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【ビデオレポート】福島第一原発出入り業者・直撃インタビュウPartII (西里 扶甬子):福島第一原発戦慄の惨状映像を解説
2013年1月31日 西里 扶甬子
福島第一原発1号炉から3号炉のメルトダウンした炉心の状況、特に懸念される4号炉の使用済み燃料プールの実状は未だに正確にはわかっていない。あまり公に言及されないが、1号炉、2号炉、3号炉にも人体にとって猛毒である、使用済み燃料プールがあることを忘れてはならない。5-6度映像取材も許されており、潜入取材映像も世に出ている。しかし、原発出入り業者の運転手である彼は、これまでのどの映像ともちがった映像を提供してくれた。少し時間が経っているので、現在、現場の状況は変わっているかもしれない。しかし、収束作業員として内部に入ることが許されている人間しか目にすることができない貴重な映像であることは確かであり、多くの事実を私たちに伝えてくれる。
「わんた」と名乗る彼は、実は顔を曝してインタビュウに応じる意向だったが、私の判断でPartIは網掛け映像とした。提供映像を自ら解説するのを撮影したのは、私自身が記事を書くためのメモのつもりだったが、編集担当者のアイデアで、そのまま使用することとなった。本編に使用するという意識がなかったので、相手をリラックスするためとはいえカジュアルな口調をお許し願いたい。そして、日本の未来へ暗雲のように広がる不安を振り払うように淡々と仕事に励む彼のような存在を犠牲にすることなく、東京電力・日本政府はこの取り返しのつかない大事故の収束作業に謙虚に誠実に取り組んで欲しい。終息宣言なるものが発表されてから久しいが、事態はそのような宣言には程遠いと言わざるをえない。今後40年かかるという廃炉作業をメディアはしっかりと注視し続けなければならない。
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