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(回答先: 家族なら金正男氏の異変に気づいているはず。生存していればマレーシアに出向く必要はない 投稿者 仁王像 日時 2017 年 2 月 22 日 20:00:50)
〔ジョンナム氏殺害の謎 浮上する3つの要素〕2月22日、Nクロ現
〔”暗殺”を警戒か〕
ジョンナム氏はなぜ今のタイミングで殺害されたのか?
暗殺におびえるかのような行動をとっていたことが新たに分かった。事件が起きたクアランプールで頻繁に訪れていたという韓国料理店がある。
オーナー「いつも人がいない午後2時半から3時ごろに来ていた。食事中はいつも店の外にボディガードが2人いた。一人は背が高く動きが機敏な女性だった」
なんども言葉を交わした店のオーナーは、身の安全を守る特別な対策を講じていたようだと明かした。
「防犯カメラの映像を確認すると、彼がいた時間だけ映っていなかった。妨害電波を出す機械を持ち歩いていたのかもしれない」
「以前は陽気だったのに、最後に来たときは表情がとても暗くなっていた」
今回、北朝鮮の情報を大量に収集している韓国の情報機関などの証言から、殺害の背景に三つの重要な要素があることが浮かび上がってきた。北朝鮮の権力の一族に関わる「権力の枝打ち」である。
元情報機関職員「ジョウウン氏が邪魔な勢力を取り除く”枝打ち”をした」
そして中国と北朝鮮の貿易に深く関わっていた男性の指摘する”闇の資金”をめぐる確執?
北に詳しい人物「今回は基本的に、”カネ”の問題だったのだ」
さらに事件の二日前に出た記事などからジョンナム氏の亡命を恐れていたという説も。
専門家「ジョンナム氏の”亡命”の可能性を排除する必要があった」
〔権力の枝打ち〕
北朝鮮の情報を収集し続けている韓国の国家情報院。私たちは、事件の直後から情報院から報告を受けた人物の証言を得ることができた。
キム・ジョンギ議員(情報院元職員)「これは北朝鮮で”枝打ち”と呼ばれるものです。ジョンウン氏が自らの権力の妨げになる勢力の排除を意図したものです」
北朝鮮では、最初の指導者であるキム・イルソン主席(金日成)との血のつながりを最重要視する。枝打ちとは権力の継承者が血縁のあつ人たちを不要な木の枝のように斬り落とすことを意味する。
キム・ジョンギ「ジョンナム氏暗殺の指示は1912年に出された。それはスタンディングオ−ダーと呼ばれる最高指導者の絶対的な命令だったのです」
枝打ちではないまでも、キム主席を血のつながりのない親族たちも粛清の対象になってきた歴史もある。引き金となるのは体制を揺るがしかねない言動である。
(中略)
キム・ジョンギ「ジョンウン氏は兄ジョンナム氏に対し敵意に近い”嫌悪感”を抱いていた。それが殺害の動機になったと国家情報院が分析している。北朝鮮で最高指導者が排除を決めた人が生き残るのは不可能なのです。殺害は時間の問題だったのです」
〔闇の資金をめぐる確執?〕
殺害の引き金を引いたもう一つの理由があると指摘する人物に話を聞いた。中国ー北朝鮮の貿易にも関わり北朝鮮の違法なビジネスにも詳しい男性は、両氏の間にある確執があったのではないかと言う。
男「基本的にはカネの問題だ。”カネ”の問題だったのだ」
マカオを拠点に貿易関係の仕事に携わっていたとされるジョンナム氏が、現地のカジノに通う姿がたびたび目撃されていた。当時、周囲に強い印象を与えていたのは、その派手な暮らしぶりだった。カジノで高額なギャンブルに投じ、ヨットや馬に大金をつぎ込む贅沢な暮らし。
この男性はジョンナム氏が違法なビジネスに手を染めていた可能性があると話した。
北朝鮮事情に詳しい人物「武器密売、麻薬などの闇商売をしていたと聞いた。利益が大きいのは武器の密売なので、ジョンナム氏はマフィアを通じて密売を主導したそうだ」
この問題では3年前のある事件とのつながりを指摘する専門家もいる。
コウ・ヨンチョル(韓国国防省・元北朝鮮情勢分析担当)「チャン・ソンテク氏処刑の延長線で考えるべきだと思う」
ジョンナム氏はソンテク氏が粛清される頃まで、北京に拠点を置いていたと言われる。その暮らしていたという地区に向かうと現れたのは高い壁と警察の厳重な警備だった。ジョンナム氏は中国当局の保護を受けていた。
その頃、ジョンナム氏はソンテク氏から資金の管理を任されていたのではないかこの男性は指摘する。
北朝鮮事情に詳しい人物「ソンテク氏が当時の権力の中枢だった行政部を通じて外貨資金を掌握していた。その資金をジョンウン氏に隠してジョンナム氏が管理していたのだろう」
コウ・ヨンチョル「豊かな国になるべきだという解放改革路線を二人は一緒にしてきたのだが、権力闘争の結果、結局ソンテク氏が最初に処刑されて、次の順番としてジョンナム氏が狙われ殺されたとみるのが正しい解釈だと思う」
〔”亡命政府”で擁立?〕
ジョンナム氏殺害の二日前、韓国で購買された週刊誌がある。「キム・ジョンナム亡命工作」。ジョンナム氏を亡命させ政治利用しようという動きが5年前にあったとする記事である。
去年4月にはジョンナム氏の亡命をめぐる別の動きがあった。世界脱北者会議、世界各地の脱北者に結束を呼びかけた初めての集まりであった。
会議ではキム・ジョンウン体制に対する亡命政府樹立訴えた。主催したアン・チャニル氏は、亡命政府のリーダーにジョンナム氏に期待する声が参加者から上がったとする。
アン・チャニル「ジョンナム氏を擁立すれば北朝鮮に合った市場経済を導入できるという期待からリーダーになってほしいと考えたのです。ジョンナム氏は亡命政府のトップに就くべき人でした。欧米などにいる脱北者たちも亡命政府を計画していたが、そこでもジョンナム氏を擁立したいと考えていました」
北朝鮮はインターネットを通じて脱北者会議を痛烈に批判した。(北朝鮮国営ウェブサイトに、亡命工作「ゴミの謀略」の文字の映像))
ジョンナム氏を擁立する動きに北朝鮮が過剰に反応し今回の事件に発展した可能性があると専門家は指摘する。
チョン・ソンジャン(セジョン研究所)「北朝鮮としてはジョンナム氏が亡命し政府のリーダーになるとすれば、とても不愉快なことでしょう。
北朝鮮の体制が揺らいだ場合、キム総書記の息子であるジョンナム氏が大きな意味を持つとみられます。ジョンウン氏としては兄の排除を急ぐ必要があったのだと考えられる」
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