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写真速報 : 「私はテントに救われた」〜双葉町から避難した亀屋幸子さんが訴え(レイバーネット日本)
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/832.html
投稿者 gataro 日時 2013 年 3 月 23 日 21:20:42: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://www.labornetjp.org/news/2013/0322shasin


「私はテントに救われた」〜双葉町から避難した亀屋幸子さんが訴え



3月22日夕方、経産省前テントひろばは数百人の人々でごった返した。16時からの「あおぞら放送」そして17時からは、国のテント撤去を許さない抗議集会が開かれた。双葉町から避難した亀屋幸子さん(写真上)はこう語った。「原発事故で着の身着のまま東京・港区に逃げてきた。でも知っている人も話す人もいなかった。その時テントと巡り会い、立ち直ることができた。そこでいろいろ話をするなかで“自分もやらなくちゃ”と思うようになり、毎週金曜デモに来るようになった。いまテントの撤去が言われているが、国はその前にやることがあるはず。福島第一原発の撤去を先にして下さい。再稼働はやめて下さい。私たちの苦しみを二度と誰にも味あわせたくないのです。テントは私を救ってくれた。みなさん、一緒にテントを守りましょう」。必死の訴えに大きな拍手が起きた。(M)


「あおぞら放送アーカイブ」(制服向上委員会の話と歌)


動画(YouTube 亀屋さんの訴え)


↓16時からの「あおぞら放送」に出演した制服向上委員会の橋本美香さんと高橋プロデューサー



↓制服向上委員会の歌



↓野外ギャラリーはいっぱい



↓17時からは「テント撤去抗議の大集会」が開かれた。黒田節子さんの訴え



↓反原連のミサオ・レッドウルフさんさん



↓中川五郎さんも歌った



 

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コメント
 
01. 2013年3月23日 21:30:53 : 61BqBBFXiU
正面は堅く防護され、
もう正攻法は通じない事がハッキリした。
時間を浪費した挙句、冤罪で逮捕者を増やすだけ。
スキャンダルを嗅ぎまわるとか
背後からグサリと急所を突く戦法しかない。

02. 2013年3月23日 22:32:56 : RtHpc6Pa3U
いや、えん罪をおそれず、あくまでも路上での
自己主張をすればいい。
えん罪を恐れず、
「連帯を求めて孤立を恐れず、力及ばずして倒れることを辞さないが、
力尽くさずして挫けることを拒否する」でいいんだよ。
闘う以上はそうあるほかないし、いろいろやなこともある。
それでも仲間がいるし、新たな仲間も加われば
去りゆく仲間もいる、そういう出会いと別れのドラマをもって
原発推進と原発事故と放射能をもたらす資本・札束の圧政に立ち向かう。
原発は札束と放射能まみれで勝負だが、
反原発は孤立、分断、えん罪逮捕起訴、出会いと別れのドラマで勝負、
反資本主義なんだ。

03. 2013年3月23日 22:35:06 : 8tFWC3ExoM
>「私はテントに救われた」

自分は何のために生きてきたのか?それがこれまでも人生も何もかも一瞬にして失った避難者の気持ちだ。


04. 2013年3月24日 11:21:03 : 6eJYETO2fI
テント村には、これまで福島のお母さんたちもたくさん来ていると聞いています。左翼運動にも市民運動にも参加したことはなかった私が、去年、一度だけだがテント村へ行き、僅かな寄付をして来たのも、その話を聞いていたからでした。そのことを書いている記事を見つけたので引用します。

その小さな場所から生まれるもの 小田原 琳
http://www.jfissures.org/wp-content/uploads/2012/03/Odawara_small_space_jp.pdf

 経済産業省前にテントが張られ、占拠がはじまったのは2011 年9 月11 日である。3 月11 日から半年を経ても、政府の対応は、情報を隠匿し、安全を強調し、旧ソ連では避難区域とされた線量の地域に人が住むことを許し、そこで生産された農産物を、学校給食で提供することを推奨すらしていた。とりわけ原子力災害にまつわっておおやけに、あるいはひそかに進められたこれらの不誠実な対応に対して、人びとは街頭で抗議を表明する。新宿では大量の逮捕者が
出されながらも駅前の広場をひとが埋めつくし、霞ヶ関には2000 人が集まって、経産省を取り囲む人間の鎖がつくられた。若者たちは経産省前で抗議のハンガーストライキを開始した。それに呼応して、ベテランの左翼活動家たちが、人が5〜6 人も横になればせいぜいの小さなテント2 つを設置して、支援に入った。これが経産省前を今日も占拠しつづけるテントのはじまりである。

テントが全国的な注目を浴びるようになったのは、10月27日に「福島の女たちの座り込み」がはじまったときだった。福島第一原発を中心に半径20kmの警戒区域のほか、20kmから30km圏内において年間の積算線量が20mSvを超える計画的避難区域が定められたが、放射性物質は風に乗って広がる。福島県内はもちろん、隣接する地域にも高い線量を記録するいわゆるホットスポットがあることは、すでに広く知られるようになっていた。福島県福島市や郡山市ではいまも、毎時2?4μSvを記録することもある。そうした地域で人びとは、子どもたちも含め生活することを強いられ、自主的に避難した場合には補償が受けられないという、残ることも去ることも身体そのもの、生活することそのものを浸食する苦痛を強いられる状況にある。それに対して、日々食べ物を選び、子どもを外出させるかどうか悩み、学校での活動に疑問があれば当局と交渉する、日常に侵入した放射性物質と、場合によっては周囲の無関心という見えない敵との戦いをつづけてきた福島の女性たちが、東京でその怒りを表明する座り込み行動を開始することを表明したのであった。

それにすぐさま全国の女性たちが呼応した。福島の女性たちの十日間の座り込みが終了した翌日から、「全国の女たちの座り込み」が開始された。私がはじめて経産省前のテントを訪れたのは、その初日、10月30日であった。その後、12月1日からは、ふたたび福島の女性たちによる10ヶ月と10日にわたって継続される座り込みがはじめられている。

昨年来、全国各地で、さまざまな人たちによって、さまざまなデモや集会が開かれている。毎週末、どこかでデモがある。座り込みで出会った若い母親たちは、着実に署名を集め、自治体に提出し、学習会を重ね、近隣の町の同種の取り組みとネットワークをつくっていた。社会運動というものはじめて身を投じる多くの人びと??その中心には、従来は運動から隔絶されたところにいた若者たち、若い女性がいることはまちがいない??によって、反原発運動はかつてないほどの広がりを見せている。実際にデモやテントで出会い、話しをしてみると、職業や経歴などその多様性に驚かされることがつねであった。

しかし一方で、反原発の訴えのなかにはある傾向が生まれつつあったのも事実である。それは第一には放射能の特質によるものであったが、既存の構造を否定するため用いられるレトリックそのものが、逆説的にもつ強い規定性にもよるものであったと私は思う。女たちは座り込んで、何をしたか。手に手に思いのたけをつづったカードをもち、ゆったりと腰かけながら、隣り合った女たちとおしゃべりをする。名乗ることすらなく、放射能に対する不安、原子力政策への怒り、それを支える資本主義の論理への批判を、ためらいもなく語り合い、共有する。編み物をする女がいる。これは経産省を取り囲むほどの色とりどりの長い長い鎖になって、地球のような玉にされた。パッチワークをする女がいる。これは大きな横断幕になって、各地の女たちの行動の際にかかげられるようになった。しばしば、お菓子の入ったかごがまわされてくる。あるときはマイクが回ってきて、愛するものために原発に反対するという詞の歌を、声を合わせて歌う。座る膝には差し入れられた、ピンク色のひざかけ。フラダンスのパフォーマンスがあれば、いっしょに踊ろうと声がかけられる。

立つのではなく座ること。声をかけあい、不安を、思いを分かち合うこと。両手からなにかをつくりだすこと。歌い、踊ること。いたわりあうこと。どこまでも灰色の、冷たく硬い世界の一角につくられた小さな共同体。抗うようにどこまでもやわらかなつながり。

ふりかえれば、このテントを中心におこなわれた行動は、その身体性を大きな特徴とする。「人間の鎖」、ハンガーストライキ、座り込み。警察がその気になって排除しようとすればいつでも可能な、脆弱な身体を賭けたこころみが、人間の力では暴走を止めることができなくなった原子力発電所という巨大な機械と、放射能がとりわけ弱い命に過酷に作用することを知りながら放置している統治に対してさらされている。危険な土地から避難することすら、そこで生きるために今も原子力発電所で働くことを選ばざるをえないことすら、経済力に左右されていることを鑑みれば、財産も権力ももたない者に残された唯一のものは、みずからの身体しかない。だからこの対置は、きわめて強い表象の力をもち、テントが撤去されかけるという事態にあって多くの人が、やはり体ひとつをもって参集した。

(以下略)


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