http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/243.html
Tweet |
http://digital.asahi.com/articles/TKY201302090575.html
うそ、社長はどう説明 東電「真っ暗」報告で参考人招致
朝日新聞 2013年2月10日
東京電力の広瀬直己社長が、国会事故調の福島第一原発への現地調査を妨げた問題で国会の場で説明を求められることになった。東電社長は現地調査断念をねらってうその説明をしたと認めるのか。国会の調査権をないがしろにした責任をどう取るのか。12日にも開かれる衆院予算委員会での参考人招致のポイントを整理した。
東電の玉井俊光企画部部長(当時)が、いかなる理由で国会事故調を訪ね、なぜ虚偽の説明をしたのか。ここが最大のポイントだ。
●準備したはずが
東電は自社ホームページなどで、玉井氏が説明に使ったビデオ映像について、「建屋カバー設置後の映像」を「建屋カバー設置前の映像」と誤認して説明したことは事実で、大変申し訳ないと釈明した。
玉井氏が勘違いしたとの見解だ。だが、玉井氏は国会事故調の委員らへの説明にあたり、「(建屋に)当時入った人間と、福島第一のほうから、今日、説明できるだけの話は聴いてうかがって参っている」と準備してきたと語っている。
●上層部の関与は
広瀬社長は、玉井氏に東電トップとして、どのような指示を出し、国会事故調に何を説明させるつもりだったのか。
虚偽説明によって国会事故調の現地調査を断念に追い込んだことについて、東電は、国会の調査権を侵害したと認識しているのかどうかにも関心が集まる。
●再稼働にも影響
非常用復水器は福島第一原発1号機冷却の切り札だった。東京電力は、1号機の非常用復水器について「損傷は認められない」と主張。この点で、地震の揺れで壊れた可能性があるとにらんでいる国会事故調と真っ向から対立している。
虚偽説明で異なる主張をする者の現地調査を阻んだいきさつからも、広瀬社長はなぜ地震で壊れなかったと言い切れるのか、改めて合理的な説明をする必要がある。
もし非常用復水器のような重要機器が地震の揺れで壊れていたとなれば耐震基準を強化する必要が出て、再稼働問題にも影響を及ぼす。(木村英昭)
◆「勘違い」の部長、原発畑の人
玉井俊光企画部部長(当時)は社内で原発畑を歩んできた。業界紙「電気新聞」などによると、柏崎刈羽原発の技術総括部長や、福島第一原発第一保全部計測制御1・2号グループマネージャーを務めた。
東電は、玉井氏が映像を誤認し誤った説明をしたと主張する。原発畑で対事故調窓口役の玉井氏が、1号機の建屋カバーが光を通すことも、照明があることも知らずに説明にやって来たことになる。
野党は玉井氏の国会での証人喚問を要求したが、参考人招致も見送られている。
■東電の広瀬社長参考人招致の注目点
・現地調査断念をねらって虚偽説明したと認めるか?
・東電上層部の指示や関与の内容は?
・国会の調査権を侵害したとの認識はあるか?
・現地調査の実施を積極的に受け入れるつもりはあるか?
・1号機4階の現場保全処置を受け入れるか?
・東電が非常用復水器は地震で壊れていないとする根拠は何か?
・虚偽説明をした東電の玉井企画部部長(当時)の招致、証人喚問に発展するか?
(写真)原子炉建屋にカバーがかけられた福島第一原発1号機
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素30掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。