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たんぽぽ舎 のメールより転載
潮干狩りも要注意 首都圏海岸線はセシウムがいっぱい
| 放射線量独自調査の第4弾の報告
└─── 桐島瞬(ジャーナリスト)
福島第一原発から拡散した夥しい量の放射性物質は、関東全域に降り注いでい
る。本誌はこれまで3度にわたり、関東地方の放射線量を独自調査(4月5日、
19日、26日号)。その結果、1都4県で除染基準(地上1メートルで毎時0・23マ
イクロシーベルト)を超える“ホットスポット”が見つかった。だが汚染されて
いるのは、空間や地表だけではない。海岸も放射性物質に侵されているのだー。
今回はゴールデンウイークから潮干狩りシーズンを迎える関東の海辺を測定た。
すると18カ所で採取した砂の大半から、放射性セシウムが検出されたのである。
最も高い汚染地を記録したのは、東京湾にある『葛西臨海公園』(江戸川区)だ。
この公園が接する海には、旧江戸川と荒川の2つの河川が流れ込む。(中略)
原発問題を追及する市民団体『たんぽぽ舎』副代表の山崎久隆氏が解説する。
「原発事故で飛び散った放射性物質の多くは最初、北関東の山林に降り注ぎまし
た。樹木の葉などに付着したセシウムは雨水に溶けながら地表に流れ落ち、やが
て上流の河川に混じる。それが河口付近まで流れてきているのが、現在の状況で
す。外部被曝は心配ありませんが、海岸で土壌に含まれるセシウムを吸い込めば、
内部被曝してしまいます。汚染が広範にわたっていれば、注意を促す看板を立て
る。また、もし1区画だけ線量が高いようなら、その場所に上から土をかけて除
染する方法もあります。(後略)
☆関東レジャー海岸の放射線量と汚染値―・江川海岸(千葉県木更津市江川)、富
津海岸(千葉県富津市富津)、葛西臨海公園西側(東京都江戸川区臨海町)、お台場
海浜公園(東京都港区台場)ほかいくつかの地区(フライデー5月10・17号より抜粋)
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