http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/188.html
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みんなで語らない甲状腺関係の話Dの補足です。
(ヨウ素剤投与なしでヨウ素131被曝後の、甲状腺癌リスクを3分の1にするantistrumin? http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/896.html)
上の投稿で紹介した、「国際癌研究機関」がプレスリリースした論文の中に次の文言があります。
原発推進派も反核・脱原発派も表立っては語りませんでした。ごく少数の医師と個人がネットで触れていましたが、定説にかき消されました。
論文の妥当性には直接関係ない余談ですが、初めて聞く方も多いと思いますので、その部分を直訳して投稿します。
私はコメントもレスもしませんので、論議は皆さんでどうぞ。
出所
Risk of Thyroid Cancer After Exposure to 131I in Childhood.
http://jnci.oxfordjournals.org/content/97/10/724.long
その部分の直訳
『ポーランドとは異なり、(ポーランドでは、ヨウ素同位体から甲状腺への被曝量を減少させるために、迅速で全国的なヨウ化カリウムの配布が組織されたのだが)、ベラルーシとロシア連邦の最も汚染された地域では、事故後広範で組織的な予防的措置は起きなかった。
しかしながら、チェルノブイリ事故から数ヶ月から数年してから、被曝地域の子どもたちに安定ヨウ素剤を配布するために、いくつかの異なる対策が実行された。それはアンチストゥルミンとしてヨウ化カリウム、ヨウ素を含んだマルチビタミン剤、ヨウ素を添加した食塩を含んでいた。
これらの対策の効果についてのより詳細な分析、特にヨウ素を含んだサプリメントを投与するタイミング、処方量と期間が、ヨウ素131が関係した甲状腺癌を引き起こすリスクにどう影響するかの分析は、いまだ途上である。
ヨウ化カリウムは、(これは事故後の日々に退避してきた子どもたちに投与され、そして、引き続き毎年ある学校の児童に与えられ続けたが、)それだけで、しかしながら、ヨウ素131関連甲状腺癌のリスクを、約3分の1に減らすように思われる。』
これだけの話です。
感想は人それぞれだと思います。
私はこのフレーズを読んだとき、ネットや講演会で良く聞いた話とはずれていたので、複雑な心境でした。
論文の著者には山下俊一氏も名を連ねています。
プロフィラクシス(予防的介入処置)を何もせず、逃げて食って戦うのが正義の東洋の瑞穂の国。
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