http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/749.html
Tweet |
ベラルーシという独裁国家では、チェルノブイリ事故に関する医学研究は、いまだに汚染の実態を隠ぺいしようとする政府によって、統制され続けている。
次のユーリー&ガリーナ・バンダジェフスキーへのインタビューがその様子をよく表している。
--------------------------------------------------------------------------------
「セシウムと心臓疾患の相関関係」ユーリー&ガリーナ・バンダジェフスキーへのインタビュー
引用 ゴメリ、2000年4月5日 Wladimir Tchertkoff によるインタビュー
インタビュアー: そうした研究はすべてやりかけなのですか?
ユーリー: その通り。 どれ一つ取っても世界中に情報を提供できる重大な研究の糸口なのに。科学研究は無限です。我々があらゆることを発見したなどと言うにはまだ程遠い状況なのです。こうした研究は人々に限りない助けをもたらすはずです。心臓に関して言えば、心臓疾患!!!による死亡者は大変多く、実際に起こっていることが我々にもわかっています。
(中略)
ガリーナ: 私は彼に「このことは全部忘れてしまいましょう」と提案したのです。そしたら彼に「それでは君は医者として失格だね。医者として失格だと自覚できるなら学位証書を返却して、中庭の掃除でもすればいいさ」と言われました。この言葉には大変傷つきました。私は医者になることをずっと夢見てきたのです。医学部に登録できるまで3年も掛かりました。難関でしたから。ですから彼にそう言われて「いけない」と思いました。「それなら何かしなければ」と。そうやって、この研究が私の博士論文になったのです。すると次の問題が発生しました。私は論文をほぼ書き終え、製本をしてベラルーシの科学者達に紹介し始めたのです。グロドノの博士論文審査委員やミンスクにも委員会があります。そこで何と言われたかわかりますか? 「悪くない研究ですね...。しかしタイトルを少し変える必要があるでしょう。”放射性セシウムとの関係”と言う表現はまずい!!!。”放射能汚染地域に生きる児童における心臓血管システムの機能状態”に書き換えなさい!!!。」ですって。
ユーリー: 被曝量も書いてはいけない!!!と言われた。
ガリーナ: そう、被曝量も消しなさい!!!といわれました。ただ子供達に異常が見られるとだけ書くように。現在のままの形ではあなたが論文審査に合格できる保証は出来ません!!!と。
--------------------------------------------------------------------------------
さて、このような状況下では、二種類の医師が出現してくる。政府の言いなりになる御用系医師、政府の統制に対して妥協しない医師もしくは自分の意見をはっきりいう医師。
この二種類の医師の葛藤が、次のビデオにもはっきりと現れている。ベラルーシのセルゲイ医師が恐るべき発言をしており、正常に生まれてくる赤ちゃんが現実にいかに少ないかを、テレビカメラの前で証言。ところがすぐ彼の傍らにいる彼の上司にあたる女性医師が、放射能とは関係ないだの、疾患の数は他の地域と変わらないだの、横槍を入れる。
おそらくフクシマでも同じような事態が今もあり、そして将来も進行していくだろう。
ビデオでは、ベラルーシの独裁者ルカシェンコが「原子力発電所は不可欠だ!!!」と発言している様子も見られる。どこかの三流国家の首相と同じだ。
ビデオは面白いのですべて見ることを勧める。
いろいろな光景があまりにも私たちにとって身近なものになってしまったので、実感できる。
松本市長菅谷氏、またバンダジェフスキーも登場する。
-------------------------------------------------------------------------
ビデオ 原発事故25年目の現実 「心臓障害」 医師の告発
20111218c福島第一原発20km圏内の光景『特命報道記者X 2011』
ビデオ抜粋
-バンダジェフスキーの奥さん、ガリーナに取材を申し込もうとする。
-アホの取材班がベラルーシ政府職員の目の前でこんな申し込みをするものだから、当然政府職員に知られてしまう、
これはやらせなのか、ほんとにベラルーシの独裁体制を知らなかったのか。
(→mainau:日本のマスごみは本当に馬鹿ですか?)
-ガリーナさんへの取材の話が立ち消えになってポシャる。
-ベラルーシの病院を訪問。
真実を語る!!!セルゲイ医師の前に、女上司が出てきて放射能は関係ない!!!と安全デマ。大男(セルゲイ医師) がしかられてうなだれる。
-実はこの大男は、松本市長菅谷さんの弟子だった。
菅谷さんはベラルーシでは箝口令!!!が敷かれていると語る。
-取材陣がベラルーシの病院を出る際に、ある病院関係者が、バンダジェフスキーなら本当のことを話してくれると発言。
-取材班は、ウクライナにあるバンダジェフスキーの住むぼろ家に向かう。
-さらに、心臓病で手術をしなければならない孤児の少女のインタビューが映る。
-他の子供の心臓病手術の様子。親達が心配して祈ったり、涙を流したりする光景。
http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-1716.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素30掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。