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私がさまざまな思想を学んできたなかで、人類史に最悪の結果をもたらした思想体系は何かと考えると、それは「儒教」であると断定する。
儒教を簡単に言うと、私は「序列主義」だと思う。
どういうことかというと、孔子は「人には持って生まれた徳がある」として、そもそも生まれながらの序列があるから、それを大切にしていれば社会はうまく回ると教えた。
親は子よりも序列が高い。夫は妻より序列が高い。権力者(君主)は庶民より序列(徳)が高い。兄は弟より序列が高い。
この序列を守るために「仁・義・礼・智・信」という戒律を設け。五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持することが儒教の価値観の土台とした。
社会全体が、こうした権力者に都合のよい序列価値観を守ることを求めたのが儒教思想である。
孔子の基本理念は「仁」という観念だ。仁とは「人を愛すること、他者への思いやり」というキレイゴトを言うが、その本質は「序列を守れ」という観念的教育であり、序列によって社会秩序が保たれるという意味だ。
「序列を守る」手段を「礼」とした。礼とは序列の上位の者に無条件服従せよという意味だ。こんな儒教序列主義が、世界で一番、偏執狂的に伝えられているのが朝鮮半島である。
南北朝鮮では、今でも、弟は兄の前でタバコを吸うことさえ許されない。妻が夫の命令に従わないことは、道徳破壊であり、たちまち妻は追い出されることになる。
もちろん国民が権力者の言うことを批判するなんてもっての他で、権力者は「仁」という虚構を振りかざして、その独裁を謳歌できる仕組みになっている。
それが北朝鮮金王朝の姿だ。
朝鮮半島の価値観を理解するためには、儒教序列主義への理解が前提になることが分かるはずだ。
文化人類学や社会学を囓ったことのある人なら、これが「家父長制封建制度」の根幹と同じものであることが分かるはずだ。
人類が、原始共産制→母系氏族社会→男系氏族社会へと変遷してゆくパターンのなかで、必ず女性を見下す時代がやってきて、女性の地位の低下が起きる。
女性は、「子を産むための道具」として扱われ、ハーレムに押し込められる時代がやってくる。
この理由は、人口が増えて、食料の縄張り争いが拡大するとともに、部族抗争=戦争が勃発し、争い、戦いのなかで肉体的に有利な男性が、部族の権力を掌握するようになるからだ。
だから男性の役割は、やがて部族間戦闘に特化してゆくことになり、回教コルリアーンのような教典が登場してくる。
儒教の直接の影響を受けた地域は、中国・朝鮮半島であり、そして間接的にベトナム・日本(朱子学)も影響を受けている。これらの国にはびこる人間疎外の現状が、儒教の持つ意味を体現している。
だから、2500年前に儒教を創始した「孔子」こそ、人類史上最悪の知識人だと思っている。孔子のせいで、人類は封建的硬直の時代を長く過ごさねばならなくなった。
もうひとつ、儒教と並んで最悪の結果をもたした思想がある。
それは、ネブカドルネザル王によって「バビロン捕囚」にされたユダヤ人たちが、半世紀にわたってバビロニアに幽閉されたことで民族のアイデンティティを失わないために生み出された「バビロニア・タルムード」である。
タルムードといっても、ダビデ王によるパレスチナ・タルムードが、「生活の知恵」程度の教訓集だったのに対し、バビロニア・タルムードは「自分たちは神の選民であり、他の人類に優越する資格がある」という傲慢な優越主義、エリート意識が主題になっている。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-75.html
タルムードというのは、ユダヤ人(ユダヤ教徒)の思想的根幹であって、旧約聖書と同等の聖典である。ユダヤ人の思想と行動は、すべてタルムードに則って存在している。
だから、共産主義を作り出したユダヤ人たち=マルクス・エンゲルス・レーニン・トロツキーらも、徹底的に選民意識(優越意識)に貫かれていて、「優秀な人間が世界を支配することは正当だ」とのタルムード的自尊心の上に論理が組み立てられている。
現在、プーチン・ロシアが、自分たちの利権のためにウクライナという他国、他民族を軍事侵略しているが、その思想的根拠も、「自分たち優秀で正しいから何をやっても許される」という優越価値観である。
プーチンもユダヤ人である可能性が強い。
https://blog.goo.ne.jp/marugao/e/b773ceed3411ea65f7e12dd0a0a7bbd5
共産主義思想は、ユダヤ人らしく、「優秀な人物が、愚かな大衆を指導することが合理的である」と考えるもので、日本の共産党も、東大出の志位和夫という人物が20年にわたって独裁体制を築いている。これも、彼が「優秀だから」という根拠から来ている。
だから、日本共産党は、原水禁大衆運動が高揚したとき、「優秀な共産主義の核兵器は許される」と主張して原水協を分離させ、反核運動を破壊した。
プーチン・習近平・金王朝・志位和夫らに共通するのが、もの凄く長い間、権力を維持することであり、その根拠は、儒教であったり、タルムードであったりする。
儒教もタルムードも、もちろん共産主義も、独裁体制を作り出すのに、実に都合のよい思想であることが分かる。
もし、プーチン・ロシアや習近平・中国、金氏朝鮮が破滅したなら、その後には、きっと「優秀でないが、個人を尊重する民主主義を前提にした制度」が登場してくるだろう。
そこで、人類は封建家父長制度以来、初めて、独裁でない合理的な体制に巡り会うことができるにちがいない。
だが、儒教やタルムードとともに、個人独裁体制を生み出しやすい人間の特性がある。
それが「競争主義」である。
今の日本社会の思想的根幹は、中曽根康弘と竹中平蔵が日本に持ち込んで、自民党や維新党が信奉する「新自由主義」だが、それは簡単にいえば「弱肉強食制度」である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%87%AA%E7%94%B1%E4%B8%BB%E7%BE%A9#:~:text=%E3%80%8C%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%80%8D%EF%BC%88en,%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%82%92%E6%8F%90%E5%94%B1%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82
新自由主義の「自由」とは「金儲けの自由」だと、創始者のフリードマンも明言している。世界は、国家による思想的な統制を捨てて、ただ金儲けの自由だけを保証する「市場原理」に委ねれば、すべてうまくゆく秩序が成立する、というものだ。
人類は、「金儲け競争」をするために登場してきたのだと決めつけている。
それを政治に体現したのが、小泉純一郎、安倍晋三や菅義偉政権だった。
資本主義社会は、個人の金儲けを保証する社会であって、金儲け競争=市場原理を社会の根幹に置くというわけだが、そこには愛や利他主義はカケラも存在しない。あるのは「利己主義」だけだ。
なんで、こんな馬鹿げた冷酷な思想が登場してくるのか?
それは新自由主義の提唱者、創始者も、全員がタルムードを信奉するユダヤ人だったせいもあるが、自民党議員が新自由主義にはまる理由は、彼らが利己主義=競争主義に汚染されているせいだ。
自民党や維新の議員は、全員が競争が大好きで、とりわけ他人を蹴落として自分が一番になりたい人物ばかりで占められている。
だから、自民党も維新も、利己主義者だけしかいられない。その最後は、市場原理、すなわち弱肉強食原理ということになる。
なんで、こうなるかといえば、日本社会の教育体制が、徹底的に競争主義を奨励してきたからだ。
我々も、幼稚園の時代から、お絵かきやかけっこで順位をつけて上位を褒めて下位を蔑む思想に従って教育されてきた。
集団には必ず、評価と成績がついて回り、できない子供たちに劣等感のPTDSを刷り込むための教育だったのだ。
何よりも、その思想的根底には、儒教のもたらした「序列主義」があった。「上位の子供=優秀な子供」が勝者であり、それを目指さなければならないと教育、洗脳されてきた。
こんな子供たちに序列のPTDSを刷り込むような教育を施せば、その結末が弱肉強食=市場原理社会になることは当然であり必然なのだ。
そうし、日本社会は、人と人が顔を合わせれば「俺の方が上だ!」と競争しあう価値観の社会がやってくる。
そうして、みんながK1やリゼンや朝倉未来に夢中になる競争社会であり、みんなが他人を蹴落として、自分だけが金持ちになるための投資、FXや博打に夢中になる社会がやってきた。
これで日本が滅亡しないはずがない! 愛や利他主義は、どこにもないのだから。
だから、我々は、早ければ今月にもロシアの核ミサイルを享受することになるわけだ。
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