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2013年4月20日(土)
首都圏反原発連合が呼びかける51回目の首相官邸前抗議行動が19日、行われました。大飯原発を動かし続け、原子力規制委員会の新規制基準をテコに原発再稼働を推進しようとしている安倍晋三内閣。3000人の参加者(主催者発表)は「福島原発で汚染水漏れが続いているのに、なにが再稼働か」「再稼働させるための規制基準なんていらない」「大飯原発いますぐ止めろ」と声をあげました。
妹と一緒に参加した千葉県の女性(33)は「大飯原発に活断層がある可能性が高いのに、調査が完了する前から安全だといいはるのは、どう考えてもおかしい。震度5以上の地震も頻発しているし、大飯原発はすぐに止め、ほかの原発も廃炉にすべきだ」と語りました。
母親とその友人とともに参加した東京都町田市の女性(38)は、いいます。「安倍首相は再稼働しないのは現実的じゃないというけど、そんなのおかしい。安全な原発から再稼働するといいますが、安全な原発なんてあるのでしょうか」
昨年9月から参加している川崎市の女性(56)は「声をあげないと再稼働されると思う。原発を早くなくしたい」と話します。
東京都足立区の男性(28)は「一度原発事故が起これば収束できない。そんな原発を動かしてはいけない。原発が2基しか動いていなくても電気は足りてるんだから、原発ゼロは決して非現実的ではない」と話しました。
日本共産党の笠井亮衆院議員、紙智子、井上哲士の両参院議員がスピーチしました。
笠井氏は、現在稼働している関西電力大飯原発3、4号機を7月に施行される新規制基準の例外扱いにしていることを批判し、「特別扱いで継続稼働させるのは許せない」と訴えました。参加者も「とんでもない」と応じました。
紙氏は、青森県で大間原発の建設工事が進んでいると告発。東京電力福島第1原発事故を機に周辺住民の意識が変わり、対岸の北海道函館市でも建設反対の動きが強まっていると話しました。
井上氏は、福島第1原発で停電や汚染水漏れなどが次つぎに明らかになったことをあげ、「反省もない政府や東電に再稼働を口にする資格はない」と強調しました。
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