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転写開始
http://einstein2011.blog.fc2.com/blog-entry-736.html
nuclear allergy 〜福島の悲劇を二度と繰り返さないために〜
最近、首都圏に住む母親や友達から「福岡大丈夫?」と心配の声が届く。
中国から飛来してくる微小粒子状物質「PM2.5」の事だ。
PM2.5は都市の大気汚染により生成される粒子で、過去に日本でも工業地帯などは高い数値で検出されていた。
「何故、今になって心配して連絡をくれるのか」その理由を連絡をもらう前から、「メディアの流布がある」と私は予想していた。
去年の年末から福岡で50マイクログラム若干超える日が数日あり妻は子供の外出に気を配っていた。
確かに日本の安全基準では35マイクログラムであり、50は安全基準を超えている。
35を超え数値が上がれば、喘息や気管支炎のリスクが高まるのは当然であるが、具体的にどう健康被害が出るかは日本ではあまり知られていなかった。
以下は石原環境相兼原発担当相の会見だが、彼も何も知らないようだ。
石原伸光 PM2 5についての会見
http://www.youtube.com/watch?v=hDuCFASUCUE
よく判らないが「健康被害が出る前にしっかりとした対策を打っていかなければならない」と言っている。
以前「放射線を国民に測らせるな」と言った男が、相反して「よく判らない」PM2.5に関しては頼もしい発言をしているのが不思議だ。
まぁ最初からこんな男に何も期待はしていないが・・・。
会見の中で聞こえる影声は、おそらく環境省の役人だろうが、何故35マイクログラムが基準値なのか根拠を全く説明できていない。
米国ではPM2.5についてのリスクモデルがある。
(50単位で示されているこのモデルも、ある意味「どんぶり勘定」だが)
http://blog-imgs-44-origin.fc2.com/e/i/n/einstein2011/CD_BeijingAir_FINAL_FOR_SOMMERs.jpg
◆米国規制 Air Quality Index (AQI) - A Guide to Air Quality and Your Health
0〜50 Good 綺麗で健康的な空気
51〜100 Moderate 許容範囲であるが注意も必要な空気
101〜150 Unhealthy for Sensitive Groups 一部で呼吸器症状が発生する空気
151〜200 Unhealthy 人体に害悪 高齢者や子供に肺疾患が起きる空気
201〜300 Very Unhealthy 誰もが人体上の悪影響を経験することになる空気
301〜500 Hazardous 緊急事態 人口減少が起きる空気
(米国政府 airnow.govより)
北京の米大使館では750を記録、中国の一部では1000マイクログラムを超えている所もある。8000人近くが亡くなっているというのは、この桁違いの数値からだろう。
http://blog-imgs-44-origin.fc2.com/e/i/n/einstein2011/2013020802553973e.jpg
米国のリスクモデルによると100マイクログラムまでは許容範囲内だそうだが、黄砂が飛んでくる春先からは今より数値が上がるので、日本もある程度は注意が必要かもしれない。
もう一つ注意が必要なのは、マスコミのPM2.5報道である。
実は、PM2.5は何年も前から中国で大量に検出され、当然日本にも来ていた。
中国政府は都市部のもやを「霧だ」と言ってその存在を隠してきた。
北京オリンピックの時には、対外的な問題があるので、工場の一時停止やディーゼル車の規制などの措置をとり、企業に保証金も出し一時的に空気を綺麗にしただけだった。
その後、米国の北京大使館がにPM2.5の計測をはじめ、2年前に中国もやっとPM2.5の存在を認めた。
ちなみにPM2.5は北九州や広島、大阪や東京、仙台や東海の工業地帯でも35マイクログラムを超えている地域がある。
今に始まった事でもなく、西日本だけが危険という訳でもないのに何故、今になって大騒ぎするのでしょうか。
私は福島第一による国内の放射能汚染から目を背けさせる為に利用されはしないかと予想していたが、予想通りだった。
マスコミは「西日本が危ない」と「西」を限定した論調で報道している。
私の母親も言っていたが「日本中何処にいても危険」という意識を植え付け、PM2.5を悪玉にする事で自国の汚染意識を薄らいで行かせるのが目的だろう。
ネットでは「中国に賠償させろ」等と過激な言葉も舞っているが、日本はアラスカ、ロシア、カナダや米国の西海岸を膨大に汚染させている。
世界から叩かれるべきは日本なのだ。
http://blog-imgs-44-origin.fc2.com/e/i/n/einstein2011/20130208030256532.jpg
更にこう考えてみる。
中国の一部では1000マイクログラムを超えているが、通常の都市が10マイクログラムだとするならば現在の中国の汚染は約100倍。
東京は2010年の月間セシウム降下量測は約0.05ベクレル/uだったが、2012年の12月でセシウム降下量は約5ベクレル/u。福島は13000ベクレル/u。(環境放射線データベースより)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/7000/6673/24/194_0130.pdf
東京でも通常時の100倍の放射能汚染が日々継続して降下していて、福島は通常時の26万倍と桁違い。
PM2.5に関しては法規制はあまり無いが、放射線に関しては厳格な法規制が日本にはある。それでも日本のマスコミは自国汚染は全く報道せずに、中国の汚染に関しては神経質に報道にしている。
私は今日、久しぶりに昼のワイドショーを見た。
PM2.5をテレビはどう報道しているか確認するために。
コメンテーターや芸能人はこう言っていた。
コメンテーター「中国はPM2.5に関して実質的な規制が出来ないのは、工場の閉鎖などによる失業の問題が起こるので国民も我慢しているんでしょう」
芸能人1「それって酷いじゃないですか!」
芸能人2「健康を害してまでの経済なんて、経済って言えるんですか?」
芸能人3「食べ物だって汚染されるんでしょ!」
芸能人4「責任の無い子供達が可愛そうですよね」
それは日本にそのまま向けられるべき言葉。
私は、お粗末なテレビ番組を直ぐに切った。
無駄な電気を使って、テレビは一体何を報道しているのだろうか。
転写終了
原発・フッ素30 阿修羅
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