるんでしょうかね。ここで座り込みが始まる。そして、更に、そういう事によって、このテントは名前が売れて来たというか、有名になったというか、一つの大きな、先ほど申し上げたような脱原発や民主主義の根拠として存在し続けている。すでに、経産省や国は、これが不当だという、ずっと、毎日毎日言って来てますけれども、中々撤去出来なかった訳です。もし、土地の問題の所有権だけでもってやれば、ある意味では簡単に済む話ではありませんか。しかし、簡単に出来なかったのは、やっぱり原発問題を巡る大きな重大な政治があったからですよね。国民の多くが、今、7割か8割か私は解りませんけれども、少なくとも原発は非常に重要な、深刻な問題だと、これから、今までのような推進政策を続けて行くのかどうか、これについて重大な疑問を感じている、そして色々声を上げようとしている時にこのテントがあって、これを土地の所有問題だけでもって、不当だといって叩き出そうとすれば、これは国民的な怒りを買う以外には方法はないと思います。そういうつもりで今後の闘いもやって行きたいと思います。細かい事は、色々これ、ゆっくりこれ読んでみて下さい。抗議声明というのもあります。訴状もあります。それから、色々あります。ここに無い必要な資料は、皆さん申し出ていただければ、何とかなると思います。いずれにしてもあんまり長く喋ってもしょうがないんで、アジテーションというものがあんまり皆さんお好きでないでしょうから、後で質問いただければ、宜しくお願いします。」
--------------------------------------------------------------------------------正清「私は、今日に至る、まず2年ちょっとになりますが、その間の事について、皆さんにご報告しておかなければならない事があると思います。ご承知のように3月11日にあの津波と大事故が起こった。それで、その後、ご承知のように6月11日には17万を超す方々が原発をやめろという大きな集会がありました。私どもとしては、3月の末日から、何とか現場に、つまり福島を中心とする津波や原発の被害を受けられた地域に、都合15,6回以上、実は支援のために2トントラックでうかがいました。私自身は8回うかがいました。その間、前の日に、箱根の水を1トン、それから、伊豆半島の夏ミカン、それから群馬の野菜をそれぞれ積みながら、湯本、そして小名浜、そして広野と、そして更に南相馬、そして今福島のいわゆる無認可保育園の方々にも我々としては支援の行動を行っております。そういう中で、解って来た事は、現場の話では、要するに福島の人達が困っている事について政府や行政は何一つやっていないという事が明らかになってきました。これは黙っておれないという事が、この9月11日の経産省前のテントひろばに繋がったという事を、まずおわかりいただきたいと思っています。そして、今、淵上さんが申し上げました様に、9月11日からテントを持ちましたけれども、その後、12日に、私どもとしては、このひろばを開けるように、国民の原発を巡る、国民のひろばとして解放しろという事を要求をしました。それに対する答えが「特定の団体には貸せない」というのが、9月29日ですか。そして、実は、先ほどお話がありましたが、いわゆる福島の女性達が、9月23日に当時総理大臣としてニューヨークに出かけた、国連総会に出かけた事に対する抗議の行動として、泊原発、それから浜岡原発、および福島原発の方々が、反対運動の方々が、このテントの前で実は記者会見を行いました。それが、1つのきっかけとなって、先ほどお話がありましたように、福島から100人規模のバス3台で乗りつけて、3日間10月27日〜29日まで座り込み、その後、更に続けて、全国からの今まで反対していた、主として女性の方々が座り込みを7日間続けたと、これが大きなきっかけとなって、このテント村が皆の物になったという事をまず解って欲しいと思っております。その後、実は、12月の初めに福島の女性の方々が、ここにお見えになって、そして女性テントが、テントが3つ出来た。そういう中で今日まで来ている。いう事が1つです。その間、ご承知の通り、1月24日ですか、当時の経産大臣の方からここを立ち退けという命令がありまして、その期限が27日の予定です。1月27日の5時迄に出て行けと、そういう命令が出たんですけれども、それに対して抗議の皆さんが集まって、1000人を超す方々がここに集まって、やめるべきは原発だと、いう強い声のために、結果としては何も行われないまま、ここまで来たと。その中で、後ほど、いわゆる経産大臣が自主的な退去を要求するという事で終わったという事です。その後、ご承知かと思いますが、いわゆる原発が稼働を続けて、いくつか稼働を続けていましたけれども、それが、5月5日に、昨年の5月5日に原発が止まるという事が、つまり再稼働がストップするという事が明らかになった。そして、4月17日にこの場所で大集会を持って、寂聴さんや或いは鎌田さんや、多くの方々が参加をしてハンストを行ったというのが、今日までの経緯であります。そういう中で、ご承知の通り、私どものこのテントひろばというのは、決して私たち一部の団体のものではなくて、文字通り皆のものとなっていった。しかも、皆のものと言っても、実は、原発問題は、福島原発問題は、私たち日本だけの問題ではなく、今や世界的な規模で、この問題についての心配が、日本は何をやっているんだ、ということで、物凄く心配されているという事も合わせて、皆さんご理解いただきたいと思います。私どもが初めてこのテントを持った時、一番最初に飛んできたのは、実はオランダであり、フランスのメディアであります。そういう事実を十分理解をいただいて、そして、いつの間にか、やれ尖閣列島だ、やれオリンピックだと、話題があちこち飛ばされて、原発問題がどこかに行ってしまったように思われておりますが、先ほども、申し上げた通り、まだまだ何一つ解決していないという事であります。従って、そういう意味では、このテントは文字通り経産省が管理しているのでありますが、たかが、一会計規則で決められたものにすぎない。しかも、先ほどから私どもが申し上げている様に、この場所は原発をどうすべきかという事での、文字通り国民のひろばとして解放し、皆さんとともに議論していきたい。そういう立場でやっているという事をご理解いただきたいと思います。」
--------------------------------------------------------------------------------椎名「福島市の椎名千恵子でございます。まず、先ほど簡単にご紹介ありましたが、後に数々の紙芝居では無く、いろいろな言葉や写真が並んでおりますね。これはですね、2011年12月1日から、ここで未来を孕むとつきとおかのテント行動という事を始めました。先ほどご紹介があった秋に福島の女たちがここで座り込みをして、その後全国、そして12月1日からまた福島の女たちがここに座り込みを始めました。その時に全国から本当に一人一人、どういう事なの、私も声をあげたい、3.11福島問題って何?、色々な思いの方が遠くからリュックをしょって、そして外国からも何が起きているかという取材が殺到しました。その方達にその想いをサイン帳に書いていただきました。今何冊あるでしょうか。本当にここには、命の叫び、改めて世の中をどうしたらいいのか、私はどうしたらいいのか?という問いや、呼び掛けが詰まっている大事な、大事なテント行動の伝統が詰まっております。そして、今日この記者会見には、それこそ又私たち自身が、テントに関わる私たち自身が、その原点に戻って、このテントの行動の意義を皆さんにお伝えしたいと思って、ここに印刷をし、並べております。その事をまずご理解ください。
そして今福島に何が起きているか。私は、福島で今、皆で建てた、寄付で建てられている、全国から、世界から寄せられている、診療所づくりに関わっているんですが、建っているんですけどね。そこに色々な声が集まってきます。甲状腺、先ほど甲状腺問題が出ましたが、甲状腺、色々な膿胞が、数も、そして形も、色んな形でもう進展してるんです。ところが、医大、県の健康検査では、それが正確に伝えられません。お母さん達は、日々不安で、調べても不安、調べてもらえなくても不安、そんなお母さん達や、除染をしている労働者も調べて下さいと集まってきました。そこで、今度ニュースレターを発行しようと思って、また改めてお母さん達の声を聞き取りました。そしたら、こんな事が出ていました。「県の調査では、2年後にって言いましたが、私がセカンドオピニオンで違うお医者さんに調べてもらったら、3か月後で、すでに数も増えていました。どうぞ、2年後ではなくて、3ヶ月後に調べてください。私たちは、その数カ月、数カ月だけでも安心して暮らせるんです」って言うんです。こんな切実なお母さん達の声、どうして、行政に、そして国に響かないんでしょうか。伸び伸びと未来を育む、未来を任せる子供たちを育てる、そんなお母さんの気持ちになってもらえないんですよ、今、福島のお母さんは。数か月安心して暮らせればいいという、なんて切ない思いでしょうか。そんな言葉が寄せられて来ています。後、仮設住宅にも行ってみました。仮設住宅では帰還宣言が出てるけれど、間もなく出るけれども、ガソリンスタンドもない、お医者さんもいない、店もいない、そういうところに帰って、どうやって暮らせるんだ。人として、どうやって生きていくんだ。暮らしが成り立つんだ。そういう事を嘆いていました。ライフラインが成り立たない仮設住宅に戻れというのが、今の国の県の行政の姿勢なんです。福島では、まだそんな状態が次々と起こっています。そして、全体の復興ムードで次から次へと色んなイベントが組まれておりますが、でも幸いと言うか、私には希望が見えました。という事は、福島民友新聞社が復興していると思うかっていうアンケート調査をとったんです。そしたら、75%の方が復興なんかしていないと回答していました。もう、嘘ばっかりの、嘘ばっかりの情報を流している、そして色々次々不安な症状が出ている福島で、復興なんかしている訳がないじゃないかという事をちゃんと福島県民は見抜いています。しかし、声は中々上げられるものでもありません。お父さんの仕事、子供の学校の都合、色んな思いで、本当に声を上げ切れないでいます。そうした福島県民が、思い切って、ここで「違う、命を守ってくれ、それが国の仕事だろ」と声を上げれる場所が、このテントなんです。次の時代を私達自身が守らなければならない、国は何をしているか、国は私たちが作って行くものだという、ここでなお又へその緒を締めて、覚悟を決めて、明日に向かっていかなければいけない事を確かめるところがテントなんです。ここにこれだけ大勢の記者さん、そしてまた集まってくれてますが、ほんとにこの数ではありません。このテントに注目して、あそこがなくなったらどうしようと。昨日も福島に帰った時に「駄目だ、あそこはなくしちゃ駄目だ」とたくさんの人が声を寄せてくれました。このテントはこの数にあらずです。ここに集まっている数にあらぬ、たくさんの世界からの目線、想いで守られています。とんでもない話です。どうぞ、その事をご理解ください。そして、また生意気な事を言いますが、記者の皆さんも私たちも、皆命は本当に連綿としたこの大地の上に、空の下に、空気の中に、繋がっているんですよ。原発を再稼働しようとしているあの人達も、その繋がっている中のただの一人でしかない。その命の基盤が今放射能によって壊されようとしている。その問題の危機をどうして一緒に見つめられないのか。自分の命の墓掘り人を自分自身が自ら擁しているような、生命の基盤に立っているこの問題をどうして真剣にその危機に立ってもらえないのか。福島だけじゃない、日本だけじゃない、世界だけじゃない、人類だけじゃない、命そのもの。そのものです。命の体系が、命の今色々小さな生き物たち、ニホンザル、色んな形で生態系が壊されているということを改めて専門家から発表され始めました。それは、専門家はデータがなければ発表出来ませんね。今になってやっとです。そうした形でも出ています。この地球の、この危機が今出ていることを、福島問題、そしてこのテントからご理解ください。皆さん、へその緒をしめましょう。自分の声を上げましょう。繋がりましょう。テントを守りましょう。宜しくお願いいたします。」
--------------------------------------------------------------------------------亀屋「皆さん、こんにちは。私は福島第一原発から1.2キロに住んでいました。11日の夕方6時40分頃、放射能漏れの可能性あるから、2キロに逃げて下さい。早く逃げて、早く逃げて。何を持てますか?お財布も持てません。探しても真っ暗です。何一つ持たず、着の身着のまま逃げました。12日の朝6時半頃、放射能漏れたから10キロに逃げて下さい。家に変える事も出来ません。着の身着のままなんにも持たないで逃げてきました。地獄でした。とりあえず、地獄。それで、たまたま港区で借り上げ住宅が募集して、応募したら、今当たって、港区にお世話になっています。そこに、住まいに入ったけど、お茶碗一つありません。割り箸一つありませ。テーブルもありません。着るものもないです。こんな地獄の思いしたんです。それで、2か月、3か月、泣き通し、泣きました。故郷帰りたい。友達に会いたい。皆のところに行きたいって泣きました。その時たまたまこのテントひろばの人に出会って、ここに来た時励まされたんです。皆さんに凄く励まされ、お互いに頑張ろう。励まし合って、色々な話合いして、本当に私はこのテントひろばがなかったら、立ち直る事が出来ませんでした。本当にありがたかったんです。そして、今は自分の事も考えながら、一番心配なのは、福島の子供たちなんです。福島県の子供たちの未来を奪う権利がどこにありますか?ありませんよね。さっきも話ありました、甲状腺にすごく出ているんですよ。それを皆隠しているんですよ。東電だってそうです。東電も隠しが一杯あるんですよ。たった2年間で汚染水漏れるようなものに汚染水を入れるなんて考えられますか?たった2年ですよ。それなのに今日テレビでもやってましたけど、あんなずさんな事やってるなんて、考えられませんでした。後、今月の23日、浪江町が帰宅解除になったんです。私ちょっと用事があって、浪江の方に帰られる手続きをして入りました。解除になって当初は良かったと思って、行ってみましたら、何にも無いんです。トイレは役場に仮設トイレが10個ありました。お水もあるっていったら、大きいタンクの中にお水が入っているだけです。お水もない。何にも無いんですよ。水道も無い。そんなところに帰す国など、何考えているか。国の政治家方、東電、私たちを人間と思ってくれているんでしょうか?それが私は情けない、情けないんです。そして、私ははっきり言って、双葉町の故郷も奪われたんです。そして、私は心の中では、テントひろばは、第二の故郷なんです。ここに来て救われたし、被災者の人とも会う事出来て、色んな会話も出来て、励ましていただいているんです。だから、このテントだけが無くなって、私達はどこで、何が出来るかわかりません、一人では。だから、絶対にテントひろばだけは、撤去しないように皆さんお願いします。被災者のためにも本当に宜しくお願いします。そして、ここには、北海道から沖縄からも来て、励まされています。抱き合って何回も、何度も泣きました。「頑張りな。応援するから、頑張りな」って。その言葉頂いた時、どんなに嬉しかったか。どんなつらい思いしたか。地獄でしたから。だから、私再稼働反対というのは、自分が辛い思いして、着の身着のままで、歯ブラシも無い。三日間指で歯磨いてました。お金も無いから。だから、そういう惨めな思いを、苦しみを二度とさせないように絶対再稼働反対です。お願いします。その辺をよく報道してください。お願いします。テントひろばが無くなったら、私たちの繋がりが無くなるんです。被災者の為にもお願いですから、テントひろばだけは助けてください。後、最後に私言います。私だって故郷へ帰りたいんです。今すぐにでも帰りたいんです。でも、帰れないのわかっているんです。でも、いつかいつか、帰れることを心に思ってこれから頑張りますから、皆さん、宜しく宜しくお願いします。テントひろばを守ってください。只一言これが言いたんです。宜しくお願します。」
--------------------------------------------------------------------------------神田「テント村を何とか守りたいと思いまして、かけつけて参りました講談師の神田香織です。福島県はいわき市の出身です。ここの中に着ておりますこのTシャツなんですけれども、ここに言葉が書いてあります。これは何が書いてあるかと言うと、あの大震災、原発事故に遭遇した福島県のその時の皆さんの声です。このTシャツを私たちは色んなところで宣伝しております。そして、講談師ではありますが、福島の話をして伝えていきたいという事で、福島の講談化も考えております。そして、NPO福島支援人と文化のネットワークというものを作りまして、文化の切り口で、ずっとずっと伝えていこう。そして、何と言いましても、今子供たちの安全の事が心配であります。先月には急性白血病で中学生の子が、郡山の子が一人亡くなっております。その情報に接した他の同級生達が急いでマスクをしだしているという、そういう過酷な状況にある訳ですね。そういう事で、保養事業もやっております。ここまでは、私がやっている事の報告をさせていただきました。私はこの現場で福島の仲間と再会いたしました。今は東京に住んでおりますが、10年近く福島に住んでおりまして、チェルノブイリの想いという講談を語っております。また、はだしのゲンという講談も30年前から語っております。それも福島県中で聴いてもらって、その仲間たちと、女たちと、この椎名さんもそうですけれども、ここで再会したんです。その時の感動は忘れられません。去年、おととしの事であります。それから、たびたびここで彼女たちが色んなパフォーマンスする、踊ったり、唄ったりする、そして、ここを中心として、何とかして脱原発をかなえて行こうという人達が交流する事が出来たんです。こんな小さなスペースですが、ここは、私たち国民の場だと思うんです。ここで、この気持ちを遮ぎるような、今行動がとられようとしているのは、何としてもやめなければいけない。ましてや、事故から2年経ちまして、福島の事を徐徐に報道が少なくなっていってしまうその中で、ここはこれからも根拠としてありつづけなければいけないという、そういう歴史的な使命を持っているところだと私は思うんですね。私がいただいている時間は、若干5分でございます。ここで、詩を一つ紹介させていただきたいと思います。相馬市から大津市に避難をして生活をしていらっしゃる方が書きました関西の集会で語りました「背景関西電力様」という詩です。ここに今日は「関西電力様」プラス「経産省の皆様」というタイトルを一言加えて、そして約2分半くらいですから、聞いていただきたいと思います。これが、福島県の人の本当の声です。
『エアコン止めで、耳の穴かっぽじってよーぐ聞け。福島には、「までい」っつう言葉があんだ。までいっつうのは、ていねいで大事にする大切にするっちゅう意昧があんだ。そりゃあ、おらどこ東北のくらしは厳しかった。米もあんまし穫んにぇがったし、べこを飼い、おかいこ様を飼い、炭を焼き、自然のめぐみで、までいに、までいに今まで暮らしてきた。原発はいちどに何もかもを奪っちまった。原発さえなかったらと、壁さ、チョークで遺書を残して、べこ飼いは首を吊って死んだ。一時帰宅者は、水仙の花咲く自宅の庭で自分さ火つけて死んだ。放射能でひとりも死んでないだと、この嘘こきやろう、人殺し。原発は、田んぼも畑も海も人の住む所もぜーんぶかっぱらったんだ。この、盗っ人、ドロボー。原発を止めれば。電気料金を二倍にするだと。この欲たかりの欲深ども。ヒットラーは毒ガスで人を殺した。原発は放射能で人を殺す。おめえらのやっていることは、ヒットラーとなんもかわんねぇ。ヒットラーは自殺した。おめえらは誰ひとり、責任とって、詫びて死んだ者はない。んだけんちょもな、おめえらのような人間につける薬がひとつだけあんだ。福島には人が住まんにゃくなった家がなんぼでもたんとある。そこをタダで貸してやっからよ。オッカアと子と孫つれて、住んでみだらよがっぺ。放射能をたっぷり浴びた牛は、そこらじゅうウロウロいるし、セシウムで太った魚は、腹くっちくなるほど、太平洋さいる。いんのめぇには、梨もりんごも柿も取り放題だ。ごんのさらえば、飯も炊けるし、風呂も沸く。マスクなんと、うっつぁしくて、かからしくてするもんでねえ。そうして一年もしたら、少しは薬が効いてくっかもしんにぇな。ほしたら、フクシマの子供らとおんなじく鼻血が、どどうっと出て、のどさグリグリできっかもしんにぇな。ほうれ、言った通りだべよ。おめえらの言った、安全で安心な所だ。さあ、急げ!荷物まどめて、フクシマさ引っ越しだ。これが おめえらさつける、たったひとつの薬かもしんにぇな。』
以上です。」
--------------------------------------------------------------------------------

 ◇◆◇◆◇◆ 「脱原発テントといのちを守る闘い」今後の日程 ◇◆◇◆◇◆

5月10日(金)迄「訴訟取り下げ」署名
5月10日(金)「訴訟取り下げ」を求める抗議集会・署名提出 経産省正門前
5月16日(木)「明渡請求訴訟」抗弁書提出
5月23日(木)「明渡請求訴訟」第一回公判


◇◆◇◆◇◆ 「脱原発テントといのちを守る闘い」テントからのお願い ◇◆◇◆◇
★ 

<「土地明渡請求訴訟取り下げ署名」への協力・拡散のお願い>
現在、テントひろばでは、「土地明渡請求訴訟の取り下げを求めるための署名」を経産省前テントひろば受付と、インターネットでお願いしております。

「土地明渡請求訴訟」取り下げを求める請願署名
http://tentohiroba.tumblr.com/post/48968694817

署名への協力、ツイッター、フェイスブック、メーリングリスト、ブログ
などでの拡散も宜しくお願いします。今回の署名は、情報を削除の上、請願の形で、5月10日(金)経済産業省に請願の形で提出します。
署名提出とテントからの連絡以外には一切使用しない事をお約束いたします。

<「かんぱ」のお願い>
裁判にかかる費用を捻出するためにカンパへの協力をお願いしています。
以下の口座まで、皆様のお気持ちをお寄せ下さい。
郵便振替口座
00160−3−267170
ゆうちょ銀行
【店名】〇〇八【店番】008(普)5289163
【口座名義】経済産業省前テントひろば  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年5月03日 12:14:59 : NhdB4dEoDE
文句ばかり垂れてないで福島原発へいって働け。それからだ、批判は。

02. 遠山の金さん 2013年5月03日 12:23:58 : psj3IN/xK7JbA : DUdKBOhuvk
>01 原発の終息作業と、再稼働、補償、被曝から守る問題は、
  全く別次元の問題です。

03. 2013年5月03日 19:55:06 : PLTAQGChW6
だからいってるのだ。
別次元のところで美味いものを食い、酒を飲みながらあーでもないこーでもないと批判しているあいだに、原発作業員は黙々と収束作業にあたっている。

04. 遠山の金さん 2013年5月03日 20:56:59 : psj3IN/xK7JbA : DUdKBOhuvk
>>03
作業員の方には、感謝しています。
テントひろばにはF1作業員の方もいらっしゃいます。
被曝労働の問題も我々が取り組まなければいけない問題だと思います。

ただ、再稼働の問題、補償問題、被曝から健康を守る問題はまったく別次元の問題
そのままです。
放っておくことは出来ません。


05. 2013年5月04日 08:35:38 : QHyyfukACI
04. 遠山の金さん 2013年5月03日 20:56:59 : psj3IN/xK7JbA : DUdKBOhuvk
>>03
作業員の方には、感謝しています。
テントひろばにはF1作業員の方もいらっしゃいます。
被曝労働の問題も我々が取り組まなければいけない問題だと思います。
ただ、再稼働の問題、補償問題、被曝から健康を守る問題はまったく別次元の問題
そのままです。
放っておくことは出来ません。


テントをはることくらいしかできないのだろ?
根本的かつ本質的に「治療」するには政治を変えないといけない。
そのことがわかっているとはおもえない。


06. 遠山の金さん 2013年5月04日 09:13:02 : psj3IN/xK7JbA : DUdKBOhuvk
>>05
>テントをはることくらいしかできないのだろ?
>根本的かつ本質的に「治療」するには政治を変えないといけない。
>そのことがわかっているとはおもえない。

事実誤認。
国会議員に対する脱原発に関するアンケートを実施したり、
都知事選では、宇都宮けんじさんを応援しています。
ステレオタイプのレッテル貼りは意味をなしません。


07. 2013年5月04日 11:00:38 : 4p5P5yDGYo
01,03はテントが目障りなんでしょうね。経産省の方か、そこから資金を得ている
団体の人でしょう。

民主党政権ですら、撤去できなかったものを自民党政権は「福島事故はまだ収束して
いない」と言っているのに、撤去しようとしてくる。恐ろしい政権だ。


08. 2013年5月04日 17:07:17 : BovTlQlu0o
国会議員に対する脱原発に関するアンケート?
これのどこが政治的なんだ。きみはあほうか?

09. 遠山の金さん 2013年5月04日 18:33:04 : psj3IN/xK7JbA : DUdKBOhuvk
>>08
>国会議員に対する脱原発に関するアンケート?
>これのどこが政治的なんだ。きみはあほうか?

選挙前に
直接国会議員に会って、政治の争点である原発に対しての賛否を問うて、
結果を公表する。
立派な政治活動です。

01、03、05と同じ方ですかね。
大分失礼な方ですが、あなたはどういう立場の事でしょうか?
論点がずれて定まらないあなたの方があほうに見えます。


10. 2013年5月04日 20:12:49 : BovTlQlu0o
>直接国会議員に会って、政治の争点である原発に対しての賛否を問うて、
>結果を公表する。
立派な政治活動です。


ほほう。w
で? その「政治活動」とやらのおかげでなにが変わるのかね?
なにが変わったのかね。
あまり笑わせないでくれまいか。(ぷっ)


11. 遠山の金さん 2013年5月04日 20:37:42 : psj3IN/xK7JbA : DUdKBOhuvk
>>10
>ほほう。w
>で? その「政治活動」とやらのおかげでなにが変わるのかね?
>なにが変わったのかね。
>あまり笑わせないでくれまいか。(ぷっ)

また、論点がずれていますね。
頭が悪い証拠です。


12. 2013年5月04日 21:06:18 : BovTlQlu0o
きみの「論点」だけがが正解ってわけか。w
どうりでこれじゃだれもレスしないわけだ。
きみさ、きみの「論点」とやらに合わせてくれる人だけがほしけりゃ
わぁざわざこんなところに投稿しないで、
テントの頭のとろい仲間内だけで酒でものんでりゃよかろ。

13. 遠山の金さん 2013年5月04日 21:15:34 : psj3IN/xK7JbA : DUdKBOhuvk
>>12
きみの「論点」だけがが正解ってわけか。w
どうりでこれじゃだれもレスしないわけだ。
きみさ、きみの「論点」とやらに合わせてくれる人だけがほしけりゃ
わぁざわざこんなところに投稿しないで、
テントの頭のとろい仲間内だけで酒でものんでりゃよかろ。

意味不明というか、こちらの言っていることも理解出来ない。
頭の悪さですね。


14. 2013年5月04日 21:56:23 : BovTlQlu0o
そっくりそのままお返しするよ。w

>意味不明というか、こちらの言っていることも理解出来ない。
>頭の悪さですね。


15. 2013年5月04日 22:08:18 : DUdKBOhuvk
>>14
>そっくりそのままお返しするよ。w

子供かw


16. 2013年5月05日 10:30:30 : cA7LWG5nwA
どっちが。w

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素31掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

アマゾンカンパ 楽天カンパ      ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素31掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧