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2013-03-10 07:01:02 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1539(130310)をお届けします。
・大震災から明日で2年――「こどもをまもれ。おとながまもれ」
子どもたちは守られてきたのでしょうか、この2年。「いま子どもがあぶない」というタイトルの冊子によって「子どもたちの集団疎開」に対する理解を広め、実現しようとする運動が、苦しんでいます。子どもたちは一刻も早く疎開させる必要があるにもかかわらず、日本という行政機構は動く気配を全く見せないからです。そうこうするうちにも原発事故から3年目に入り、放射線被ばくによる子どもたちの甲状腺がん発症の恐れは強まっているのです。
子どもを守ろうとする、通称「ふくしま集団疎開裁判」は、一審では「子どもたちの避難の申し立てを却下」されました。現在は二審が仙台高裁で継続中です。かすかな希望は、一審の判決が見直される可能性です。そのために、「集団疎開裁判の会」は全国からの理解を訴え、「仙台高裁の裁判官へ、『抗議ではなく、市民としての良心の表明を』お願いします。裁判官の皆様が良心を発揮するよう、歴史的英断の後押しをしましょう」と呼びかけています。仙台高裁の住所は次の通りです
〒980−8638 仙台市青葉区片平1-6-1 仙台高騰裁判所 佐藤陽一裁判長
また、ネットでの署名は
http://www.fukushima-sokai.net/signature
世界市民法定評決は次のURLから、評決を記入し、「送信」をクリックしてください。
http://p.tl/y-TX
さらに、ブックレット(冊子)購入もお願いしています。一冊 600円(本の泉社)
この裁判を支持している人々は、小出裕章、山本太郎、おしどりマコ、ちばてつや、ノームチョムスキー、坂本龍一氏らです。
集団疎開を求める人たちが主張しているのは、
@ 福島の小児甲状腺潜在がんの頻度はすでに事故から数年後のチェルノブイリを上回っている可能性が強い
A 福島のこどもたちにこれ以上放射線被ばくをさせないために、速やかに移住、疎開対策を進めるべきである
B 納得のいく甲状腺の検診(施設配置、制度、検診間隔、説明などに関し)を受けられるよう体制を整えるべきである
の3点です。
こうした動きに対し、専門家の中からも、「誰か放射能で死んだ人がいますか。くよくよ悩んでいるから、それがストレスになるのです。笑っている人に放射能は来ません」と言った”暴言”が浴びせられたりしています。事態を客観的に見ようとする人には、「神経的すぎる」と言い、避難した人には「ふるさとを捨てた」というそしりが投げかけられています。
しかし、子どもたちはいま疎開させなければ、甲状腺がんが多発し始めてからでは遅すぎるのです。子どもたちを守るのは大人の責任のはずです。
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