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http://31634308.at.webry.info/201303/article_20.html
2013/03/22 23:17 かっちの言い分
福島原発の停電事故を、東電の体質は変わっていないと東京新聞が痛烈に批判した。このような記事は、他の大手新聞社は書かない。誰が見ても、国民の素直な気持ちを代弁している社説である。
福島原発停電 体質が変わっていない
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013032202000164.html
一匹のネズミのせいだったという。東京電力福島第一原発を新たな危機に追い込んだ停電。そのもろさと公表遅れは多くの国民を不安がらせた。東電は、あの震災から何を学んできたのだろうか。
つい一週間前に、日本中が東日本大震災から二年を振り返り、過ちは繰り返さないと誓いを新たにしたばかりの出来事だ。あれだけの事故を起こしておきながら、東電は変わっていない。そう思われても仕方ない。
言いたいことは三つある。
第一に、原発事故を防ぐには、何よりも「冷やす」機能が重要だ。骨身に染みたこの教訓を、東電はおろそかにしていたかのようである。
次に公表の遅れである。住民自身が生命と健康を守るには、迅速かつ正確な情報提供が欠かせない。原発事故時、情報不足が適切な避難を妨げ、被ばくした被災者は少なくない。
三つ目は、公表の中身である。会見した東電幹部は、「事故」とは言わず「事象」と呼び、「原子力の世界では、放射性物質の影響が出るようなことがなければ事故ではない」と言い張った。住民の心情より原子力ムラの特別なルールを優先させる思考法も、どうやら変わってはいない。
結局東電には、住民の側に立つ視点が育っていないようだ。
放射能におびえ、不自由な暮らしを長く強いられる被災者の怒り、そして新たな事故の発生を恐れる国民の不安を共有できない限り、過ちは繰り返されかねない。信頼は戻らない。信頼が戻らなければ、原発再稼働の検討などありえない。
この停電の原因がネズミだという。記者会見で黒く焼けた跡があるのでネズミだという。記者からネズミの死骸はあるかと聞かれたが、当然感電して配電盤の中に転がっているはずであるが、責任者の話ではどうも無いので捜していると言う。そもそもネズミが入る穴が開いているような配電盤が、屋外のトラックの上だというのだからミステリ―である。極めて胡散臭い。ネズミ一匹で連鎖的に各原発の電源が停止するなんて、正に社説で驚きの実態を物語っている。どうもこのような事故を見ていると、電力会社としての能力があるのか甚だ疑問である。東電の工事はほとんど出入り業者にやらせて、実務実態を把握していないのではないか?
今回は明らかに「事故」であるはずが、「事象」という言葉を使う。「事象」という言葉には、「現象」と言いたい気持ちが現れている。つまり、自分たちの責任ではなく、地震のような自然に起こった事象であると言いたいのであろう。こういう体質こそ、原子力ムラのしこりである。臭いものに蓋という悪習である。そういう体質が染みついている。
東京地検は一体何をしているのか?東電の刑事責任を問われて東電経営者が告訴されているが、その後何の動きもない。小沢氏の陸山会事件では延べ200人近くの検事を導入し、約20億円の経費を掛けたというのに。こちらは、未だ15万人の避難者が故郷に帰れないのである。刑事事件として処罰されない限り、またウヤムヤになる。
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