http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/322.html
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福島県の甲状腺がん3人、疑い7人を報道しないNHKと読売新聞
2月13日に開催された第10回「県民健康管理調査」検討委員会で18歳以下の学童を対象にした甲状腺がんの検査で新たに2名ががんであることが確定し、7名に疑いがあることが発表された。しかし、いつ頃どこの市町村の居住者であったかは発表がされていない。このニュースは地元紙である福島民報や朝日新聞、毎日新聞などでは報じられている。しかし、読売新聞やNHKでは取り上げられていない様子だ。少なくともオンライン検索では次のように引っかからない。
http://cgi2.nhk.or.jp/cgisearch/wbs/query.cgi?kyoku=fukushima&col=pc&ql=0&charset=shift_jis&qt=%8Db%8F%F3%91B%82%AA%82%F1%81@7%90l&searchct.x=22&searchct.y=8
「甲状腺がん 7人」の検索結果該当0件
http://search.yomiuri.co.jp/index.html?q=%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E3%80%80%EF%BC%97%E4%BA%BA
甲状腺がん 7人 に一致する情報は見つかりませんでした。
しかし、このニュースはかなり重要なものだ。学童を対象にした場合、10万人に0.6人程度程度しか発症しないとされる甲状腺がんが20万人に満たない対象者しか検査していない段階で確定数が3人、疑いが7人見つかっているのだから。実際には下の引用記事にあるように「23年度は双葉郡と伊達市、南相馬市、田村市、川俣町、飯舘村の13市町村の約3万8000人を対象に1次検査を実施した」というのだから、10倍どころではない確率で甲状腺がんが出ていることになる。
もう一つ気になるのが福島県のホームページで「甲状腺がん3人、疑い7人」を引いても該当記事が出てこないことだ。実際、「資料2 『甲状腺検査』の実施状況及び検査結果等について」( http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/250213siryou2.pdf )と言う文書を見てもこのことは触れられていない様子だ。
第10回「県民健康管理調査」検討委員会は2月13日に開催された。そして、2月12日は北朝鮮が核実験をやったとされた日だし、日本時間12日午後9時半ごろにはグアムで日本人が3人死亡という無差別殺傷事件が起こっている。これら二つの事件はまるで甲状腺がん確定3人疑い7人という事実を報道させないというタイミングで起こったように見える。もちろん、こういったテロの目的はいろいろあるので甲状腺がんのニュースだけが目的ではなかろうが、NHKも読売新聞も、この甲状腺がんのニュースを報道しなかったのは非常に残念だし情けない。
ところで、結節や嚢胞を認めなかったものの割合が上に挙げた資料によると平成23年度64.2%から平成24年度は55.8%へ約10%も減少している。しかも、平成23年度は原発に近い地域を特にやったはずで、より広い範囲を対象にした結果異常なしの方が減っているのは低線量被曝の影響の深刻さを意味しているのではないだろうか。NHKも読売も一般市民社会が壊れたら存在しえない。低線量被曝の影響をあまりに甘く見てはいないだろうか。
http://www.minpo.jp/news/detail/201302146637
新たに2人甲状腺がん 県民健康管理調査
新たに2人甲状腺がん 県民健康管理調査
東京電力福島第一原発事故を受けた県の県民健康管理調査で、福島医大は原発事故時に18歳以下だった子どもを対象とした甲状腺検査について、2次検査の結果、新たに2人が甲状腺がんと確定したと公表した。昨年9月に判明した1人と合わせ3人となった。13日、福島市で開かれた県民健康管理調査検討委員会で報告した。
ほかに7人に甲状腺がんの疑いがあるとして、福島医大は検査を続けている。10人の内訳は男性3人、女性7人。平均年齢15歳で、しこりの大きさは平均で15ミリ。福島医大の鈴木真一教授は「甲状腺がんは最短で4〜5年で増加したというのがチェルノブイリの知見。(事故後1年半から2年の)今の調査では、もともとあったがんを発見している」とし、福島第一原発事故による影響を否定した。ただ、「断定はできない。きっちり見ていく」とも述べた。
検討委の山下俊一座長は「人数だけ見ると心配するかもしれない。しかし、20〜30代でいずれ見つかる可能性があった人が、前倒しで見つかった」との見方を示した。
がんは平成23年度実施分の2次検査で見つかった。2次検査対象186人のうち、詳細な細胞検査の結果、10人にがんの疑いがあるとされた。3人が手術で摘出した組織から、がんと確定した。3人の術後経過は良好という。
23年度は双葉郡と伊達市、南相馬市、田村市、川俣町、飯舘村の13市町村の約3万8000人を対象に1次検査を実施した。
福島医大は全対象者について外部被ばく線量、住所、年齢などを非公表としている。
( 2013/02/14 11:20カテゴリー:主要 )
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<1340>>TC:38478, BC:19683
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