http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/441.html
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昨8月末の報ステ報道↓から今日でもクルド勢力の占有エリアはほとんど変わっていないと見られるから、これ以上膨張意欲も湧かないほど広大なエリアを確保していると見られる。国家宣言はしていないが、まわりからはクルド自治政府などと呼ばれているようだ。
昨8月以降の大きな変化は、シリアではアレッポがアサド政権の手に落ち、イラクではモスル東部がイラク政府(シーア派)の手に落ちた。それぞれの国の第二の首都とも目されるところが陥落したわけだから、その持つ意味は極めて大きいはずだが、この結果がもたらすシリア、イラクあるいはその周辺にどんな地政学上の変化をもたらすのかは判然としない。
川上泰徳は、2017年は「踊り場」だと言い、佐藤優はシリアもイラクもいくつかの小国に分裂して戦い続けるという。(筆者もシリア、イラクが一つの国に再統一されるのはもはや不可能とは思う)
こうした中、確実に力をつけてきているのがクルド人勢力であることに注力したい。
クルド人は、サイクス・ピコ国境線の埒外に置けれてきたが、21世紀初頭、この地に新しい国家が誕生する最有力候補ではないかと思われるのである。
クルド武装勢力もまた、中東不安定要因の一因でもあったと見てよいと思うが、国家として認められれば逆に中東安定に資する勢力に変じていく可能性に期待したい。
(クルド人勢力の著しい進展)
・http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/540.html#c1
1.仁王像[1284] kG2JpJGc 2017年1月19日 21:48:09 : RrQctTjRW2 : 2PeOHruyypE[1]
(ISが)失った地域のほとんどはクルド勢力に食われその占有領域に組み込まれたと見られる。
シリア、イラクの内戦の結果生まれた中東での大きな変化は、クルド人勢力の著しい進展である。
トルコの南側の国境沿いに、シリア、イラクにまたがる大きなエリアを確保した。国家を宣言しないだけで自治を敷いている。民族の存亡を賭け近未来の国家を夢見ているので兵士も強い。ISの戦闘員を上回るところも大きいのではないか。
(ISの支配地域の変遷、2014年9月ー2016年7月))
・http://www.asyura2.com/16/warb18/msg/568.html#c2
2.仁王像[1058] kG2JpJGc 2016年9月04日 16:36:47 : GcnWOB09t7 : X@KfpYL0oH4[2]
8月29日報ステ〔トルコ軍シリア侵攻で泥沼化 拡大する民間人被害〕では、「イスラム国」が宣言された2014年9月から2016年7月までのアサド政権、反政府勢力、イスラム国、クルド勢力のエリア図の変遷が示されていた。
アサド政権と反政府勢力のエリアはほとんど変化なし。だが、イスラム国のトルコ国境付近のエリアが時間とともにクルド勢力に大きく食われている。クルド勢力は、当初国境沿いに西、中央、東の三カ所に分散していたが、2016年7月には中央と東がくっつきイスラム国よりはるかに大きなエリアを占めている。
トルコにとっては大きな脅威だろう(別にトルコの肩を持っているわけではない)。
報ステでは「トルコ ”シリア北部でのクルド人勢力拡大を避けたい”」との字幕が出ていた。
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