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福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果の深刻さ
3月29日の午後5時ごろにやっと発表された詳細データはかなり深刻な結果を示している。それは結節の認めたものの内容だ。5.1o以上が44人で1.0%、5.0o以下が28人で0.6%だったからだ。B判定は結節のみでのう胞では出ていないので今回発表になったデータだけでもある程度福島県のデータと比較が可能だ。
福島県の平成24年度検査結果では結節5.0o以下は0.4%だ。5.1o以上は0.6%となっている。長崎や山梨、青森の結果では、結節5.0o以下は0.6%であり、5.1o以上は1.0%だ。これは両方とも福島の結果を上回っている。福島での結果と比べて、5.0o以下は50%も多く、5.1o以上に至っては67%も多いのだ。
今回、都市別のデータも出てきている。次のようなものだ。
A1 A2 B
弘前市: 41.1% 57.6% 1.3%
甲府市: 29.5% 69.4% 1.1%
長崎市: 56.9% 42.5% 0.6%
福島県の平成24年度の結果はつぎのようになる。
A1 A2 B
福島県: 99.0% 0.4% 0.6%
一見してこれはおかしいと気が付くだろう。A1、つまり、結節を認めなかった割合が福島県では99.0%となっているのに対し、弘前市などでは最も良い結果であった長崎でも57%程度なのだ。甲府に至っては3分の1以下の30%弱だ。福島県での甲状腺検査はソナーを1分もあてない、数十秒しか当てないという。だから、そばで見守っている保護者の方からそんな短い時間でちゃんと見れているのかという疑問が出されている。更に、ソナー検査結果の画像のプリントアウトを渡してもらえない。通常はその場でプリントアウトしたものを手渡されるというのに福島県では情報公開しないと自分の検査結果であるソナー画像をもらえないのだ。
全体として、福島の検査結果も長崎などの検査結果も両方ともあまり信頼性がないのではないだろうか。福島での検査は異常なしであるA1判定があまりに多すぎる。多分かなりの数の見逃しがあるはずだ。長崎などの検査は、検査対象者をどう選んだのかの公開がない。更に、事前に検査手順の徹底と言うことをやっていて、福島県での検査と同じような形で長崎などでの検査をやったというのだから、その検査手順自体を公開するべきだ。ソナーはどの程度の時間患部にあてていたのか、検査結果の画像はプリントして受診者に渡していたのかなどは少なくとも公開が必要だ。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています<<1406>>TC:38691, BC:22450
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