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福島第一原発、消えぬ汚染 4号機建屋内部を同行取材
写真・動画 http://www.asahi.com/national/update/0220/TKY201302200472.html
2013年2月21日0時4分 朝日新聞
【編集委員・服部尚】東京電力福島第一原発事故からまもなく2年。朝日新聞記者が20日、原子力規制庁の検査官に同行し、爆発事故を起こした4号機の原子炉建屋の内部に入った。廃炉作業が進むものの、爆発で飛び散ったがれきがいまだに散乱し、いたるところに事故の爪痕が残っていた。
4号機最上階のパノラマ写真
http://ev.digital.asahi.com/special/panorama/20130220fukushima/
4号機は東日本大震災当時、定期検査で停止中だった。しかし、炉心溶融事故を起こした3号機から水素が配管を伝って流れ込み、爆発が起きて建屋が吹き飛んだ。冷却できなくなった燃料プールの水が干上がって核燃料がむき出しになり大量の放射性物質がまき散らされるのではないかと、一時は世界中を揺るがした。
事故後に建屋の外に据え付けられたエレベーターで、オペレーティングフロアと呼ばれる最上階に上がった。昇る途中、爆風で吹き飛んだコンクリート片がそのままになっているのが見えた。事故が起きた直後とほとんど変わらない状態だという。
最上階に上がると、眼前には海が広がっていた。元々この上に屋根があった。爆発でぐにゃっと曲がった鉄骨など大量のがれきがあったが、片付けられて「展望台」になっていた。しかし汚染はなくなっていない。「今毎時200マイクロシーベルト、3号機に近い北側は1千マイクロです。近づかないでください」と検査官は言った。
燃料プールは覆いがかぶせられている。プールの水温は約20度。すき間から見えた水は茶色く濁り、中の燃料は見えなかった。
建屋南側では、使用済み燃料を取り出すためのクレーン付き建屋カバーの設置工事が始まっていた。基礎工事を終え、鉄骨をくみ上げる作業が行われていた。昨年7月、プール内の燃料集合体が試験的に2体取り出された。本格的な取り出しは、今年11月から始まる。
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