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原子力ムラ 復権へうごめく(東京新聞:特報)
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/127.html
投稿者 みょん 日時 2013 年 2 月 02 日 08:15:17: 7lOHRJeYvJalE
 

原子力ムラ 復権へうごめく
2013年2月2日 東京新聞[こちら特報部:ニュースの追跡]


来月で「3・11」から2年がたつが、ここにきて原子力規制委員会の人事以外にも、政府系機関などに原子力ムラの復活がうかがえる。文部科学省では、福島原発事故直後に中止された原子力研究支援の事業が復活。経済産業省のエネルギー基本計画を定める枠組みからは、脱原発派が排除されつつある。(中山洋子)


◆文科省 元の顔触れで研究事業

一度は消えて、2012年度に復活したのは文部科学省の「原子力システム研究開発事業」。

05年度に始まった原子力関連の研究に国が資金を出す事業で、主に核燃料サイクルを進める研究を対象にしていた。一つの研究は原則4年間で、10年度には継続分と合わせ、計44億円が費やされた。

ところが、11年度は福島原発事故が発生。安全神話が崩壊し、脱原発世論も盛り上がった。このため、同省原子力課は「状況が変化した」と新規採択を中止した。

しかし、本年度から再開され、11件を新規採択(継続分と合わせて、計23億円)。13年度も、21億円の予算案を出した。

同課の担当者は「原子力技術全体への信頼が揺らいでいることは承知している。そのため研究開発事業の対象を、これまでの次世代研究ではなく、既存の原発の廃炉や安全維持に関する内容に絞った」と説明する。

廃炉研究は進めていただきたい。だが、この言葉をうのみにはできない理由がある。予算配分などを検討する専門家たちの顔触れが、事故前と変わっていないからだ。

同事業では、支援研究の方向性を決めるプログラムオフィサー(PO)が選ばれる。本年度のメンバーには、事故前にも努めた東大大学院の大橋弘忠教授や、京大原子炉実験所の山名元教授らが名を連ねている。

大橋教授は元東京電力社員で05年、「プルトニウムを飲んでもすぐに排出される」と発言したことで有名。原子力委員会の新大綱策定会議メンバーだった山名教授は、原子力関連企業などから多額の寄付を受けていたことで問題視された。

人選について、同事業の委託を受ける独立行政法人・科学技術振興機構(JST)に妥当性を尋ねたが、広報課は「(POの)基本的役割を十全に担えるかとの観点を判断材料として選任している」と文書で回答した。

◆経産省 脱原発論客排除の動き

脱原発派の排除も始まりつつある。エネルギー基本計画策定に携わる経産省総合資源エネルギー調査会の基本問題委員会(25人)では、「環境エネルギー政策研究所」の飯田哲也氏ら脱原発派委員が、全体の約3分の1を占めてきた。

ところが、茂木敏充経産相は先月15日、「組織については、これまでと別な形を考えている」と、基本問題委を外した計画策定を示唆した。

このほか、「新安全基準」策定中の原子力規制委員会では、6人の外部専門家のうち、4人が電力会社などから計4,500万円を受け取っていたことが分かっている。いずれもムラの面々だ。

◆批判が弱いと一層揺り戻し

富士通総研の梶山恵司上席主任研究員は「官僚組織は、常に自省や運命共同体である原子力ムラの利益を優先する。文科省の事業復活などは典型的な官僚の行動パターンだ」と説明する。「彼らは世論を気にする。政権再交代を好機とし、世論の反応をみながらじわじわと揺り戻そうとする。批判が弱ければ、揺り戻しはどこまでも進む」
 

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コメント
 
01. 2013年2月02日 17:34:41 : GIUfyVbbJE
みょんさん、無断転載は著作権違反です。

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02. 2013年2月02日 20:15:08 : F4wswTerVI
01さんは、どうやら初コメントですね
工作員なのか???

03. 香取線香 2013年2月03日 09:26:10 : del79/XcztvvY : QjsBit7Gek
いよいよ復活原子力村か。まさに日本の政官財癒着の代表。まったく懲りないというか、この村の人々には恥とか世間体という概念がないのか?すべては村の住人の利益のために村民お互いだけが甘い汁を吸えるようになっている。大橋や山名が大手を振って推進委員として表に出てくる。原発事故は人災と国会事故調が判断したのに審判を受けない。それなのにこの村はガサ入れも無くノウノウと世間を闊歩してやがる。犯罪者の集団とおんなじだ。「犯罪者、大手振って村を行く。審判受けずを良しとして」

04. 2013年2月03日 09:55:10 : FveNgEuvUY
参議院選まではいくらか静かにしているでしょうが、終えればより本性をだしてくる
でしょう。自民党と官僚は。

いずれまた大事故がおこり、こんどは本当の即時の日本終了となるにちがいない。
馬鹿は死ななきゃ直らない。てか、こちらが先に殺される。政治家と役人は最後まで
生き残るだろう。不愉快なことだが。


05. 2013年2月03日 20:52:14 : LZQqGUA606
>>04
新たな大事故どころか、福島自体が全然収束していないし…
福島の実情を隠ぺいし、原発再開に世論誘導して、自民党とも
セリフ合わせしなきゃいけないし、ムラの面々は大忙しですな

06. 2013年2月04日 08:43:21 : W8MXCJZ2NU

>福島自体が全然収束していないし…

そうだった。


07. Panbet 2013年2月04日 14:49:41 : 4eawpyhzNkpGg : kaMUB605gE

原発再稼動、推進の自公政権が一日生き延びていくごとに、日本も国民生活もそれだけ壊れ続けていく。脱原発政策の実行、エネルギー政策の大転換を急がないと、日本は手遅れになるよ。そのためにも、きたる参議院選挙で自公勢力を叩き潰すことが喫緊の課題だ。


08. 2014年12月03日 01:10:27 : FxbIbZQsBM


ウランの里「人形峠」で行われた戦慄の住民思想調査 ※1回目の紹介

2014-12-02 22:00:00 | 【原子力ムラの陰謀】
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/m/201412


*『原子力ムラの陰謀』著者:今西憲之

「第1章 ウランの里「人形峠」で行われた戦慄の住民思想調査」を複数回に分け紹介します。1回目の紹介


原子力ムラの暗部を刻銘に記録に遺し、その男は逝った−

1995年12月8日、「夢の原子炉」と言われた

高速増殖炉「もんじゅ」でナトリウム漏れ事故が発生。

事故をめぐる”隠蔽”が次々と発覚する中、

一人の「国策会社」幹部が突如、命を落とした。

死の謎を解く鍵は、遺された膨大な資料のみ。

そこには原子力ムラが行ってきた”裏工作”の歴史が、

あまりにも生々しく記録されていた。

(P3「まえがき」から)

「『もんじゅ事故』で謎の死を遂げた西村成生さんが残した内部資料があるらしい」

 2012年冬、はじめにその話を聞いた時は、ここまで深くその資料と付き合うことになるとは想像もしていなかった。

  「西村ファイル」と名づけた資料の山を読み進めるうち、取材班は何度も我が目を疑った。国の特殊法人であるはずの動力炉・核燃料開発事業団(動燃=当時) が地域住民や職員の思想・行動を徹底的に調べ上げ、「洗脳」「工作」といった言葉が頻繁に飛び交う。そして、あまりに不自然な西村氏の死−。「原子力ム ラ」の異常な体質が、次々と浮かび上がってきたのである。

----------------

**『原子力ムラの陰謀』著書 「第1章 ウランの里「人形峠」で行われた戦慄の住民思想調査」の紹介

◎「まずい、まずい」と動燃OBを狼狽させた極秘資料

 資料を見た瞬間、落ち着いた物腰だった動燃OBの顔がみるみる紅潮し、狼狽の色に染まった。

「あれれぇ!この資料、どっから? いや、まいったな。たしかに私が作成したものだが、ヤバいよ、これは。わかるでしょう!」

 動燃OBは完全に動揺していた。頭に手を当てて何度も天井を仰ぎ、しきりに「まずい、まずい」「あちゃ〜」と繰り返したー。

 動燃OBがこれほど慌てふためいたのは、「西村ファイル」の中でもひときわ目を引く「方面地区住民資料」と題された、A3用紙6枚分にわたる手書きの極秘資料だ。

 そこには、動燃が地元住民に対して、詳細な素行調査や思想チェックを行った驚くべき「工作」の記録の数々が残されていた。

 作成者は、岡山県の動燃・人形峠事業所(現・JAEA人形峠環境技術センター)の総務課長などを歴任したX氏(73)。作成日は「1989年5月22日」だが、ファクス送信時の送り状は「1991年12月25日」となっている。当時、動燃本社で総務部文書課長として問題を担当した西村氏に送られたものだ。

 そこには、こんな但し書きが添えられていた。

<目的は「住民工作」「健康相談」に資するため>

<外部へ出すのは今回が初めてなので西村課長扱いとして下さい>

「工作」というキナ臭い言葉からもわかるとおり、これは動燃が絶対に公表できない、門外不出の極秘文書だ。その詳細に入る前に、簡単に当時の状況を振り返っておこう。

※続き「第1章 ウランの里「人形峠」で行われた戦慄の住民思想調査 」は、12/3(水)22:00に投稿予定です。

・・・舞台となったのは、山陰地方と山陽地方を隔てるように横断する中国山地の奥地、岡山県と鳥取県の県境に位置する人形峠だ。日本における原子力産業の黎明期である55年、国内で初めて原発の燃料となる天然ウランの鉱床が発見され、翌年から採掘がはじまった。

・・・動燃側の調査は、世帯主だけでなくその家族関係にまで及んでいた。多く世帯で、家族の勤務先や家庭事情まで徹底的に洗われ、その情報が ”共有”されていた。


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