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福島県民の避難行動別の甲状腺被爆線量の推計
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/6958376.html
2013年03月04日09:40 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
甲状腺被曝、100ミリシーベルト以下 避難経路で差100倍超 福島事故推計値
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201303030388.html
2013年3月4日 朝日新聞
東京電力福島第一原発事故による甲状腺の被曝(ひばく)線量を、環境省の委託チームが典型的な18の避難ルートで推計した。24時間屋外にいたとの仮定でもとめた。1ルートだけ、1歳児で最大104ミリシーベルトだったが、そのほかは甲状腺がんが増えるとされる100ミリシーベルトを下回った。原発20キロ圏内からの避難でも時期や経路で100倍以上の差があった。
自分の被曝傾向がわかれば、健康リスクもある程度わかり、健康管理の参考にもなる。万が一、がんになった場合、被曝実態が分かれば、事故との因果関係も推測できる可能性がある。だが、甲状腺に集まる放射性ヨウ素は半減期が短く、実測値はほとんどない。推計は、放射線医学総合研究所と日本原子力研究開発機構が行った。
原発から放出された放射性物質の量の推計や風向きなどのデータから、2011年3月12日から4月末までの大気中のヨウ素の濃度の変化を3キロ四方ごとに推測。これに原発周辺の12市町村の住民の典型的な18の避難ルートを当てはめ、1歳と10歳、成人の甲状腺被曝線量をもとめた。呼吸による吸入を考慮した。
甲状腺被曝が最大だったのは、3月23日朝まで浪江町のつしま活性化センターに滞在、二本松市の安達体育館に避難したルート。1歳児で104、10歳児は89、成人で53ミリシーベルトと推計された。葛尾村から3月14日に福島市のあづま総合体育館に移動したルートが最低で、1歳児も成人も1ミリシーベルト未満だった。
甲状腺がんが明らかに増えるとされる100ミリシーベルト以上と推計されたのは1ルートだけだった。しかも、24時間屋外にいた仮定のため、実際の線量はこれより低いとみられる。
環境省は新年度も検証を続け、推計の精度を高める予定だ。(大岩ゆり)
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なろほど,県民健康管理調査委員会が甲状腺がんになった人の位置情報を隠しているのは,個人情報を保護するためなのではなく,どこにいたかによって癌の発症率が異なっていた場合に,被曝と癌との関係が明らかになってしまうからなのですね。
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