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2013/2/10 晴耕雨読
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バンゎ(^O^)今日は地震があってちょっとビックリしたけど大丈夫でし。
3号機オペフロの鉄骨撤去作業がまた中断してしまったでし。
大丈夫と思ってたけど、燃料交換機の伸縮管がプールに落ちてしまいプール内使用済み燃料への影響、健全性を確認しなきゃ次のステップには進めないみたい。
以前にもつぶやいたけど3号機オペフロ瓦礫撤去作業はとても難しいんだ。
3号機オペフロは高線量のため4号機みたいに作業員が上がって撤去するわけにはいかない状況。
撤去作業は被曝しない離れたある場所で遠隔操作でやってるけどカメラアングルだけじゃまかないきれない部分がある。
それを補うため、どうしても目視確認が必要なんだ。
だから重いタングステンベストを着た作業員が交代で構台に上がり遠隔操作のオペレーターと連絡を取り合いながら作業する。
構台に上がった作業員は相当な被曝するんだ。
ちょっとあの日の事をオイラなりに振り返ってみたいと思う。
あの日は雪もあり、作業としては非常にやりにくくて困難だったはずなんだ。
現にオイラ達はあの日の作業はほとんど中止だった。
あの状況だとカメラ映像も曇ったり、構台に上がった作業員のマスクや望遠鏡も曇ったり水滴ついたりして、見えづらかったんじゃないのかなぁ…?
そこで疑問に浮かんだのは、なぜあの悪天候で作業したんだろ?って事なんだ。
この前の鉄骨落下して以来、3号機オペフロ作業はこれでもかってくらい慎重に作業してたのに…。
オイラの勝手な憶測だけど色々考えてみた。
あの日、他の建築グループもクレーン作業は確かにやってた。
オイラあの日、現場に着いた時「えっ!?作業やってるよ!」ってちょっとビックリしたのを覚えてる。
でもあとでゆっくり考えたら、あの悪状況の中でやってた作業は全て工程の遅れてる作業や急いでる作業ばかりだった。
アルプスのカバー取付作業しかり、正門前のJV機能移転施設工事しかり、そして3号機オペフロ作業。
全て急いでる作業。
それをちょっと考えると技術以外の別な問題点が少し見えてくる。
大きく問題点は二つ挙げられる。
一つは作業員雇用期間や被曝の問題。
こちらは別の機会につぶやくとして…もう一つはなんとしてでも工程の遅れを取り戻そうという体質。
やって見なきゃわからない事ばかりの作業なのに、工程遵守させようとする点。
オイラはよく急がば回れコツコツと確実に安全に!って言うけど、作業者側がいくら思っても、東電や元請け企業が実践しなければ出来ないんだ。
東電は国に工程を提出してる手前がある、企業側も東電に対し工程を出してる。
それが遅れるとマスコミや国民に叩かれるというプレッシャーがかかる。
そのプレッシャーが直接作業員や少々の危険ポテンシャルがあっても1日のノルマ達成しなきゃならないという状況になって跳ね返ってくるんだ。
オイラは今回のプール内落下は単に技術だけの問題じゃないと思ってる。
作業が安全確実に出来るかどうかの天候を含め、状況判断を誤った結果かもしれない。
オイラ状況判断するのは作業員ではなく、東電や元請けがあらゆる状況を想定し責任を持ってするべきだと思ってる。
作業員が「この状況じゃ難しいよ、出来ないよ」と感じたり心に思っても上の人や企業や東電担当者に対し、なかなか言葉に出す事は出来ないんだ。
そういう時の作業員は不安だし、いつもの技量を発揮出来ないし、トラブルも多い。
オイラも昔は、よくそんなトラブルあって後悔が沢山ある。
作業は一か八かじゃなく作業員が安全確実にフルパフォーマンスを発揮できる状況を東電や元請け企業には判断して欲しい。
東電は元請け企業に、元請け企業は下請け企業に、下請け企業は作業員に責任を転換しちゃいけないと思うんだ。
確かに工程遵守、コスト削減、品質管理、安全管理どれも大切。
でも、これから何十年も続く作業で、やって見なきゃわからない特殊作業ばかりなのに一般的な普通の管理システムを1Fに当てはめちゃダメなんだ。
目先の工程なんか、小さなトラブルでも吹っ飛んでしまうんだから。
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