http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/218.html
Tweet |
件名:「東京電力の虚偽説明による事故調査妨害」に関する記者会見
日時:2013/02/07
出典:http://www.youtube.com/watch?v=s-s53b2J59U
---------------------------------------------------------------------------------------------
東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)の元委員の田中三彦さんが、事故調査当時に東京電力が行った調査妨害行為に関して行った記者会見映像
---------------------------------------------------------------------------------------------
1)1号機原子炉建屋4階の事故調査
国会事故調は3月5日または6日に1号機原子炉建屋4階の事故調査を行いたい旨を東京電力に伝えた。これに対して東京電力は、2012年2月18日に東京電力自身が2011年10月18日に行った先の現場調査の動画を示しながら、約一時間にわたり次のように説明し、調査を実行するかどうかをその日のうちに判断するように迫った。
2)虚偽の部分
▼このとき(東京電力自身の現場調査)は原子炉建屋の天井にカバーがかかっていなかったから明るかったが、いまは建屋にカバーがかかっているので真っ暗
→現場調査(東京電力自身の現場調査)の4日前にカバー設置完
▼照明はない
→約59000ルーメンの照明が10基使用可能
▼カバーは光りを通さない
→透過率16パーセント
3)
▼東京電力は、現場調査に当たった作業者の話を聴いた上での説明であると述べていることから、虚偽説明にはそれなりの意図があったと思われる。
▼何か都合の悪いものを見いだされるのを恐れての、事故調査妨害であった可能性もある。
4)1号機原子炉建屋4階の事故調査の必要性
▼地震発生直後に、4階で突然の出水があったことが目撃されているが、東京電力は出水元の特定に積極的でない。
▼出水があった4階には非常用復水器(IC)が設置されている。出水がICと関係しているかいないかの現場調査が必要である。
▼東京電力が行ったICの諸設備に対する「目視確認」は粗雑であり、検査技術的にはほとんど意味がない。
▼調査が実現するまで現場保存が必要である。
5)東京電力の「目視確認」の録音記録
0258 これ以上、行けないすね。
0300 行けない。
0301 じゃ、この辺で、もう行けません。
0305 配管はもうだいじょうぶそうだね。
0307 配管はだいじょうぶそうですね。
0400 ここに貯まっている水はなんだろう…
0417 目で、わかんないですね
0419 うん、わかんないですね。
0523 この辺の配管大丈夫ですかね
0621 保温材が剥がれ落ちてますけど、配管はそんなでもなさそうです。
0723 配管だいじょうぶそうだね
0726 配管はなんか、向こう側はだいじょうぶですね
6)今後について
▼国会による東京電力の虚偽説明に関する事実確認
▼国会の主導による、一号機原子炉建屋4階の早期の現場調査
7)最後に
東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)の元委員の田中三彦さんたちは、1号機原子炉建屋4階調査の重要性を推測し、現場調査による被曝をあるていど覚悟していた、しかしそれよりも問題は現場が暗いことであって、暗いがために人が高いところから落ちたり、パニックになったり、中で迷子になったりして高線量域に紛れ込んだりする。だから調査を断念した。ところが、現場は暗くなかった。照明までついていた。悔しい思いをした。今後、国会主導による再調査をするべきである。「すべて津波です」で片付けられてはならない。地震による損害があったのかどうかしっかり調査する。これは全国の原発の耐震安全基準にも影響する。
//Memo
*田中 三彦(たなか みつひこ、1943年 - )は、翻訳家、科学評論家。元原子炉製造技術者
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E4%B8%89%E5%BD%A6
//Hitokoto
現場は真っ暗ではない。調査もできる。
東京電力よ、もうこれ以上国会を愚弄するな。国民を愚弄するな。
田中三彦さんたちの邪魔をするな。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素30掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。