つまり、青森、山梨、高知レベルが最も安全な地域と言うことになり、結局日本全国どこへ行ってもかなりの低線量被曝を受けざるを得ないということではないだろうか。

そして、心配なのは小学生の運動部活動だ。外で走り回ることでかなりの低線量被曝を呼吸を通してしている可能性があり、これは5年や10年では表面化せず、15年とか20年後に牙をむくのではないだろうか。特に福島県内や首都圏、東北は影響が必ず出ると思う。

＞あの結果は慎重に解釈しないと駄目です。福島県外３県の結果ではガンはでていない。

＞すでに福島で異常事態となっているのに常識で考えて、福島と長崎、山梨、青森の
甲状腺の異常が同じになるはずがない。政府としては福島は正常と言いたいのだろうがどだい無理な話だ。一方長崎、山梨、青森に異常事態が発生しているというのも無理な話だろうと思う。

勘違いをされていますよ。福島県外3県の検査ではそもそも2次検査、つまり、がん発症しているかどうかの検査をまだしていないのです。自分はこのことを環境省の担当部署に電話をして直接確認しました。環境省の放射線健康管理担当参事官室です。昼間電話をしたら、会議で夜の8時過ぎまでかかると言うので終わったら電話をくれたらこちらからかけなおすと言ったのですが、かかってこず、結局こちらから何回か電話をしてやっと担当者と話ができました。そして、彼が言うことには、「調査目的は被曝影響がないということだから、被曝影響があるということについてはもともと事業目的外だ」ということでした。その後、しばらく話して、「Ｂ判定の人には2次検査の紹介はする。追跡調査をするかどうかはわからない」と言うところまで行きましたがそこまでですね。実際、その後のことはまだ全く出てきていません。

つまり、２６さんは官僚を信用しすぎているのです。彼らは決して良心を持って仕事に臨んでいるわけではなく、様々な圧力に接して、仕事をそつなくこなしたいということです。

なお環境省の放射線健康管理担当参事官室の電話番号が今は出てきませんね。以前は担当者の名前とともに電話番号もホームページ上に載っていたのですが。

＞福島で甲状腺がんが増加するほどの被曝はない。超微量で、チェルノブイリとはくらべものにならないほど、甲状腺被曝線量が低いからだ。約1000分の1だ。

お社っていることの根拠は次の記事ですね。

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/GN/GN9704.html
＞チェルノブイリ事故による周辺住民の被曝の特徴のひとつは、放射性ヨウ素の取り込みにより、大変な甲状腺被曝があったことである。ベラルーシの報告によると、避難住民のうち一〇シーベルトの甲状腺被曝を越えたのは、六ヶ月からは二才以下の幼児の二〇％、二才から七才の子供で一一％とされている（１４）。またウクライナからは、子供の甲状腺被曝の最大値として約五〇シーベルトという値も報告されている（１５）。ヨウ素一三一を投与して甲状腺機能昂進症を治療するときの甲状腺被曝線量が四〇シーベルト程度であることを考えると、チェルノブイリ周辺で多くの子供の甲状腺機能が影響を受け、なんらかの臨床的な症状が現れた可能性を否定できない。

しかし、28さんは、福島での甲状腺被曝の検査がちゃんとされていると思いますか。そもそも、もし福島での甲状腺被曝がチェルノブイリの約1000分の1なら、なぜ、福島県の学童甲状腺検査で4万人以下のなかから10名もの甲状腺がん発症者が出たのですか。28さんの論理が正しければ、チェルノブイリでは4万人当たり1万名も甲状腺がんが出ていなければならなくなりますよ。

ベラルーシもウクライナも旧ソ連からチェルノブイリ原発事故後独立した国です。当然、チェルノブイリ原発事故の補償をソ連政府から引き出そうとしていたのです。そのため、甲状腺被曝についてはかなりきちんと、または高めの数値を出していたはずです。

それに対して日本は、もともとアメリカの意思で日本に原発導入がされ、事故後もアメリカの意思で原発再稼働がされようとしています。原子炉にいっぱいつけられていた監視カメラ映像も一切チェックしないままです。ＩＡＥＡの監視カメラも東京電力の監視カメラも付いていたのに一切その映像の確認はしていません。それでいて、地震の影響はないとか、世界一安全な原発を日本は作っているとかと言う発言がどんどんされてしまうのです。

今の原発を巡る政治家、特に与党政治家の発言は耳を疑うものが非常に多い。また、マスコミの報道も正気かと思えるものが多いのです。

チェルノブイリ原発事故では1基の原子炉が爆発しただけです。福島第一では4基の原子炉と使用済み核燃料保管プールがおかしくなったのです。このことだけを考えても、チェルノブイリよりも福島のほうが数倍程度以上深刻な状況であるということは自明のことではないでしょうか。

＞これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
「公共の福祉」を持ち出すなら、考えてみて欲しい。
CO2を削減するために原発が必要だ、と強弁した奴らが、今なにをしているか。
CO2を吸収してくれる森を切り倒して、汚染水タンクのジャングルを作った。
それをどんどん拡げようとしている。そもそも原発がCO2を減らすというのも
ウソだったが、救いようのない環境破壊者となった。
「公共の福祉」を持ち出すなら、経済産業省、電力会社、自民党などを真っ先に断罪すべきなのだ。

また、｢風評被害」とは根拠のない情報で被害を受けることだという。
ならば根拠のない安全神話で事故を起こし、地球を破壊し続けている奴らを真っ先に憎むべきなのだ。

辛淑玉さんの話でも、福島産の桃が、岡山の数分の一だという話があった。
自分たちの命の値段だという嘆きを聞かされたというようなことだったと思う。胸の痛い話である。
福島で農業をしている人たちには同情する。しかし、東電に補償を請求してください。
私にはそれしか言えない。

＞君らの主張している自由とは、自由の濫用である。
お話にならない。
濫用と言うなら、「総括原価方式」などという、何をしても儲かる
インチキな商売方法を続けてきた経産省、電力会社をまず責めるべきだ。

福島の農業者のみなさんには憲法22条で、営業の自由は認められても、それによって、消費者として
他の国民に義務を生じさせるような話にはならない。商品として何を選ぶかは、消費者の自由だ。
例えば残留農薬を恐れてアメリカ産や中国産の農産物を忌避したとしても、誰から責められるのか。

「食べて応援」などというのは、経産省や電力会社の責任を軽減・分散させようとする企みだと思う。
例えて言えば、敗戦後の「一億総ざんげ」。
本来最も責任を取るべき者の責任を、国民全体に放り投げ、背負わせようとするようなものだ。
くり返して言う。福島の農業者の皆さんへは、東電が補償するべきである。
消費者に購入を強制するような話ではない。
憲法12条など持ち出すのは、お門違いと言うものだ。

お返しに13条。

　すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の
　権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の
　尊重を必要とする。

福島の子どもを疎開させよ、に対して拒否。避難したけりゃ、勝手に逃げろ……。
これが、国民の権利の「最大の尊重」か。

23のコメントをどういう立場の人間が書いたのか知らんが、憲法を持ち出すのがお笑いだ。
この国の政権与党に、憲法を遵守する気などまったく見えないというのに。
また実質この国を動かしている霞ヶ関官僚たちは、自分たちを主権者と考えているとしか思えん。
こんな状況を見ながら、憲法を持ち出すばかりか、さらには憲法を楯に国民に義務を課すような発言
をするのは、憲法というものの存在意義すら理解していないという、最低の恥さらしだと思う。

政府側の政策に反対することが許せないだけだろう。さんざんデタラメをふりまいてきた
政府側・推進側の出した資料が、正しいと信じるほどマヌケなお人よしになる気はない。
＞人に迷惑をかけてはいけない。
うんうん。妄想を喚くのは迷惑だ。以後慎め。
＞君らはとろいから、黙っているのが、日本のためだ。
とろいのは、いまだに政府を信じているアホだ。妄想にとりつかれた病人こそ黙っていたらどうだ。

オレのことを「左翼系団体」（の一員）と決め付けておいて、
＞白痴のネトウヨと一緒にしないでくれたまえ。
こんなことをぬかしくさる身勝手さに気づかないのか？
オレは「ネトウヨ」や「騒音右翼」と同列にした表現は慎んだつもりだ。
だがそっちは簡単に十把一からげにしてしまう。正しい思考力が備わっているとは思えない。
＞そんな政府でも、放射能に関する叡智の結晶であるICRPに準拠しているので、疑う必要はない。
もう議論するだけムダだ。勝手に信じていればよい。
ICRPが信じるに値するほど中立公正と断言できるなら、それもよかろう。
wikipediaにも、両側からの批判が掲載されている。信じない人の判断も理解できよう。
鎌田實医師も、「マル（正解）に近いサンカクを自分で探す」ことを提言されていた。
唯一絶対の正解などない。ダーウィンも、「科学とは仮説にすぎない」と言っていたそうな
（DVDで聞いたので出典は知らない）。結局どう行動するかは、それぞれの判断だ。

オレに関して言えば、どんなに「政府が正しい」と断言されようが、信じるつもりはない。
原発・放射能に関する限り、政府の言っていることは疑ってかかる、それが賢明だと考えている。

「小沢信者」と自ら言うくらいだから、思想と言うより信仰だろう。
そうなると、改めて議論はムダだと言っておく。
欧米の市民運動では、10の課題のうち１つのテーマで一致できれば、その点で共闘するという。
他の９で意見が食い違ってもだ。
ところが日本では逆で、９で一致しても、１つ違えば全く共闘しないと言われてきた。
オレはこの「反原発」なら、日本の市民運動が成長するチャンスになりうると考えている。
少なくとも現時点で小沢氏を敵視する理由などないが、「親小沢」では
共闘の１点にはなりにくいだろうな。「個人崇拝」と変わらないしね。

阿修羅も政治・選挙の方が盛り上がっているように見える。政治好きのおっさんのたまり場だ。
ネット外でも見かける暑苦しいおっさんを連想するから、滅多に覗かない。

まあ一致点はない。「白痴」ではないアタマでせいぜい健闘してくれ。
スバラシー知性ぶりに恐れ入るよ。