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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130409/k10013773821000.html
2013年4月9日 4時59分
IAEA=国際原子力機関の調査団が、廃炉作業が行われている東京電力福島第一原子力発電所を今月中旬に訪れ、トラブルが相次ぐ汚染水の管理や廃炉の工程について初めて検証を行うことになりました。
1号機から3号機の核燃料が溶け落ちた福島第一原発では、燃料を取り出したうえで建屋を解体するまでに40年にも及ぶとされる廃炉作業が進められていて、その現状や今後の課題に世界中の関係者の関心が集まっています。
こうしたなか、IAEA=国際原子力機関の調査団が今月15日から日本を訪れ、福島第一原発の廃炉について初めて検証を行うことになりました。
調査団は、今月17日から19日にかけて福島第一原発などを訪問し、東京電力や国の資源エネルギー庁の担当者から説明を受けながら、地下貯水槽からの水漏れが相次いでいる、汚染水の管理をはじめ、廃炉作業の工程、それに作業員の被ばく管理などを検証し、今後の改善に向けた提言を行うことにしています。
IAEAの調査団は、事故のあとのおととし5月にも福島第一原発を訪れていて、被害状況の確認を行っていますが、廃炉作業の検証は初めてで、事故から2年たった今もトラブルが相次いでいる廃炉作業を、どのように評価するのか注目されます。
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