http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/369.html
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原子力規制委員会が骨子案を作成した原子力災害対策指針(以下、防災指針)
のパブリックコメント(2/12〆切)は、3300件以上が集まったそうです。
たった2週間ですが、多くの市民が声をあげたことは、重要な成果です。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
規制庁は予想以上に多いパブコメの取りまとめに苦慮しているようで、
20日の原子力規制委員会にかけることを見送り、
27日の委員会にパブコメに関する資料を提出し、
その場で原子力災害対策指針が確定する可能性が大です。
これまでの原子力規制委員会における審議を見る限り、
パブコメの内容について、ほとんど具体的な議論を経ないまま
おざなりな対応ですませてしまう事が、危惧されます。
そこで、防災指針、2/28〆切の新安全指針のパブリックコメントに関して、
以下のアクションを呼び掛けます。
<「原子力行政に原子力ムラの声ではなく、国民の声の反映を!アクション呼びかけ>
(1)防災指針(2/12〆切済み)に、福島の実態・パブコメ(国民の声)の反映を!
1.原子力規制庁のパブコメ担当(規制庁防災課)に声を届けましょう!
規制庁防災課に電話をして、パブリック・コメントの内容を一つ一つ、審議してくれ。全体会合にいきなりかけて、しゃんしゃんで終わらせるのではなく、検討チームで具体的に検討してほしいと要請しましょう。
パブコメ期間の短さ(行政手続き法上原則30日以上、防災指針はたった2週間)についても、苦情を伝えましょう。彼らが、手続きをきちんとしない根拠として挙げていた日程の問題については、3月18日は原子力災害対策法の発効期限であり、自治体が地域防災計画を策定するスケジュールとは必ずしもリンクしないようです。つまり、こんなにあわただしいスケジュールでやる必要はなかったと思われます。
この点に関しても、規制庁を問いただしていただければと思います。
規制庁防災課:03−5114−2121
※担当者の名前をフルネームで確認して下さい。鈴木という人が多いようですが、
偽名の可能性(端から聞く気がなく、いい加減な対応の可能性)があります。
また、下記のサイトから意見を送れます。
https://www.nsr.go.jp/ssl/contact/
2.署名協力のお願い
防災指針の内容の見直しを求める署名
【緊急署名】避難基準に福島原発事故の実態を!毎時500μSv、20μSvはあまりに高い 緊急防護準備区域(UPZ)30kmは狭すぎる
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/index.html
を明日2月21日(木)午前中に行います。
その際にパブコメの内容もきちんと検討するように要請を行います。
署名の〆切を2/21(木)朝7時まで延長しました。まだ署名がお済みで無い方は、ご協力下さい。
ぜひ、最後の拡散もよろしくお願いします!
3.規制委員会の傍聴を!
27日(水)(たぶん午前中に開催)の原子力規制委員会を傍聴しましょう。
私たちのパブコメがどのような取扱いになるのかを注視しましょう。
開催案内はこちらに掲載されます。
http://www.nsr.go.jp/
4.原発立地50km圏、100km圏のみなさまは自治体への働きかけを
とりわけ原発立地50km圏、100km圏のみなさまは、地元自治体に、規制委員会に原子力災害対策指針について説明を求めるべくプッシュするとともに、地域防災計画のスケジュール内容について市民から問いただしましょう。
(2)再稼働前提の新安全基準(2/28〆切済み)による再稼働にNO!パブコメを提出しよう!
1.新安全基準のパブコメのポイント、わかりやすい解説動画、パブコメ書き書きキットはこちら
「避難の権利」ブログ
みんなのパブコメ:新「安全基準」(2/28まで)…再稼働に直結する重要な基準
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/212228-1567.html
2.2/25(月)パブコメを皆で書くワークショップを開催します。
実践セミナー:みんなで書こう!よくわかる原発「新安全基準」パブリック・コメント〜第3弾:《2月25日18時から@参議院議員会館》 ゲストは井野博満さん
日時:2月25日(月)18:00〜20:00
場所:参議院議員会館B107
参加費:500円
ゲスト:井野博満さん
主催:原子力規制を監視する市民の会
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/22518-16ab.html
3.2/22(金)
2/22(金)は「みんなのパブコメ」かきかきコーナーへ
★「みんなのパブコメ」かきかきコーナー
日時:2月22日(月)17:00〜20:00過ぎくらいまで
場所:経産省テントひろば周辺(地下鉄霞ヶ関駅A12出口)
※場合によっては、財務省の坂の上(テントひろばから官邸前に行く坂の上)に設置する事もあります。
主催:原子力規制を監視する市民の会
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/27-8677.html
(3)原子力規制委員会に対する抗議集会も開催しています。
2月22日(金)19時〜六本木にある原子力規制庁の前で抗議集会をします。
テーマ:原子力規制一般、委員会検討内容(防災指針・新安全基準・健康管理)
時間:19時〜20時
場所:六本木ファーストビル(原子力規制庁が入るビル)前
最寄り駅:地下鉄六本木一丁目、神谷町
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/1920-5bfc.html
「原子力規制委員会」は、国会事故調・政府事故調・民間事故調による福島第一原発事故の検証報告を受け、原子力の「利用」と「規制」を分離する目的で作られましたが、人事案で委員に選ばれた委員候補の内、複数が設置の根拠となっている原子力委員会設置法で欠格(7条3項3号)となっている原子事業者出身者で、過半数の委員が規制対象の電力事業者から研究費名目で研究費をもらっていた所謂利益相反関係にあります。到底中立公平な機関とは言えず、委員会設置当初から、原子力ムラの意向を反映する事が出来る組織として、作られた推進組織と考えられます。
先日、国会で原子力規制委員会の人事案が遅ればせながら賛成多数で承認されましたが、自ら作成した原子力規制委員会設置法で就任を禁じている原子事業者出身者の委員を承認することは、立法府の自殺行為であり、到底認める事が出来ません。
規制委員会で骨子案が検討された「防災指針」は、原発で事故があった時に住民の命と安全を守る為の対策を自治体が作る際のガイドライン、「新安全基準」は、原発で福島第一原発のような過酷事故が起きないように安全対策を施す上での基準のはずですが、案の定、国民の安全よりも行政や事業者の都合を優先させた内容となっており、福島第一事故の教訓を受けて作られたものとは到底思えません。
原発の根本的な問題に手をつけない「新安全基準」で原発を再稼働させ、福島の実態を反映しない「防災指針」で避難計画が行われた場合には、福一と同規模の地震・津波が発生した場合、同じような事故が起こり、多くの人が被曝を強いられる事になります。被曝前提の防災指針・再稼働前提の安全基準を絶対に認める事は出来ません。
是非、皆さんの声を規制庁に届けて下さい。また、メーリングリスト、ツイッター、フェイスブック、個人メール、電話、口コミで多くの人にパブリックコメントに意見を提出する事を多くの人に呼び掛けて下さい。
我々の声で、原子力ムラの暴走を止めましょう!
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