http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/278.html
Tweet |
http://magicmemo.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/12-1054.html
2013年4月14日 東京新聞 :気になるニュース 12
1面の記事だけどweb記事が見当たらない・・・
日曜だからUPに時間かかるとか・・・?
引用書き起こし開始。
------------------------------------------------------------------
*高濃度汚染水 1週間の容量 非常用タンク 大半満水
東京電力福島第一原発で、高濃度汚染水の処理ができなくなる非常事態に備えた移送先タンクの大半が、すでに満水で使えなくなっていることが分かった。東電は問題ないと強調するが、今月発覚した地下貯水池の水漏れ事故によって汚染水処理計画が破綻し、電源設備にも不安が残ることが明確になったいま、非常用タンクを安易に捨て去った東電の危機管理には疑問が残る。(山川剛史)
◆福島第一
容量1万トンと、小学校のプールにすると20杯分の非常用タンクは、4号機南側の高台にある。高濃度汚染水はおびただしい放射線を放つため、タンク本体は地中に埋め、内部に水素がたまらないよう排気する配管も備えている。
除染装置が使えなくなり、原子炉建屋地下にたまる大量の高濃度汚染水があふれそうになった場合、緊急に汚染水を移送するために造られた。
東電は、昨夏の時点では「このタンクの大半は必ず空けておく」と本紙の取材に答えていた。その後、除染装置がフランス製の1系統のみから、米国製と日本製が加わって3系統に増え、長期にわたり汚染水処理が途絶える事態は起きないと判断。処理後の水をためるタンクが乏しくなってきたこともあり、1万トンのうち7200トンを処理水の貯蔵に使い始めたという。
当初の空き容量1万トンがあれば、万が一の場合でも1カ月近くは余裕がある。しかし、現在の容量は3割弱の2800トンにまで減っている。これでは1週間分の除染停止しかカバーできない。
東電の担当者は「現在、建屋地下の汚染水の水位は十分低い。除染装置が3つとも使えなくなったとしても、1カ月ほどは大丈夫」と強調する。
ただ、3月には仮設電源盤にネズミが入り込んで同時多発的な停電が発生。使用済み核燃料プールの冷却のほか除染装置の1つも停止した。
さらに現在、発生中の地下貯水池の水漏れ事故で、池の水を全て地上タンクに移すことになりタンク事情はさらに悪化。もし増設が追いつかなければ、除染装置自体は動くのに処理した水の行き場がないため稼働できない事態も十分あり得る。こうした状況が長引けば、建屋地下の高濃度汚染水がまた海に漏出する恐れが出てくる。
---------------------------------------------------------------
*タンク増設追われる現場
地下貯水池の水漏れ事故を受け、かつてないほど深刻な汚染水タンク不足に見舞われている東京電力福島第一原発。タンク増設に当たる作業員を増強する必要に迫られ、現場を一度離れた人まで呼び戻されている。
◆「休憩も惜しんで作業」 「何かあったらどうする」
「『ゴールデンウイークはない』と言われた。今は休憩も惜しんで作業をやっているが、夏はどうしてもペースが落ちそうだ」。作業員の一人は話す。
別の作業員は「タンクが完成したらすぐに使いたいという感じ。タンク1つが2日半でいっぱいになる。汚染水との追いかけっこ」とため息をついた。突貫工事になり、作業事故や不完全なタンク造りになることを懸念する。
もう一つの心配事は、高濃度汚染水の処理がストップする事態に備えた非常用タンクの空き容量が1週間分しかないこと。
ベテラン作業員は、「非常用の容量はもっと多かったはず。(処理水)タンクがぎりぎりになり、使っちゃったんだろう。何かあったらどうするのか」と懸念を示した。
別の作業員は、3月に同時多発的に起きた停電事故を思い返し、「(東電には)二重三重にバックアップをするという考えがないのか。余裕がなさすぎる」と話した。(片山夏子)
2013年4月14日 東京新聞 1面より
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素31掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。