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使用済み防護服焼却へ ドラム缶8.5万本分 山積みで線量10倍にも
東京電力は、福島第一原発でたまり続けている作業員たちが使った防護服や靴下、工事廃材などを、フィルター付きの焼却炉で燃やす計画を進めている。(片山夏子)
◆放射性物質 「フィルターでほぼ除去」
事故前は、作業着などは洗濯して再利用し、ごみは専用の建屋で焼却していた。だが、建屋は高濃度汚染水の一次移送先となり、使えなくなった。
このため、防護服などは袋やコンテナに詰め、作業拠点のJヴィレッジや福島第一に山積みにしていた。ただ、2月末で1万7000立方メートル(ドラム缶換算で8万5000本)に達し、スペースの問題ばかりか、これだけ量があると一枚一枚は微量でも近寄ると放射線量が周辺の5〜10倍になる場所もあった。
東電は、5、6号機の北側に新たに焼却炉を設置し、2014年度後半に稼働させる予定だ。焼却により体積は元の100分の1近くに減り、残った灰はドラム缶に詰めて保管する。放射性物質はフィルターでほぼ除去されるという。
焼却するのは、防護服や靴下のほか、作業で出た雑巾や木材、荷造り材、さらには処理水タンクを増設するためなどに伐採した樹木も含まれる。
大多数のごみにはわずかな放射性物質しか付着していないが、中には工事廃材など毎時1ミリシーベルトを超える放射線量を放つものもある。これらは当面、ドラム缶に詰め保管していくという。
焼却計画は既に地元自治体に伝えられているが、福島県や大熊町の担当者は「たまり続ける廃棄物の処理は必要だが、住民不安もあるだろう。国の審査を見守りたい」とコメント。双葉町の担当者は「町長も代わったので、町の意見は今後決めたい」と話した。
2013年4月21日 東京新聞 [総合]より
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