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アーニーガンダーセン「複数の原発が事故が起きた時に、国際事故評定のレベル8を設けるべきだ」
http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11501527924.html
2013-03-31 00:05:21NEW ! まっちゃんのブログ
20秒ごろ
「
もし私が「福島の事故の原因は何か」と尋ねたら
きっとあなたは、想定外の巨大な津波が原発を襲い
ディーゼル発電機を水浸しにしたためだと答えるでしょう。
では、もし私が、ディーゼル発電機を高い所に動かしたら
この事故は防げたでしょうかと聞いたら
そこでもあなたはきっと「そのとおり、それで問題は解決するだろう」
と答えるでしょう。
しかし、それは間違いかもしれません。
私はフェアウィンズのアーニー・ガンダーセンです。
今日私は、福島第1原発事故の本当の原因について
お話したいと思います。
そして、福島第1だけではなく、他の3つの原子力発電所にある
10の原子炉も、事故寸前だったことについて。
3月11日にマグニチュード9の大地震が、日本から160キロ沖の
太平洋で起こり、衝撃波が日本列島を襲いました。
日本列島の原発は素早く停止しましたが、あの地震に原発が耐えること
ができたかどうかについては、決定的な証拠はありません
しかし45分後には、巨大な津波が日本列島を襲い、これらの原発を壊滅させました。
これは福島第1原発だけではありません。津波は福島第一、福島第二
女川、東海原発を襲いました。すべての原発は同じ津波によって
ダメージを受けました。事故から1週間後、私はCNNに出演し
ジョン・キングに言いました。
「福島第一原発をノックアウトしたのは地震でもなく
ディーゼルを全滅させた津波ではありません」と
私達は、海沿いのポンプの損傷を映したサテライトビデオを
取り上げました。ご覧頂いているように、めちゃめちゃになっています。
これらのポンプを比較的頑丈にできていました。
地震や自然災害に耐えられるようにデザインされていました。
しかしご覧の通り、沿岸部はまるで金属スクラップ置き場のようです。
あなたの車には、エンジンの前にウォータポンプがあるのをご存知ですね。
ウォータポンプが壊れたらエンジンは故障します。
つまり、福島第1原発で起きたのは、まさにそれです。
これらのポンプは、あなたの車のエンジンのウォータポンプのように
ディーゼル発電機の冷却水を供給していたのです。
これらのポンプが動かなければ、ディーゼルはいずれにせよ
ダメになる運命にありました。ディーゼル発電機が海抜30mだったとしても
関係ありません。沿岸部のポンプが壊れたのです。
それこそが福島第1原発事故の根本原因です。これを「究極的なヒートシンク
喪失」と私達は呼びます。
ここでのキーワードは「究極的」です。原発を冷却するためには
海水を引きこむ必要があります。その同じ水を使って、ディーゼル発電機を
冷却しなくてはなりません。だからディーゼルは水浸しにならずとも
動かなかったはずです。この究極的なヒートシンク喪失の問題は
福島第1原発の1〜4号機だけに起きたのではありません。
福島第一の6基の全原子炉、さらに福島第2、女川、東海原発でも
起きていたのです。これらの原発には、全部で14基の原子炉があります。
そこには37のディーゼル発電機がありました。そのうちの9基が津波で
動かなくなりました。これらのディーゼルは、福島第一の1〜4号機の物です。
しかし15の他のディーゼルも動かなくなっていたのです。
主要メディアも原子力産業界もそのことについては語っていません。
それらのディーゼルは水浸しになりませんでした。実際に起きたことは
福島だ1原発の1〜4号機だけではなく、すべての原発で沿岸のポンプが
壊れて、各地で少なくとも一つのディーゼル発電機の冷却ができなくなり
壊れたのです。
〜省略〜
6分08秒ごろ
ここで重要な教訓があります。
それはディーゼルをどこに設置しようと関係ない
ということです。冷却ポンプは水がある場所、つまり
水辺に設置するしかありません。
原子力産業界はそのことを語りません。
彼らがいっているのは、ディーゼルを高い所に動かすとか
より頑固にするとか、洪水から防ぐということだけです。
しかし実際、ここで解決しなければらならい重要な鍵は
水辺にあるポンプをどうやって守るかということなのです。
〜省略〜
8分25秒ごろ
ペンシルベニア州のある市民科学者が複数の原発で
事故があった場合は、事故の国際レベルをもう一つ増やすべきだ。
という素晴らしい提案をしていますが、私も同感です。
世界はこの問題を解決する準備が必要です。
皆さんもご存知でしょうが、福島第一とチェルノブイリは
起こりうる最悪の事故と考えられるレベル7です。
この国際評定にレベル8を加えるのは、放出された放射能の
量のことは関係ありません。私は福島第一はチェルノブイリより
多くの放射性物質を放出したと思います。
しかし、もしほぼ同量だったとしても、そこが重要なのでは
ありません。重要な事は、事故が複数の原子炉で起きたこと
そして複数の原子力発電所に影響を与えたということです。
複数の原子炉で事故が起きるということは、どれだけ多くの
リソースが外部から搬入されるかに影響を与えます。
このことがスコット・ポーツライン氏の推奨
原子炉事故評定にレベル8を加えることの重要性であります。
〜省略〜
10分15秒ごろ
今日、ここから学ぶ教訓が二つあります。
まず一つ目は、原子力産業界はポンプの位置を変えるか
またはポンプを洪水にあっても作動する水中ポンプに変えるべきです。
二つ目は、国際原子力機関はレベル7を超えるレベル8の事故が存在
することを認めること。そのときは国際協力が不可欠です。
」
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